若女将コラム

日々西屋と山を駆け巡る湯守兼女将による、自由奔放すぎるコラム改めエッセーコーナーです。
人生は奇想天外に生き抜こう。趣味のことや日々思う事etc...ほぼ100%西屋に関係ない話題を思いつくまま載せています。

若女将コラム

閑話休題

2021.10.15

閑話休題 ~カルシウムはストレスの薬じゃない!~




おんでん「・・・・」



おんでん「・・・えっ、オイラ?!!」



おんでん「オイラ違う!"クロ"じゃない!!いや黒いけどさオイラ!!
そもそもカードなんて猫使わないからぁああ!!!」




かぐら「・・・まぁ聞くがよい諸君。」

つい先日、私、人生初のカード不正使用被害に遭いました。
ターゲットにされたのは、財布から一度も出したことがなければ
ネットでの買い物に登録しているサイトも片手で数える程しか
なかった慎ましいカード。
それも、アカウント登録すらしたことのないとある売買サイトから、
それこそ今までもこれからもお世話になることはないであろう
某オンライン決済ツールを通して「勝手に」支払いをされていた…
っちゅー理解不能な手口で。
そういや少し前にテレビでこのやり口を紹介していた報道番組が
あったような…。

まさかそれが現実に我が身に起ころうとは。
寝耳に水どころじゃない、
ショックよりも何よりも、
私の脳内に巻き起こった感情は、
これ以上言い表しようのない純粋な怒りでした。



出典:芥見下々『呪術廻戦』14巻より


そりゃもうマジ切れ。
どこから漏洩したのかとか、今後のセキュリティ強化対策を
どうするかとか、この際どうでもよかった。
本体が手元にあるのにもかかわらず情報がネット上に
流出したという事実こそが揺るぎない唯一の事実だったから。

感情がキレると何故かつられて行動力も振りキレちゃうところが
私の一長一短なタチですが、今回はそのキレモードが
ひたすら"長"に振り切れました。

どんくらいキレたかというと、まずソッコーでカード解約。
番号なんぞ変えたところで情報の漏れ方がそもそもエグイし、
動転して二の足を踏もうものなら忽(たちま)ち再び
悪用されるであろうことは明らかでしたからね。
もちろん、カード会社に事と次第を詳らかに伝え、
当該サイトからの引き落としにストップをかけて
もらうことも忘れずに。



かぐら「あー、とりあえずステイステイ…」

キレその2。たまさか同じ日に美容院の予約をしていたので、
キレつながりで「おもっくしやってくれ!」と
その場の思い付きでバッサリ切ってもらいました(前髪を)。





かぐら「おい、聞いているかカアチャン?」

キレその3。せっかくの(?)ボルテージが下がらないうちにと
本当は次の日に充てていた予定も全部この日のうちに
ガンガン片づけてやったわハラショォオー!!





かぐら「…わかった分かった、いいからちょっと休め。」


この度の不正使用。
実はそれが発生してからそれほど日が経っていないうち
(約1週間)に気づいたものでした。
日頃利用額や引き落とし元をアプリで逐一チェックしていた
おかげで、被害に遭った回数も被害額も最小限に抑えることが
できたのが不幸中の幸いだったといえます。

図らずして(そもそも私は図っていないが!)いい勉強になったわ。
後顧の憂いは滞りなく絶ったし、身体を張って宥めてくれた
かぐらに免じて(?)良しとしようじゃないか。


・・・・
それにしても…


(以下毒舌度5割増。)


今更犯人が誰なのかは問わぬ。問わぬがな。
サブスク引落先の変更やら解約やら諸手続き諸々、
イレギュラーに要らん手間をかけさせた罪、
メンタル強制発火&エネルギー浪費でなけなしの休日を
悉(ことごと)くパーにしてくれた罪はマリアナ海溝より深いぞ。

どうせ快楽的な狩猟で一方的に殺めた動物を怪しいポーズで
剝製にして後生大事に飾ったり、
おっさんや怪物の口果ては小僧のアソコから出るxxxxを象った
噴水を見て真正エロティシズムだと異次元の反応するような
ろくでもないヤツに違いない!
・・・と、勝手に想像してみる(まだぶちギレてる)。

まぁよい…追及するだけまさにエネルギーの無駄遣いだ。
ハァ~……これからは清く正しくアナログに生きるわ。

↓以下、おまけの妄想会話。

かぐら「イライラか?こんな時にはカルシウムにゃ母よ。」
私「それな、今じゃただの俗説だって言われてるよかぐら。」
かぐら「なんだそうか。まぁ美味ければよいではにゃいか。」
私「それもそうか。」
かぐら「で、イライラは収まったか?」
私「ああ。いい加減バカバカしくなった。」
かぐら「良き良き。」



今日の腹いせ一発芸(?)
知っている人は知っている。懐かしの空耳アワー。
飲めや飲め、バットミルク。


【空耳アワー】農協牛乳 (Don't stop dance)


つーか曲ですらないwwww
元ネタはPrinceのBatdance(1989)。

2021.10.10

カレーなる香辛料

秋です。
食欲の秋。
少食キラーの秋。



胃を壊しやすい体質から、日頃の献立の参考に薬膳レシピを覗くことがあります。
と言ってもそんな専門的なもんじゃありません。生姜、葱、大蒜(にんにく)等

スーパーで簡単に手に入る、主に「身体を温める」機能を持つ野菜をうまく
取り入れる技を参照しています。不眠と冷えは万病の元だからね。
漢方?知識ないよ!寝る前に飲む養〇酒でばっちオッケー。

生きとし生けるもの、日々食べな
きゃいけません。
私ら動物が食べることは、相手が動物であれ植物であれ他の命を頂くこと。
日頃家族のために料理を作る身として、心の中で感謝の気持ちを抱きつつ、
美味しい料理に仕上げたいと思うのでした。
全ては明日の健康のために。

医食同源とは実に正鵠を射た表現だと思う。

さて薬膳のスーパースターと言えばカレーです。
パンになったりお菓子になったりカッ〇ヌードルで世界に名を轟かせたり…
見た目は変幻自在だけど味はカレー。オールシーズンカレー。
何を隠そう、私カレー(味)大好き人間です。



この間の休館日に作った、自家版カレー(途中!)。
途中どころかめっちゃ序盤なので美しくなくてごめんなさいね!
私はいつも玉ねぎ&ニンニク&ショーガ他数種類の野菜を、全て、
細かく刻んで炒めてから煮込んでいます。
ここぞとばかり食物繊維バリ補給。
それもセロリやらニンジンやらピーマンやら、多くのチビッ子&一部の
大人が回れ右して逃げていくトラウマ野菜ベスト3はほぼ毎回ぶっこんでます。

芋ならいざ知らず、
カレーにセロリ丸ごと入れるとはなんとカレーなる冒涜!
おつカレー!!
うっわベタ寒いダジャレ。

しかし嫌いとは言わせんよ。私がセロリ異常に好きだから、
ついでに茎も入れてるだけよ(むしろ入れすぎ?)。
私がおまかない当番でカレーを作る時もほぼ100%入れてます。
「セロリなんて石鹸の味」と忌避する西屋スタッフのGっぴーには
絶対内緒だ!てか石鹸て(笑)
かつてチャップリンの映画「街の灯」でモブがサンドイッチと間違えて
石鹸食べて口からリアルに泡吐くシーンがありましたが、まさかあんな
風にうっかり石鹸食べたことあるのかぐっP?

セロリといわず、我が家のカレーはいつも勘とフィーリングのオンパレード。
友達から「ビール入れると(牛)肉が柔らかくなるよ」と嘘かホントか
分からないアドバイスをもらえば速攻試してみるし、チャツネがなくても
ブルーベリージャムをドバァしたりするし、十数年前、料理研究家の
奥園壽子(おくぞのとしこ)さんが、某健康番組で味噌だの
干しシイタケだの小松菜だの投入して前代未聞の超低カロリーカレーを
考案した事例が紹介されたときは、「なにこれめっちゃ面白そー!」と
さっそく作ってみたり(カオスな調味料&具材なのに美味かった)…
幸い我が子等には好き嫌いが殆どないため、
台所では文字通り母ちゃんやりたい放題です。
特に香辛料。
各種スパイスの追加による香りバフは欠かせません。
いつもルゥの量を控えめにして、代わりに自分であれこれ香辛料を
加えてたりしています。



↑だいたい入れるやつ。
カレー以外にも様々な料理に使えるよう、うちでは結構な種類を
ストックしています。あ、カルダモン載せ忘れた。
インド風、タイ風…その時の気分でラインナップも量適当目分量!

異国情緒あふれる香辛料の香り、私は大好きです。
例えば男性用のフレグランスにも使われるクローブ(丁子)の色っぽい香り。
たまりまへん。八角のスパイシーで甘い香りは豚の角煮に欠かせないし、
ナツメグみたいな甘くて刺激的な芳香もグー。採りすぎは危険なので、
おとなしくハンバーグに加えましょう。
シナモンも気分でカレーに突っ込むことがあります。意外とイケるよ?
フェンネルはたまにご飯の方に散らす。などなど。
どれも舶来の代物ながら、意外と日本人とも歴史的に付き合いの長い
これら香辛料。薬であり保存食の要であり、時に人を惑わせる媚薬となり…
その魅力は尽きません。
中でもカレーはスパイス料理の集大成の一つと言えましょう。
カレーは飲み物…じゃありません薬膳です。
ビバカレー。

というわけで、のっけから脱線しました。

次回は市内のとあるおススメカレー屋さんの紹介です。
は?!次回!??

(ちょっとお店が特殊だから前フリが必要かと思ったんだよぉ!)


今日の一枚
"Strong Currents" 

Hector  Zazou(2003) 


(サムネクリック→Youtubeで「Mmmh」視聴!)

フランスのミュージシャン、故エクトル・ザズーのアルバム。
前にフレグランスに合いそうな音楽、共感覚というこれまた
誰得マニアなお題で彼の別のアルバムを何枚か紹介しましたが、
ザズーの音楽はなぜか「香り(要はセクシュアリティ)」を
想起させるラインナップが多い気がします。

今回はズバリ
女(オンナ)の色香」。
断じて倉キチの女装ではない(笑)

1曲1曲異なる女性アーティストをフィーチャリングしており、
どれもなかなか色っぽい(?)雰囲気が楽しめます。
というかジャケットのおヌードが全てを物語っています。
アルバム名然り。
これ日本語化するとニュアンス激変魅力半減しちゃう奴です。
いっそ尻ごと受け止めて。

おススメは「Mmmh」、「Beauty」、「Under My Wing」。
敢えて媚薬的な香りを充てるなら、左から順にシャネルの
「ココ・マドモアゼル」orネロリ、白檀、イヴサンローランの
「オピウム」orイランイラン…かな?


・・・おいカレーに香辛料どこ行った。

2021.09.30

閑話休題 ~支離滅裂な小話種々 1~



今年の十五夜は美しい満月でしたね。
月も星もあんまり綺麗だったので、
涼やかに鳴く秋の虫の心になって写真を撮ってみました。



本当はお供え(とお夜食)用に月見団子を作りたかったけど、
どうしても都合が合わず断念しました。

白布のこの山間でいつか実現させたい。
毛氈敷いて、団子を三方に載せて、一番上は黄色く染めて、
お気に入りの花器にススキやリンドウを飾って、
拙くも零れ出る思いの丈を歌に綴って…
空の彼方に幾星霜。
人々がそうして移り行く時を愛おしんできたように。




(iPhone&Photoshop)
あぁ、まだまだ使いこなせない。



時と所変わって、昨日の我が家にて。



娘「お母さーん、なぁにこの漬物。」
私「漬物じゃないマーマレードだ。」
娘「だって中身キュウリだよね?」
私「キュウリじゃないかぼすだ。」

九州にお住いの常連さんから贈って頂いた箱一杯のかぼす。
悪くならないうちにと全量投下でマーマレードを作りました。
季節柄、秋刀魚に添えるとか土瓶蒸しに添えるとか色々活用方法も
あったのですが、貪欲な私はそんな料理に思い至らなんだ。
ひたすら、その美しい深緑色の皮ごと味わいたかったのだ。

しかし、何時間もじっくりと火を通して出来上がった頃には…



どうしてこうなった。
そりゃ漬物と言われても仕方ない。
かたやキュウリの佃煮と言って出されたら、多分口にしない限り
10人中100人は騙されるだろう。



どっこい食べてみると、これがもう見事にマーマレードなもんだから
(しかも我ながらなかなかウマい)、視覚と味覚の情報ギャップが
すごすぎて脳みそバグりそう。助けてヅラ。

小太郎「ヅラじゃない桂だ。」




↑ちなみにもとはこんな色でした。
「実物じゃないじゃん!」なんて、その通り過ぎるツッコミは勘弁ね。
結果を急ぎ過ぎて、ビフォーを撮るのを忘れました。大失敗。
仕方がないので箱のかぼす絵を記憶の限り原色に近づけてみました。




またまた時と所変わって、今朝の調理場にて。

調理場の奥にある、この間新しい直管に取り換えたばかりの非常灯。
それを見上げ、なぜかあの倉ちゃんが来館早々水筒に
水を詰めながらクックッと笑っていました。
なに怖い。
既にいつもの腹筋崩壊の予感しかしない。

倉「オーw 新しくしたんかこの電気ッへッw
オメーこの間までコレオメー、くたびっちゃ夜のネオンみたく
パッカァーーン、パッカァーーンて言ってたやつよぉw」

…おぅ倉ちゃん、何が面白いんだ倉ちゃん。
てかなんだそのオノマトペ。相変わらずツボがよく分からんな。
なのに…なのにどうしてこうも草が伝染するのやら。
無理に笑いを堪えようとすると御厨子所の誰かさんぽくなるから
ホント、ねぇ、勘弁してほしいのにw

私「ヒヒッ、てか倉ちゃんそういや今日も女物ズボンじゃんねw
意識して見てるとそれ履いてくる頻度高いよね、ケヒッw
気に入ってんの?w」

倉「そりゃあオメーwこいヅ腰回りあったかくて気持ちいんだど、
前がねェから社会の窓も開かなくていいんだぞぉヘッヘw」

会話が成立してなかろうと、草が生えまくろうと全く気にしない。
師弟は今日も正常運転である。

クレープ宿儺「ザクザク楽しい♡?」
もちもち楽しい!!!(なんかもうヤケクソw)


ネタ切れをいいことに、好き放題ろくでもない話題を投げ込みました。
なんでかな、西屋のコラムって分かっててどーうしてもマジメに書けません。
手書きでこれらの文章達筆目指して下書きするとさらにシュールさ5割増し。
どのみち下書きだから私しか見ないんだけどね(汗)
やっぱり性根が曲がってる?

否、マジメにフザケているだけだ!!

…今日のコラムホント支離滅裂ですみません(笑)
(元ネタ…銀魂、森永怪盗クレープ(というか中の人(笑)))




今日の一枚

うわぁ。こんなぶっ飛んだ話題でもこのコーナー入れちゃうんだ。
意訳:実はめちゃくちゃ疲れています。私は癒しが欲しい。

中国二胡十大金曲(二胡独奏)

华夏乐团(華夏樂團)(1997)


(↑画像をクリックすると、4曲目に収録されている
「山村变了样」という曲がようつべで視聴できます。
文字化けしたらごめんなさい。
「山村変了しょう(「木」へんに「羊」)」??)


日本でもメジャーな中国の民族楽器、
二胡による伝統音楽を集めたアルバムです。演奏しているのは
中国の古式の音楽をレパートリーとする楽団です。
表記は簡体字ですが、無理やり繁体字にすると「かかがくだん」
と読めます。Google先生のもとで直訳するとチャイナオーケストラ。
…あー、ちょっと範囲が広すぎて要約できません。
だれか正しい発音教えて。
二胡の独奏は刘雨声さんというお方。これまた発音不明。
まるで日本語の情報がない。

よく混同されがちなのですが、二胡は「和楽器である胡弓」とは
違う楽器なので要注意です。同じ擦弦(さつげん)楽器で、音色もまぁ
似てるっちゃ似てるけど、ルーツも形も素材も違いますからね。
二胡は皮がニシキヘビ、胡弓は三味線に似た形状で、
素材は猫や犬の皮を使います。個人的に二胡の方が高貴な音色が
すると思う(胡弓ごめんなさい)。

話が逸れました。
こちらのアルバム。

独奏または古琴(こきん)とのアンサンブルを主とする構成で、
二胡の魅力を余すところなく堪能できます。哀愁ある独奏も
すごく味がありますが、古琴とのアンサンブルもすごくステキです。
特に1曲目の「二泉映月」は20世紀に作曲されたものですが、本国では
二胡の代表曲の一つとされているそうな。
国籍を問わず、こういうゆったりした曲が大好きです。
民族音楽全般が好きですが、腹の底から踊るタイプではなく、
幾千年経とうとも人の心に共感を呼び覚ます不変の想いを歌うような
曲が好きなんだな。書道界に名だたる中国古典臨書のお供にもグー。
これまたいい字が書ける…ような気がする(笑)

全曲通して紡がれる優雅でゆったりとした旋律。癒されます。

2021.08.22

黒の石碑に拓本は…ない!





二十四節気は処暑。
日一日と秋らしさが感じられてくる頃です。

西屋でも館内の額etc一足早く初秋模様に切り替えました。
毎度恒例、調度で季節を先取りするの巻。



さて、こちら2階のメイン廊下の前に掛けた書です。
自由闊達な筆運びで、なかなか味わいのある短歌が綴られています。
落款は「白峰」とありますが、それ以上の情報がないため
具体的な作家名が分かりません。それ以前にそもそも

「なんて書いてあるか分からない=お客様に聞かれても答えられない」
という致命的な理由のため、実は長年飾られることがありませんでした。
かくいう私も書道学習前は最初の「秋」しか読めなかった。
なんだかんだで不遇な作品だったりします。

フッフッフッ…ならば頑張っちゃおうではないか。
何のためにこうして書道を始めたとおもっちょる。
まだまだ草書&かな文字歴2か月ちょいの初心者ですが。
今年こそはどうしてもいい場所に飾りたかったので、勉強を兼ねて
解読に取り組んでみました。

その結果… 






(↑臨書。)

練習しながら書いたんでひん曲がってます。スキャンする自信はなかった…



(↑現代かなと漢字に書き直し。)


ムスカ 「読める…読めるぞ!!」   

よもやこの歳になって、
あの大佐のヤバい歓喜にハゲ同意する日がこようとは(笑)



何はともあれ、今まで全然出来なかったことが
少しずつ出来るようになっていく過程はいくつになっても
ワクワクするよね!なんか以前にもましてヤル気が出てきたよ!!

社長「…じゃあ次のお題はこれだ。」



とばかり指し示されたのは、これ↑。

現在茶の間ミニギャラリーの一角に広げられている、
西屋十六代目清右衛門こと清秀氏の短冊集。
六双の屏風に全部で三十九首の短歌が貼り付けられています。



ふむふむ、書いた時期はだいぶバラバラのようだけど、
当時の暮らしぶりや故人の思いが偲ばれて、どれもなかなかに味わい深い
ものがありますな。比較的癖の少ない字。だがしかし、漢字の草書体と
かな変異体はしっかり混沌(まざ)っている。
というか漢字多めのせいで全体的に難易度高め。

それをサラリと読めって父ちゃんアンタ。
「今日の晩ご飯なにかな~♪」みたいな感覚で簡単に言うんじゃないよ。
買い物リストをちゃちゃっとメモる感覚で草書をスラスラ書いていた
昔の人のようにはいかないんだかんね。

でも、くそぅ。壁があると乗り越えたくなるのが今の私。
頑張る。頑張ってやる。
もしも今年中に全部読破できたら…褒めてくれ(笑)。



今日の1曲 

"One More Time" - Discovery

Daft Punk (2001)

松本零士氏の大ファンを公言しているフランスの
ハウステクノグループ:ダフトパンクの2ndアルバムから。

リンク先はもちろん同曲がBGMになっている
インターステラ5555」の冒頭シーンです。
主人公のステラ(メーテルそっくりさん)が所属するバンド
「クレッシェンド―ルズ」のライブを聴きながら、街で職場で
キラキラした照明の下でどこでもかしこでも老若男女が踊る踊る。
近未来的な自家のテラスでノリノリで腰を振るおばあちゃん家族が
なかなかシュールで草。どこの昭和だ。
ほかにもバンドメンバーとしてロン毛の鉄郎もどきが出てきます。
で、揃いも揃ってみんな肌色真っ青です。
なんせ宇宙人という設定なので。

「インターステラ5555」は無声アニメ映画で、
「ディスカバリー」に収録されている各曲のビデオクリップを
一つのストーリーにまとめた珍しい作品。2003年製作ですが、
初期の宇宙戦艦ヤマトと同時期作と言ってもいいくらいレトロ感満載。
例えばABBAのダンシングクィーンや、数々の昭和SFアニメが大好きという
方にはドツボだと思います。
もちろんストーリーもなかなか秀逸。作中ダフトパンクの2人が某受賞
会場でしれっと出演しているのもミソ。後の「トロイ・レガシー」である。

さぁワンモアタイム。

2021.08.14

【人生の話1】人生ようつべみたいなもんだ





整体の通院時に見かけた上杉神社お堀端の満開の蓮。
見事じゃー!
と、感激してバシバシ写真を撮っていたら、いつの間に水面に浮かんできた
カメが一匹、四肢をダラーンと伸ばしたままこっちを見上げていました。



…めっちゃ固まってる。
そしてめっちゃガン見。



わー!なんだお前ぇええ
いつまでもこっち見んなww




いつも元気な筋トレボンバー!で(勝手に)お世話になっている
女性Youtuberさんが、先日NHKの某番組に密着取材を受けて登場していました
(仕事の合間だったのでチラッとしか観れませんでしたが)。
ぉお~吃驚。
いい内容の動画だと思っていたけど、そんなに有名な人だったんか…凄いなぁ。
彼女は様々な自宅トレーニングメニューの伝授や美容・ダイエットグッズの
紹介など健康系コンテンツを発信するチャンネルを運営しています。
かくいう私も、彼女の何種類もの宅トレ動画から自分の目的に合った内容
(ほぼ30分以上のロングバージョン)を厳選して毎朝どMに汗かいていますが…
筋トレ特化系はぶっちゃけキツイ。
かんなりキツイ。
この凡庸なアラフォーですらガチガチに筋肉踊るくらい痛気持ちい苦しい(笑)。

だいたい動画提供しているご本人がデモンストレーションしながら
「めっちゃキツイー!」だの「ぎゃー!!」だの可愛く悶絶しているんだから、
その効果は折り紙付き。でも同時に、「途中で諦めないで」「頑張ったのえらい!」
「間違っても下手でもいいのだ!」「明日はもっと綺麗になれる!」
「私の時間は私だけのもの!」etc...壁に貼りたくなるような超ポジティヴテロップを
折々散りばめてくれるので、途中まじギブしそうになってもほぼ確実に最後まで
頑張れてしまうのです。

あぁ、上手いなぁと思う。そのはたらきかけ方、意欲の上向かせ方が。
その実、相当な苦労も経験してきただろうなぁと思う。
頑張った自分を褒めてあげよう。自分のことを誰よりも好きになろう。
誰もがいつだって欲しいその言葉の重みを理解し、屈託のない笑顔で
モニターの向こうの見えない相手に伝え続けられる彼女の強い意志は、
実際多くのファンの心を掴んでいます。
うん、私も宅トレ引き続き頑張るわ。

今時子供たちが将来なりたい夢のランキングで常に上位に陣取る「Youtuber」
という職業(?)ですが、私達が画面越しに見ている場面は彼らのほんの一部に
過ぎません。短い動画を編集してUPするだけでもいろいろな裏作業が必要だろうし、
まして人を惹きつけ、あまつさえファン(チャンネル登録)を集め、注目される
コンテンツを作り続けていくのは並大抵の努力ではなかろうと思います。

ユーチューバーに限ったことではありませんが、苦労を乗り越えて成功をおさめた
彼らは、総じて成し遂げたい目標(あるいは使命感)をかなりしっかり持っている
ように感じます。
ただ好きだからという理由だけでキャリアを築いてきたわけじゃない。




成し遂げたい目標…自分の人生で是非ともやりたい事。

うーん…実によく聞くフレーズ。下手すると陳腐にさえ思える。
なのに、改めて向き合おうとした途端中身が果てしなく重くなるのはなぜだ。

自慢じゃないが、長い間私には↑のようなパッションがありませんでした。
お世辞にも順風満帆な人生とは言えなかったし…(遠い目)。
ならば今、私はその目標とやらをちゃんと把握できているだろうか?
日々きちんとそこに向かえているだろうか?
ちょっとクソマジメになってみる。

いや、なんでこんなことを考えちゃってるかというと、
最近子供たちの将来について考え、語り合う機会がめちゃくちゃ増えたからです。
いわゆる『将来の夢』についてマジメに語る(というか説く)会。

「(みんなが憧れてるから)アイドルになりたい」
「(カッコイイから)宇宙飛行士になりたい」

…あー、あるある。

あの日あの頃誰もが通った道ですね。
大概ちびっこは、今ハマってるものと輝く大人への憧れ等々一緒くたにして、
将来の夢を文字通り夢みたいに語っちゃうことが殆どです。いいんだよそれで。
むしろ微笑ましいよ。だってちびっこだもの。
しかし周囲の大人たちは、そんな子供の自主性・時々ちょっと斜め上に走る
ベクトルを遠巻きに容認したまま、夢と現実の境界線をきちんと教えていない
場合が非常に多いような気がします。ちょっと前の自分も含めて(汗)
そろそろマジメに将来考えるべき年頃になっても、未だふわふわした
夢みたいな将来を思い描いてしまう子供達を見ていると、「やばい世の中
そんなに甘くない」と我が事のように焦ってしまう。

そこで私は私なりに自分の経験も踏まえ、我が子等には
「興味(好きなこと)」と「将来の志望」は敢えて分けて考えろと諭しています。

はー、我ながらめちゃくちゃ現実的。
本来子供達に無限の未来を語るべき親の考えとしてどうなんだろう?!と一瞬思う。
しかし、子供たちのこれからの実りある人生を思いやるに、ここだけはどうしても
はき違えちゃいけない気がしてならないのです。

ほら、例えば趣味をそのまま生かして(あるいは趣味が高じて)仕事にしちゃう
夢のような生き方。凄く幸せなことだとよく言いますね。私もその通りだと思います。
でも、それを本当に実現させるまでの道のりは決して平坦じゃない。
よほどの才能と運にでも恵まれない限り。そしてよしんば職業にできたとしても、
最終的なリタイア期含め、行く先にはいくつもの大きな障壁にぶつかるだろうことは
容易に想像がつきます。
(ネガティブな発想ではないよ!一般的な人生の道程だって山あり谷あり、順調な
ことばかりじゃないからね。)
そもそも趣味でいるうちは好きだったはずなのに、努力して仕事に(お金が発生)
アップデートしたとたん、思いもよらない制約が付いて回って
「こんなはずじゃなかった」になるパターン、多いはず。
お勤めしてお金を得ること自体決して簡単なことではないけど、好きを敢えて
仕事にしたことでかえって本当に好きなことができなくなったり、才能を認められず
収入がままならない日々が続いたり、結局挫折して、曖昧な夢を抱いたまま
希望とは全く違う職業に就いていったり…。私の周りにも、幾人かそんな友人・
知人がいます。
まぁ、何を隠そう私自身その一人だったりする。ぶっちぎりの未遂だが。

進路の判断を誤ったというのとは違うと考えています。間違いじゃないんだ。
「好きでありつづける」ことの覚悟が、きっと自分が思うほど強くなかった。
ただそれだけ。
考えが甘かったから、覚悟が足りなかったら、本当の意味での興味本位でしかなかったから、
いつのまにか好きが苦痛になり、現実の壁にあっさり敗れてそれを捨ててしまった。
少なくとも私自身の過去はそうでした。

子供は当然人生経験も浅いから、夢や希望に見え隠れする現実への理解が
どうしても後手になりがちです(そうじゃない子ももちろんいますが)。
せっかく夢や希望があるのに、それを自分の手で握りつぶしてしまう。
そんなもったいない人生の歩き方は我が子にはしてほしくない。
好きな事を見つけたのなら、それがどんなかたちであれ、きちんとできる
豊かな人生を歩んでほしい。親としてはそう思っちゃうわけです。
だから、本当に好きな事、やりたい事、これが自分の趣味だ!と夢中に
なれるものを見つけたのなら、子供の覚悟の強さを見極めたうえで
(←ここ大事)、まずはそれに思う存分没頭するための時間と
収入を確保できる就職先を絞っていけ(つまりは区別したほうがいい)と、
そういう誘導の仕方を今から始めているわけです。
はー、翻って私の話をしよう。
高校生の頃、一番夢中になった教科が美術でした。
人物画はダメダメだったけど、装飾品や模様あれやこれを描くのが
ちょっと得意でした。
将来の進路を決める時期に差し掛かって"何になりたいか”と考えた時、
私は「絵描くの好き~」なんてふにゃふにゃした気持ちのまま
デザイナー?文化財修復家?イラストレーター?まー、だいたいそんな
方面に進みたいなー。なんて軽い気持ちで美大を志望し、当時美術を
担当していた恩師に進路について相談に行ったことがありました。
彼女は私の描いた絵を折々とても褒めて評価してくれる先生だったので、
希望に沿った進路を指し示してくれるものだとばかり思っていました。
しかし恩師は開口一番
「あなたには向いていない。自由に絵を描いていた方がいいものができる」
とあっさり拒否回答してきたのでした。
いや、ショックだった。
つまりは才能がないと切り捨てられたのだと思ってしばらく立ち直れず
(この時点で高校3年半ば…阿保だー)、よく分からん心境のまま結局全く
畑違いの方向(心理学(笑))に進んでいったわけです。

今思うと、範囲でかすぎだろもっとやりたいこと掘り下げとけよ!とか、
もっと地に足つけて世の中よく見ておけよ!とか何とか、当時の自分を
全力でぶん殴りながら小一時間ツッコんでやりたいところですが、
悲しいかな時間を巻き戻すことは絶対にできません。

紆余曲折、あれから何十年も経ちました。
巡り巡っていま、こうして山の中で旅館の女将やっている自分は幸せか?

もう一度自問自答する。
私は私のやりたいことを見つけられたか?
今私には、成し遂げたい目標はあるのか?
…(続)

2021.06.28

春先から新しく始めた3つの「燃え」-①

 春先から新しく始めた3つの「燃え」

1.庭つくり



6月半ば、気になっていた西屋の庭にようやく手を入れしました。




スタッフ総出でほぼ一日がかり、花植えは丸っと1年ぶり。




今年はお米屋&お花屋の油屋さんに全面プロデュースをお願いし、
お花の運搬から日当たり具合をみながら種類別の植え方まで直接白布に
来て頂いて手取り足取りご指導いただきました。

当然花の種類によって値段はピンキリなわけですが、
ど素人なので値段は一切見なかったわ。
え、予算?
コロナへの間接的かつ狡い意趣返しに今更予算の縛りやて??
知らんがなIOCに言ってくれ!!


…おかげさまで見て!!






植えたばかりの時点では地面に隙間が目立っていましたが、
小さなお花が実に可愛らしく揃ったよ嬉しいよ。
今年は小道をだいぶ整備したので、浴衣姿でも気軽に歩いていけます。
良き良き。




今回はコキアにも挑戦してみました。秋の紅葉の時期が楽しみだうふふ。

今回庭仕事では、砂利だの木の根だの荒れ放題になっていた場所まで
頑張って開墾しました。まだ全面的に整備できてはいないしお花も
揃ったわけでもないし、最終的に納得のいく庭に仕上げていくまでには
それこそ長い期間が必要だということは十分理解しています。
理解しているが本当は私、過去プランターで何回も枯死の悲劇を
繰り返している元祖土いじり苦手マン。
風水的に私は「水の手」らしいですが、嘘だろ絶対嘘だろ。
メラッメラの火の手だろ。

しかし私は誓ったのだ。去年、今わの際の母に。
西屋の庭をきれいにしていくよと。
土と一緒に根本的に心入れ替えなきゃダメっぽい。
なんせ園芸ビギナーなので。気長に頑張るわ。




ちなみに、母から受け取ったラベンダーは元気です。↑

これらの可愛い草花にあげる水の源は、西屋裏のお薬師様からさらに
沢を上ったところから取水→玄関前の蹲に引いている、
純度100%の山水です。
間口は広くしているけど何分川なので、ちょっとでも雨が降れば葉だの
土砂だの時には冷たい小動物まで詰まる詰まる。
すわ大雨!今日は何が網に引っかかっているか?!
実にエグいエンターテイメント。
つまりこれから当分の間、晴天の日は湯守に加えてこの水確保作業も
欠かさずこなさにゃならんわけだ。
山に入っては斜面をノンストップで上り下りして水圧に耐えながら
全3か所でそれぞれ水を引くわけだ。
シンプルに仕事増えたよコンバットだよ(笑)
水といい温泉といい、私は水や泥に濡れて燃えるのが性に合っている
らしい。なんせエセ水の手なので。
ついでに体脂肪でも燃やしとく。これ次回の伏線。

「燃え」庭つくり…山の彼方の最終目標:ターシャ・テューダー!?


今日の1枚 


The 8 Symphyonies "Symphony No.3" 

Mikko Frank &
MDR Lipzig Radio Symphony Orchestra(2005)



(…マイナー過ぎて動画がないウケる。)

フィンランドが誇る現代音楽作曲家、以前もこのコラムで
紹介したこともある故エイノユハニ・ラウタヴァーラの交響曲第3番。
1960年作曲。ブルックナーの交響曲の影響を受けており
(実際よく似てる)、重厚感のあるリズムと荘厳で奥行きのある
音の広がりが印象的です。スコア見ていないので詳細は
分かりませんが、第1楽章の冒頭の主旋律他はブルックナー・
チューバ(ユーフォニアムによく似たホルンパートの替え玉楽器)
だと思われます(ソースは英語版ウィキペディア)。
どこか憂いを帯びた、仄暗くも艶めかしいその音色を聴いていると、
ダンテ「神曲」の挿絵で有名な、ギュスターヴ・ドレの
堕天使ルシファー(氷の地獄コキュートスのほとりで、身体こそ
冷たいのに心の裡には未だ人知れず熱く滾る何かを抱え、頬杖を
付いて虚空を睨んでいるあれ)が思い浮かびます。ラウタヴァーラの
交響曲は全部で8つありますが、3番はかなり好きね。一番好きな
7番の次位に好き。最後はしゅーん…と終わるし。
分かる(何が)。
いつの日か復活を望んでいるんだきっと。
堕ちてからの年月を鑑みるに、つまり彼も暇つぶしの達人なんだろう。
おまそれ生得領…

2021.05.01

閑話休題 ~ちょっとしたお知らせ~

 

宴会場の窓辺のしだれ桜「みやえ」ちゃん、やっと咲いたよ~。

こんにちは。
今年の新年度は、もう何度目か分からないヤケクソ断捨離ボンバーで
幕を開けた女将です。

実際は、子供の進学&転校を経て生活環境が一変した家の中をほぼ丸ごと
整理するつもりで(人と猫以外の)身の回り全てに八つ当たりしてやった、
というのが正しい(かつ過激な)表現ですが。
結果残ったのはやけにすっきりした自宅の静けさと、
1階と2階に完全分離した子供たちの部屋、
そして相変わらずのコラム更新サボり魔というゆるぎない事実。
もう言い訳などしない(遠い目)。

身も蓋もない話、私のストレスは先々月中頃からずっとメーター
臨界点スレスレでした。Rランプ点灯しっぱなし。
それこそ何冊もの薄い本漁りまくる程度に頭キレまくっていました。
大しけに揉まれる小舟の如く難航する商売の舵取りで、
自分の時間はおろか、惜しむらくも先月で閉校した子供達の
小学校の思い出を家族で語り合う時間の余裕すら得られることはなく、
閑散とした山奥で悶々と仕事に明け暮れる日々はこれでもかと
メンタルを打ちのめしてくれました。

喧しい、なにがコロナだ。
なにがオリンピックだ。
アクセルとブレーキ両方踏むがごとく毎日毎日当たり前のように
同じニュース枠で白黒一緒くたに報道してんじゃねーわ。
(もちろんニュースを読むキャスターの皆さんは一片も悪くない。)
しかしまぁこれを観ている巷の視聴者は何とも思わないのだろうか。
一体世の中何がしたいんだ。
どこへ向かおうとしているんだ。
まるで理解できないし、そもそも理解したくもない。

もともと短気で沸点の低い残念な性格。はい、自覚しています。
え、オブラート?なにそれ美味しいの(爆)
もちろん今までそれなりに抑えていたつもりでした。
物理的に発狂しなかったのはちょっと奇跡かも?
でも、導火線の縮れた点火済みダイナマイトが自身に重なった
時点でもうアウトでした。

こうなったら何もかんも盛大にぶっ壊(断捨離)してやるわー!!!
→…で、文章冒頭に戻る(笑)

今回の断捨離ではそういう経緯もあり、過去を清算するがごとく
自分に身近なものほど徹底的にぶん投げました。
それが何年も家にあったものだろうと容赦しませんでした。
「要らん、どうせあの世には何一つ持っていけない」
とかいう滅茶苦茶な基準で判断を下した時点で即廃棄。
最たる対象物は中身丸ごとタンス、そして数十年来の思い出の品々。
まぁ、勢いあまってそもそも捨てなくてもいいものまで
捨てちゃった事故もいくつかありましたが
(しかもその大半は主人の持ち物という傍若無人ぶり(爆))、
「代わりに捨て判断を下した上に家の中もすっきりして、
Win-Winどころか一石三鳥じゃないか」とジャ〇アン並みの
マッチポンプ(?)で丸め込んでしまった極悪非道は私です(笑)。

日にちが経っていくらか頭の醒めた今なら(こっそり)謝れる。
すまんかった。

他方、このコラムを今までのスタイルで続けていくことについて
限界を感じたのも同時期でした。
なぜなら、一時的とはいえ方向性を見失ってしまったから。
特に米沢のいい所あれこれシリーズを書き続けることが事実上
困難になってしまったから。
コロナの亡霊はこんなところで思わぬ影を落としてくれました。
明るいネタがいよいよ思い浮かばない。
スランプと言えば響きは良いのですが、要はメンタル疲労への
自己嫌悪が一番の理由です。

もともとこのコラムは自由設定のもとに作られたおまけコーナー
だったため、見切り発車でスタートした時点で旅館公式サイトの
一隅としての立ち位置からは完全に外れっぱなしでした。

いやいやいや何を今更。
そもそもぶっ飛んでいたのは私自身じゃないか。
…なんていう一人ツッコミはさておき(笑)

自由に好きなことを書いていたようで、実際はそうなり切れて
いませんでした。
西屋として、少しでも役に立てる地域情報を発信したい。
本当は、女将としてのキャラ立ちを敢えて前面に出して、
西屋に少しでも親しみを持ってもらえたら…というしょうもない
企みもあって、「米沢のいい所あれこれ」シリーズを連載したり、
旅館に何ら関係ないマニアの極みの音楽ネタを気まぐれに
書き綴っておりましたが、いつの間にかそれが縛りになって、
「早くどこか紹介しなきゃ」
「もっと面白いネタを書かなきゃ」
「次はどこに行って紹介したらいいだろう」
「コロナだし仕事で留守にできないし情報収集&発信できない」
という堪えがたい焦燥感になって、結局忙しさにかまけてコラムを
書くこと自体手が止まってしまったのでした。

もっと違う形で。
もっと自由に。
もっと肩の力を抜いて。
こんな狭苦しい今の時代だから、短い文章でもいいから、
心の琴線に触れた言葉を思うままに書いてみていいんじゃないだろうか。

今そんな風に考えつつあります。

というわけで、
今までのコラムのシリーズは一旦全て白紙に戻して、
思いついたままを思いついたままに書く(あるいは描く)
よりライトなコーナーとしてプチリニューアルをしたいと思います。

もちろん、ステキな地元のお店やちょっとした情報、
破滅的にマニアな音楽ネタも添えていくつもりです。

こんなコラムでも、本当に隅から隅まで読んで下さって、
「この間紹介していたお店に行ってみましたよ!」と涙が出るほど
うれしい声をかけて下さるお客様が今もいらっしゃるから。

自己満足でごめんなさいですが、
ちょっとしたリハビリのつもりで、改めてこのコラムへ日々の
思いを綴ってみたいと思います。どうぞ皆さん素敵なGWを。


2020.11.28

閑話休題 ~下半期の懺悔②~




今日になって、再び白布は銀白色に染まりました。
雪景色は綺麗で神秘的な世界が楽しめるので、たまに見るにはいいですが…
ここで生活している人間にとっては、重労働ボンバーの始まりの合図でもある。
今年は大雪かな?暖冬かな?すべては神の"味噌汁”。

こんにちは。
最近足湯療養を始めた若女将です。

『なに足湯ゥ?
おのれ毎日温泉に入っているくせに足湯(沸かした水道水)
なんぞ浸かるとは邪道だクレイジーだ!!』

…とかなんとか…
今更カミングアウトしておきながら耳が痛い言葉の槍が飛んできそうで、
今まで挑戦できなかった禁断のツール(汗)

確かに、風呂入ってすぐ寝られる環境なら足湯に頼らなくてもOKだったかも
しれません。しかし今はコロナ密を極力避けなければいけないご時世。
実際私達家族はお客様が夕食中で明らかに誰も風呂にいないうちに
全速力で子連れ烏の行水をしているので、漸く寝る頃には手足に氷が
張り付くみたいな冷たさに逆戻りしてしまうのだ。

…というわけで、知人さんのおススメで毎夜の習慣に足湯を取り入れて
みたというわけです。
それがもう驚き。抜群の冷え性解消力と安眠効果を実感!
こんなに効くなら槍やらチャカやら気にしないでもっと早く始めていれば
よかった~(苦笑)!今では、毎年あんなに苦しめられていたしもやけから
解放されて、羽毛の上を歩くような心地よさで即寝落ちする毎日です?!



そんなことより太郎ちゃんはどうしたって?
はいはい、忘れるところでした(爆)

2週間かけて京都で生まれ変わった太郎ちゃんはこちらだ!!





ご覧くださいな。サラッサラの絹糸にきれいに切り揃えられた前髪。
顔も新品のような色白肌に塗り直してもらいました。
さすがプロの職人さん。眉も口元もめっちゃ可愛い。
まるで那田蜘蛛山が産屋敷家ご子息になって帰ってきた
みたいな見違えようです。

今は、事務所の私のデスク前にある棚を太郎ちゃん専用の小部屋に
改装して、くつろいでもらっています☆

ミシンが急に壊れて衣装をお色直しするのが間に合いませんでしたが、
この冬のうちに藤の花飾を添えて、かわいい振袖姿にして
あげたいなー(ネタ(笑))と思います。

ともかく睡眠中にちゃんと疲れが取れるようになってきたので、
(いや、むしろ今までが異常事態だったに違いない!)
空いた時間を使って裁縫に向かう気力が戻ってきたのも何よりうれしい。
足湯いいよ足湯。

※久しぶり!今日の一枚

アイーダ「なぁにが"勝ちて帰れ"だァア!!」

"AIDA" -(ハイライツ)

(1985)
指揮:ロリン・マゼール
演奏:ミラノ・スカラ座管弦楽団

☆サムネイルをクリックすると、近年国立歌劇場で
上演されたアイーダの荘厳なハイライトが視聴できます。
雰囲気ばっちり伝わってきます!

見事に生まれ変わって西屋に凱旋した太郎ちゃんにちなみ、
ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した歌劇「アイーダ」から
ハイライトアルバムをピックアップ。
舞台は古代エジプト。第2幕の「エジプトに栄光あれ」
「凱旋行進曲」があまりに有名です。クラシックオムニバスの
オペラ版には高確率でこの曲が入っています。
私の手元にある上記のロンドンレーベルは、かの三大テノール
と称えられ一世を風靡した故ルチアーノ・パヴァロッティが
主役その2のラメダスを熱唱、ロリン・マゼールが指揮を執り、
ミラノ・スカラ座管弦楽団による演奏版です
(ライブ盤かどうかは不明)
このハイライツには、エジプト王が戦に向かう兵士を鼓舞する
「行け、聖なるナイルの河岸へ」という隠れた名曲も収録されています。
戦意高揚間違いなし。

とまぁこのオペラ、勇ましい曲が脚光を浴びることが多いので、
何かハッピーエンドが待っていそうな錯覚を覚えなくもないのですが、
敵国同士で三角関係はもつれるわアイーダ父(エジプトに侵攻された
エチオピア王)は娘の恋路を当たり前だが邪魔するわ、とばっちり食らった
(?)アイーダの恋人将軍ラメダスは結局捕まるわ、
とどめのラストシーンではアイーダ&ラメダスが獄中で心中してしまうわetc…
うわー悲惨すぎる…。

そんな昼ドラ要らんからかっこいい部分だけ聴いて
もりもり元気が欲しいわ!
そんな方は第2幕をどうぞお楽しみくださいませー!

2020.11.21

閑話休題 ~下半期の懺悔①~

 



今日もせっせと地域クーポンにスタンプポンポン。
西屋の地域クーポン発行担当は他でもない私ですポンポン。
世の中のハンコ撤廃化とは真逆の世界、ここにあり。


こんにちは。
スイーツ大好きですが、キャラメル・フロランタン・ヌガーだけは
無下限呪術並にタッチできない天敵トリオの若女将です!!

なんという事だ…なんという事だ……

私としたことが、今回は当コラム始まって以来の未更新記録を
たたき出してしまいました。
言うまでもありませんが正直に言おう。忙しかったんじゃー!


自治体のコロナ対策キャンペーンとGotoトラベルと一年で一番の繁忙期
(トドメはやっぱり究極の人手不足)が間髪入れずにやってきたこともあって、
初夏からここ最近に至るまで息つく暇もない日々が続いていました。
(無論このご時世、贅沢な悩みであることには違いありませんが…。)


文章ばかり書くのもなんなので、スライドショーで振り返りまショー。



働き方やサービスの工夫の一環で、私も調理場でみんなのおまかないを
用意する機会がふえてきました。



↑こちら、水加減ミスって失敗したポテサラをコロッケに昇格。
献立や組み合わせは毎回行き当たりばったりです。
余った食材も頂き物のお野菜類もすべて極力活用。
時にはおまかない用に作ったものが宴会場でのおばんざいに
ラインナップされることもあります。
時間の猶予がなくても、それがバックヤード専門のおかずでも、
「美味しいもの」を作りたいという根性は決して絶やさない!
なんかね、この半年でもう凄い主婦力上がった気がします(笑)



9月上旬には玄関ホールを作業場にして事務所大リフォームを敢行しました。
もちろん期間中は休館日。ところが…



予定より大幅に作業が遅れ、休館日明けまでこんなぐちゃぐちゃ状態という
非常事態に。しかしこの後2時間足らずで全部元通りに復旧!
今思い返してもハラハラドキドキのビフォーアフターでした。




合間を縫うようにひたすら続く日頃の湯守活動、館内のコロナ感染対策、
調理場、接客、掃除、そしてGotoキャンペーンの利用管理etc…
時にはオーバーヒート気味な頭を冷却させようと、よせばいいのに真夜中に
衝動的にお菓子を焼いたりもしました。

…で、なんかできた。



※ラングドシャです

オーブンを開けて腹筋ブレイク(笑)





かぐら「なんか忘れてない?」


そうそう!
書く時間こそありませんでしたが、
実は折を見てコツコツコラムのネタを収集したりもしていました。
結果は頓珍漢でも、決して頓珍漢なこと自体やっていたわけではないのだっ




↑こちらは市内でも超有名な某ラーメン屋さんの激ウマラーメン。
これを見ただけでどこのお店か分かったあなたは米沢ラーメン通!
(詳細は後日UPしますのでお楽しみに~!)




初秋には魚類(メダカ)と甲殻類(タニシ)の新しい家族が増えました?!




この子達は、以前このコラムでご紹介したことのあるカフェ蓮櫻さんから
頂きました。現在全部で8匹(メダカ)と3匹(タニシ)。
個体識別できないので、全部まとめて「メーチャンズ」「タニシ野郎」
と呼んでいます。

タニシ野郎「 … ( °_° ) 」





外は実りの秋あり…



山々は紅葉したかと思ったらあっという間に落葉し…
(ホントまともに見る機会がなかったね今年は…)

予定表や予約帳を見返すたびに何回も叫んでいた気がします。
「今日は何月何日何曜日?!」




11月初めには一発目の初雪も迎えました。

こんなに時間の流れを早く感じたのは過去に記憶がないかもしれません。
前回のコラム更新(真夏)から実に季節3つ跨いだことになります。
地球も太陽の周りを1/4週回ったよ。早すぎだよ。
よく分かんない例えだよ。
あああ大丈夫かおいおいおい…



そんな中。

メルトダウンのラングドシャも、

炊き立てゴハンの入った炊飯器を自らうっかり真っ逆さまにひっくり返して
全部パーにした(!)調理場初のぶちまけパニックも
いっそかわいく思えるほど、私の度肝を抜いた衝撃の出来事が勃発。



それは9月末のある日のこと。



娘「あ…やばい… 

お母さーん、取れちゃったー(棒)





























































出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』






まさかの太郎ちゃん全髪ズルッぱげ事件。

2020年後半期の
”マイベストオブショッキング”は太郎ちゃんで決まりだ!!!


そりゃ太郎ちゃん齢百歳オーバーだし、どこかしら経年劣化が生じるのは仕方が
ないことですが、よもや頭からごっそり行くとは。。


実は太郎ちゃんの髪は元々本物の人毛が付けられていました。
所縁ある持ち主の髪ではなく、商用に提供されたものだとは思います。が、
これが抜け落ちたことで、何というか、今後の我が身の健康不安あるいは災厄を
身代わりになって示してくれてたのような凄く恐ろしい予感が過りました。
仏間の棚の中からレスキューした時から、何故かこの子の中に魂のようなものを
感じていたから余計にそう思ったのかもしれません。

太郎ちゃんはその後、インターネットで探し当てた京都の人形屋さんに
修復を依頼し、意を決してはるばる入院に出したのでした。

そしてそれから約2週間後…

はたして太郎ちゃんの運命やいかに?!

続きは次回
にて!!!

2020.07.03

母、星へ還る





先月、実家から鉢植えのラベンダーを貰い受けました。

何年も前に母がどこからか入手して、ずっと世話していたものです。
母は去年から骨折や持病の悪化で入退院を繰り返していて、
それまで手入れしていたプランターの多くは枯れてしまいましたが、
最後に残ったラベンダーだけは庭の片隅で
細く小さく頑張っていました。

先月になって、母が病院からそのまま施設へ転所することに
なったため、見るに見かねてその日のうちにラベンダーを
白布に持ち帰ったのでした。
鉢替えをして下さった油屋さんによると、ラベンダーは
とても頑丈で、冬の厳しい寒さにも耐えられる植物だから
白布でもきっと元気に生きるだろうとのこと。

とまぁ勢いでもらってきたはいいけど、
そもそも園芸ど素人の私に世話なんて務まるのだろうか?!

ドキドキしながらも、ラベンダーが新しい鉢に根付くまで、
毎日水をあげたり天気次第で居心地のよさそうな場所に
移動したり、祈るような気持ちで世話をしていました。
するとどうだろう。

これまで全く園芸に興味のなかった私が、



気が付けば庭中歩き回り、



雑草を抜いて整地して、



花を植えて鉢のサツキや庭木を剪定して…



今まで目もくれなかった花や木に、
深い親しみを覚えるようになっていました。

頭に何かが生えたに違いない。


見渡す限り、ただただ癒される日々の庭の景色。
言葉は話せなくても、心を込めて世話をすることで
ちゃんと答えてくれる草花のひたむきな生命力。

なんというか、足元から「生きている」感覚がしみ込んでくるような
不思議な一体感がどうにも心地よく、
毎朝庭を歩き回るのがすっかり楽しみになってしまいました。

『これはもう母に感謝しなければ。
花が咲いたら写真を見せてあげたい。』
…そう思っていた矢先でした。



ラベンダーの花があともう少しで開花するところまで成長した
先月末のある日、施設から父経由で母危篤の知らせがやってきました。

嫌な予感を覚えながらすぐ西屋を発ったものの、肝心の面会は要予約。
それも1回につき家族一人だけというコロナ厳戒態勢の壁に阻まれ、
すぐには母に会えません。
その日は午前中に父が訪ね、午後に私が施設へ行くことになりました。

今思えば、母は私が来るのをずっと待っていてくれたのかもしれません。

その日、母が施設に入所して初めての面会のチャンスを得て
私が母を訪ねた日。
やっと会えたその時が、母との永遠の別れとなりました。

枕元に駆け付けて、まだ温かい手を握り、おぼろげな視線の先に
割り込むようにして顔を覗き込みながら、
『もらったラベンダーを大事に育てるよ、西屋の庭を今めちゃめちゃ
手入れしてきれいにしていってるんだよ、子供達も今日は元気に学校に
行ったよ、箪笥にあった着物は大事に虫干しして預かるよ、
得意の冗談をもっと聞きたかったよ、
お母さん、産んでくれてありがとう、
大好きだよ…』
何をどう伝えたらいいのかわからないまま、
とにかくあれこれ伝え続けていました。

聴覚は最期まで失われないと聞いたことがあります。
きっと、声は届いたと信じたい。

私が居室を訪ねてからほどなくして、
母は、文字通り眠るように逝きました。

ラベンダーの花の写真を見せることはできなかったけれど、
最期だけは母を一人にしないでそばで看取ることができました。
その光景は、絶叫にも似た壮絶な記憶となって私の脳裏に
焼き付きましたが、コロナの惨禍がまだ収まらない中、
施設の皆さんのはからいと何かの導きによって叶えられた、
静かな奇跡でした。
おそらく一生忘れることはないでしょう。



母は今きっと、長い間苦しんだ病気と限りある時間の鎖から
一切解き放たれ、母の両親や先に旅立ったゆかりの人達、
可愛がっていた実家のニャンコ達や色とりどりの花と美しい
景色に囲まれて、透き通った空から時々西屋の庭を
見下ろしてくれている、と思います。



(開花したラベンダーは現在剪定しながらポプリにすべく、
花を大事に保管しています)


聡明で穏やかな人柄からたくさんの知人・友人に恵まれ、
エスペラントに堪能で、オカリナの演奏に熱心で、子供や孫思いだった母。
凛としたその生き方は、家族と共に過ごす何気ない日常の本当の幸せ、
今この瞬間を、急がず、精一杯丁寧に、
そしてまっすぐ生きていくことの尊さを、身を以て教えてくれました。

生きとし生けるもの全てが通る道を、こういう時だけ
早く通過していってしまった母ですが、今はただ穏やかな気持ちで、
次の世界での幸せと活躍を心から願う今日この頃です。

(↑天体望遠鏡で初めて月を撮影。感動の瞬間!)





こんな時だからこそ、音楽が必要なのだ。

"Her Angled Beauty"

Levi Patel "A Sifting Lightness"(2019)


(↑サムネイルクリックで"Her Angled Beauty"が
視聴できます)

ニュージーランドの癒し系アンビエント、
モダン/コンテンポラリーミュージシャン:
リーバイ・パテルのアルバム。
朝露が光る庭に咲く花のような、やさしいナンバー。

2020.03.12

閑話休題 ~殯(もがり)と”念”~




9年前のあの日、白布は大雪でした。
今年はもうフキノトウに続いてスイセンまで芽吹いています。




↑2月29日撮影。

こんにちは。
iPadでリモートワーク実践中の若女将です。
思い切ってproに機種変しようと思ったら、ご時世なのか在庫切れの件。
近々出るらしい新機種を待って、旅館ヒマな今こそチャンスと勉強し直し中です。



もう何年も前のこと。父方の祖母の十三回忌の年だったか、
ある時父がさみしそうにぽつりと言いました。
「人生最大の試練は、自分の親の死だ」
独り言だったのか私に諭していたのかは不明ですが、何年経っても、
悲しみは人の心の強さにかかわらず癒えることがないのだと痛感した言葉です。

数奇な人生経験を持つ友人が、今はもういない家族や仲間のことを
思い出しながら静かに呟きました。
「過去を振り返ることは、殯(もがり)に似ているように思う」
どんなに後悔しても、これまで歩んできた過去は変えられない現実。
逃げるのでなく時間と共に少しずつ"別れ"ながら、変わってゆく自分を
受け入れて、いつか過去の過ちも許せるようになりたい、と友人はしみじみと
語ったものでした…いろいろな意味で重く響いた言葉でした。


不安や悲しみから、自分が今何をしたらいいのか分からなくなる、
ただ焦りに苛まれそうになる時があります。
まして今の世の中、人ひとりの力でどうにかなる状況じゃありません。

だったら、この際何もしないという選択肢があってもいい。
心が空っぽなままでも死ぬようなことはないから。
そのまま寝れれば体力温存できて尚可、くらいに思っていればいい。

逆にもしも少しでも動くパワーがあったら、今しかできないことをしよう。
好きな飲み物を飲んで家でほわーんとするもよし。
長い間読みかけだった本を読んでもよし。
食べたいと思ったものを作ってみてもよし。
ちょっと家の周りを散歩してみるもよし(感染対策はほどほどに)。
人けのない所まで来て思い切り叫ぶのもよし(白布温泉大歓迎)。

平和な時も不穏な時代も、時間は平等に過ぎていきます。
どの世界にも事象を動かす力の"波”があるように、
今の閉塞的な状況はいつか必ず終わりが訪れます。
私たちに今できることは、時の流れに身をゆだねつつ、
決して生きる歩みだけは止めないこと、ほんの少しでもいいから、
周囲への思いやりを忘れないこと。それだけだと思います。

私は幸か不幸かやることが沢山あってどんよりしている時間がないので、
あまり先々に望みは持たず(悪い意味じゃない)、過去を悲観せず、
ひたすら"念"に徹しています。これ仏教の教え。

絵に描いた餅を眺めるくらいなら実際に餅焼いて食べようぜ!みたいな(違う)。

こんな状況ですが、
少しでも自粛や休校で鬱憤がたまっているであろう皆様の心をほぐしたく、
休館日も日帰り入浴を受け付けております。
ぜひ温泉にあったまりに来てください。きっと元気が出ますよ。




今日の1枚。

"SPETTRO"

Milana Zilnik(2019)

(↑サムネイルをクリックすると、Youtubeで
収録曲の"Verde”が視聴できます)

ウクライナ生まれイスラエス育ちの国際派ピアニスト、
Milana Zilnikのピアノソロアルバム。
目覚めの朝、リラックスしたい時、何かに集中したい時、夜眠れない時…
どんなシチュエーションでもオールラウンドに心を落ち着かせてくれる秀作です。
上のリンクから他の曲も聴けますので、ぜひ聴いてみてください。
おススメです。

久しぶりの更新なのにこのまま静かに終わってしまうのも何なので、
おまけにもう一曲。

"Chakra"

Fakear(2018)


(↑サムネイルクリックでようつべにジャンプ)

以前にも「The 日本シリーズ」で紹介したことがあるFakearですが、
彼が2年前に作曲したChakraという曲のMVが素晴らしく摩訶不思議なのでUP。
巨大なオルトロス(蛸(♀))とツインテールのお兄さんとの愛の逢瀬
(+絡み)が繰り広げられます。

もう一度申し上げます。ツインテールです。

あくまで神秘的。某浮世絵じゃありませんのでご安心ください。
タイトルはチャクラですが多分テーマは輪廻転生。
どこか日本の民謡を思わせる琴のようなヨナ抜き旋律が、
リスナーを別世界に誘ってくれます。

2019.12.15

音のある生活 32「サダコはつらいよ」


こんにちは。

実は長芋(生)もアレルギーの若女将です。
恥かしながら西屋スタッフで唯一の食物アレルギー(それも複数)持ち。
もしかして私、デリケート…
(ダークアンビエント回で"9割暗黒面"だのクトゥルフだの
散々毒を撒き散らしていた奴が何を今更(笑))



今日は音のある生活シリーズですが、ほぼ閑話休題です。
副題の通り、かなりしょうもない内容です(苦笑)
息抜きだと思って頂ければ嬉しいです…。



今日現在白布は未だに浅い雪の中です。
雪の女王様はまだやる気にエンジンがかからないらしい。

気持ちは分かる、年賀状に関しては私も同類だわ。
この本文ももう1週間以上書いては崩し書いては崩し、結局支離滅裂なまま
無理やりUPしてしまったし…うーむ…頭が回らない。

最近、中途半端な気候のせいかしょっちゅう肩痛首こりに悩まされています。
なんというか、脳筋がいつも硬直している感じ(ちょっと待て字(笑))
いつものヘアスタイルさえ妙に「肩」苦しいと感じるようにもなり、とりあえず
頭皮に負担がかからないようトレードマークだったチタン箸かんざしを
しばし封印、ゆるめに髪を結ってごまかしています。

え?切れ?それだけは絶対イヤだ(爆)

とはいえ既に結構な長さなので、とりあえず邪魔にならないようクルクル巻いて
バンスで留めてしまうことが多いのですが。
実は毎晩寝るときも毛先がこすれないように髪を編んで保護しているため、
一日のうちで髪の毛を完全におろしている時間はお風呂以外ほぼ皆無です。
つまり私はもともと、髪を結った感覚に完全に慣れ切っているはずなのです。
なのにこのごろちょっと髪型を緩めただけで
「ああぁ髪解きたい今すぐバサーッとしたい!誰も止めるな下ろす!!」
よく分からない衝動にかられて、バックヤード限定ですがこっそり貞子化して
開放感を味わっていたりして(だってパブリックフロアでそれやったら西屋的に
かなりヤバい笑)。そしてそのままザ・デスクワークサダコ(笑)
そのままカウンターに出たら即一発芸(やらないけど汗)。
フロントスタッフの皆ほんとごめんなさい(笑)

しかしまぁ、あれだな。貞子さんたら有名すぎですね。
白い服を着て顔の前にロングヘアを垂らしてみせるだけで10人中
1000人(?!)が「ぎゃー貞子だ~!!」ほぼ確実に叫ぶはず。
井戸から這い出るあの衝撃的な姿がいつの間に人々の恐怖心の臨界点を
突破したのか、枷椰子さんとの夢の共演どころか、どこぞの始球式やら
ギャグマンガ、はては海外のいかにも胡散臭いようつべ動画にまで
散々出没させられているホラーの権化。
相手が野球選手だろうが行先が縁もゆかりもない異国のご家庭だろうが
所かまわず愛嬌呪いオーラをふりまかなきゃならない彼女の日常(?)は
そんじょそこらのブラック企業とはまるで比較にならない重労働っぷり。
さすがに不憫に思えてきます。怨霊だけど。
そのガッツ、ぜひ分けてほしいねぇ。
所詮恨みつらみなんて人類の未来と共に蒸発していく運命なのだから、
命ある者を憎むなら、いっそ呪いパワーをロケットエンジンにエネルギー
転換して、そのまま宇宙の果てにでも行ってくればいいのだ。
そして戻ってくる頃には故郷(地球)そのものがなくなっているという
相対性理論。めでたしめでたし(何がだ?!)。

いやいやいや、そんなくだらない話はどうでもよくてだな。
なんでひそかに貞子ちゃん推し(?)かというとだな、
髪型の連想もさることながら、単にこの間行った眼科の受診模様が
なかなかにツボだったのであって、別に貞子ちゃんが好きなわけじゃ
ないよってそれだけ言いたかったわけなんだな。

・・・市内某眼科にて。



↑状況説明が面倒なので、雑ですが思い切って一コマ絵にしました。。

こんなガンたれ写真(といっても診察のために強制的に逆あかんべぇ
させられているだけなんですが(苦笑))を薄暗い診察室で毎日見ている
眼科の先生…きっとホラー映画にめちゃくちゃ強いに違いない。
自分の髪と結膜炎ごときで、性懲りもなくこんな話題をだらだらと
(しかも旅館のHPで)垂れ流す若女将。
デリケートじゃないのは確かです(笑)



さぁお口直し?に今日の一枚。
これまた場違いな癒しアルバムを無神経に投下するわけですが、
本当はこっちがメインだったはず。もはやどっちが本題なのか分からんわ…。

"The Melody At Night, With You"

Keith Jarrett(1998)



こちらはECMきっての大御所ピアニスト(他の楽器も多種演奏)、
アメリカ出身のキース・ジャレットの1998年リリースアルバムです。
クラシックからジャズに至るまで幅広いキャリアと卓越した技術を持つ
キースは、あのマイルス・デイヴィスとの共演や世界各地でのコンサート
(ライブ盤、特に1975年ケルンでのコンサートアルバムが大ヒット)など
華々しく活躍してきました。しかしその過酷な演奏スケジュールの日々から
とうとう慢性疲労症候群を患い、一時ステージから離れる日々を余儀なく
されたのでした。
こちらのアルバムは、その療養中に作曲されたもの。
元々は奥さんへプレゼントするプライベートものでしたが、リリースされるや
再び世界的に絶賛を浴びたというミラクルストーリーの結晶。
曲はいたって静かで優しく(独特の唸り声はところどころ健在ですが、
本作でのそれはひどくピュアに聴こえる)、
長い旅の先でようやく温かい大地に根を下ろしたタンポポのよう。
ああぁ語彙力。
つまりこのアルバムに余計な能書きは不要なのよ。とにかく一度聴いてみて!
特にそこの貞ちゃんちょっと耳お貸し(そのままイヤホンをねじ込む)!て感じ。
だから語彙力…

挫折を味わい、己のどん底を見、荒廃した世界を一度知った人は、実はそれと
同じくらい強い力を心に秘めるチャンスを同時に得るのだと思います。
ただ堕ちて終わるのは簡単だけれど、その力の使い道を自分で選び、
自分を縛る鎖を自ら手放した瞬間…本当の純粋な心が現れる。
苦しい闘病生活を乗り越えたキースからの、魂(音楽)のメッセージ。
泥の中からまっすぐに咲く大輪の蓮のように力強く優しい音色に、
ぜひあなたの心を解放して耳を傾けてみてください。

2019.01.31

閑話休題 ~秘湯の会女将研修会にて


こんにちは。
行く気満々だったはずのフェルメール展(もうすぐ終了)をなぜかすっ飛ばし、
隣の隣の国立科学博物館の地下で霧箱をかぶりつくように覗き込みながら
「(宇宙線が)見える…見えるぞぉ!
…と、どっかの眼鏡大佐みたいに一人狂喜していた若女将です(笑)



というわけで、今週29-30日にかけて、私は秘湯の会の女将研修会参加の為
約1年ぶりに東京に行っておりました。懐かしい場所をいくつも訪ね、
遠来の同士の方とお会いし、それはそれは充実した2日間でした。

カテゴリは「閑話休題」「湯守のこと」ですが、2回にわたって、
その時の話題と所感をお伝えしていこうと思います。



秘湯の会の女将研修会は毎年この時期に開催されます。
四十年を超える秘湯の会の歴史において西屋はまだ新参の立場なので
(会員番号MAX197軒中西屋は189番目…現在秘湯の会会員宿は170軒未満しか
ありませんが、最初に与えられた宿番号自体はそのまま残ります)
私も今年で参加2回目だったわけですが、その内容は驚くほど充実!!
先輩の秘湯の宿の女将さんからも沢山の貴重なお話を聞くことができる
貴重な社交場だったりします。

研修会では、発足当時から秘湯の会を長く牽引してこられた佐藤好億名誉会長さんの
講話が設けられています。
今回テーマは(テーマ自体は設定されていなかったが私が勝手に総括)
「21世紀の今改めて問う、“情け”とは何なのか、“秘湯”とはどうあるべきなのか」。
因みに去年は「秘湯の宿を守ることは、温泉文化そして地域文化を守ること」。

うーむ…深い。

佐藤さんほど知識豊富で数多くの秘湯の宿を知り尽くし、
ご自身もまた旅館の経営者として時代の変遷を目の当たりにされてきた方も、
当たり前のようなこの命題に対して日々自問自答しているのだと
改めて気付かされました。
一方で他の宿の先輩女将さん方との談話から、経営難、人材不足、
後継者の不在などなど…他人事とは思えない様々な問題を抱えている
現状が浮かんできました。
全国各地、それも僻地にある秘湯の宿は、東京のような華々しい都会とは
およそ無縁の場所で、横の繋がりを保ちつつ、それぞれ守るべきものの為に
細々と商売を続けているわけです。

翻って私が守っているものとは?
一番に思い浮かべるのは温泉です。
古くなった建物の保存も勿論ですが、この土地に温泉が湧いていて、
それをお客様にきちんと提供できる状態になければそもそも
温泉旅館業は成り立ちません。それこそ当たり前の話ですが。
しかし当たり前だからこそ、その恩恵に対する感謝、自らの立ち位置を
常々意識しておかなければいけないとも考えているのです。

今思えば、湯守になったのもそういう事由からでした。(続く)



堅苦しくなりがちな文脈に唐突に投げ込む(爆)今日の1枚。

ELLA FITZGERALD & BILLIE HOLIDAY "AT NEWPORT"(1958)

(適当なリンクが…ない!)

20世紀の女性ジャズ・ボーカリストの頂点に立つエラとビリー、
そしてカーメン・マクレエ(日本では彼女達3人を合わせて
女性ジャズシンガー御三家と呼んでいるそうですが、
カーメンはどうもエラやビリーほど有名ではなかったようです)
この3人の貴重なライブを録音&編集したものがこちらのアルバム。

エラが太陽ならビリーは月、カーメンは星…みたいな印象かな。
エラはとても伸びやかで声が明るく、ジャズシングにふさわしい
優雅な歌い方をします。
一方のビリーは名曲「奇妙な果実」や彼女本人の波乱の生涯
(酒と薬にまみれ44歳の若さで亡くなってしまった)に象徴されるように、
どこか退廃的でコケティッシュ。
カーメンはどちらとも違い、ジャズを超えてポップ曲のカバーも
こなしたりしているので、掴みどころのない魅力的な歌い方が特徴です。

個人的に(古典的なものに限らずEMC含めて)ジャズは物憂げに
まったりしたい時間に聴きたいジャンルなので、
誰が好き?と聞かれたらビリーと答えるわけです
(つまりこれが前回のコラム冒頭の伏線)。
どの曲も、その場で聴いているような臨場感があっていい感じですよ。

2018.10.13

閑話休題 ~招福こけし~



10月も中盤に入りました。
西吾妻スカイバレー走り放題期間も残り半月ほどです
(11月以降は夜間通行止め、その半月後には冬季閉鎖予定)。



西吾妻山の紅葉もだいぶ進んできています。

誰もそうは思わないようだけれど、今年は季節の移り具合が
例年より早いような気がしてなりません。
元々筋金入りの冷え症持ちですが、最近異様に寒さを感じています。
一緒に働いている他のみんなは半袖でちょうど良いと口を揃える中、
台風が来ようが寒冷前線のぬるい雨が降り注ごうが体感温度は滅茶苦茶。

…未病かな?ちと不安。

尤も山は標高も高いし平地より気温が低いので、寒さを感じるのは
ある意味仕方がないことではありますが。

今月はあまり外に出られないので情報発信量が少なくなってしまうかも
知れませんが、ぼちぼち更新していきますので
長い目でお付き合い頂けますとうれしいです。



というわけで、今回は素晴らしくネタ切れにつき閑話休題。
館内のとある飾りものについてご紹介しようと思います。



食事処である宴会場入口にあるこちらのユニークなこけし。



珍しいのか、お客様も足を止めてご覧になり、
どこで売っているのかと非常に多くのお問合せを頂いております。
これ、実は山形のものではなく、隣の福島県の特産品なのです。



私が西屋に嫁いできた折両親から譲り受けたもので、
名前は「招福(しょうふく)こけし」といいます。

福島市の北東、伊達郡桑折町にある工房で50年ほど前から作られていて、
お祝いやお土産にとても人気なんだそう。
首が動かせるので、その日の気分で満面の高笑い(!)にも
控えめな笑いにもできます。悲しいことや辛いことがあった時ほど、
じっと眺めて元気を分けてもらえる、いつの間にか自分も優しい
笑顔になれる不思議なこけし。

ネットでも販売しているようですが、直売でなく、製造元である
香村工芸さんはHPがありません。
電話かFAXでの問い合わせ・購入になります。
一番手に入りやすいのは福島駅西口にあるコラッセふくしまです。
気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひコラッセへも
足を運んでみて下さい!
西屋から東北中央道経由でおよそ1時間程で行けます。



はな「上を向いて、元気出して頑張るにゃ! え? 招福こけしの真似をしろ??」




はな「ミャッハーーー!!(にゃんこにはむりじゃー!!)」

【「招福こけし」製造 香村工芸】(桑折町HPより)
〒969-1651 福島県伊達郡桑折町大字万正寺字蛇屋敷1番地の1
電話 024-582-3722
FAX 024-582-6929

【コラッセふくしま(福島県観光物産館)】
〒960-8053 福島市三河南町1番20号 コラッセふくしま1階
電話 024-525-4031
FAX 024-536-3188 
営業時間 9:30~19:00 (年中無休)

2018.04.06

閑話休題 ~アンケートは宝の山~



白布の冬は長く、寒さが残る3月はまだまだ閑散期。
にもかかわらず、今年の3月は西屋内の大々的な補修・改善のほか、
年度末ということで我が子の卒園やら春休みやらいろいろ行事も目白押し。
もう月末になる頃には今日が何日何曜日なのかも分からなくなり、
脳内カレンダーは相当ごちゃごちゃになっていました。
まだ頭ぐるぐるしているかも(笑)

でも、西屋は少しずつ、そして確かに歩みを進めています。
(少なくともそう確信しています)

先月は、新しい客室アンケートを設置して先月で丸一年でした。
その中からお客様に直接自由記述形式でいただいた貴重なご意見・
ご要望をまとめ、それらをもとにいろいろと改革を行ったのでした。

今回は閑話休題ということで、そのうちのいくつかの改善点をご紹介したいと思います。

1.アメニティについて

「お風呂にシャワーキャップを備えていてほしい」
「風呂上がりに冷水のコーナーがあればうれしい」
「お風呂周辺に冷水サーバーがあると尚可」
「男湯の脱衣場にもティッシュが欲しい」
アメニティの充実をお願いしたい。浴室での化粧水やブラシなど」
(※アンケート自由記述欄より抜粋)

このような沢山のお声にお応えして…


(↑男風呂脱衣場)


(↑女風呂脱衣場)

3月11日から、男女各脱衣場に冷水コーナー、
男性側脱衣場にBOXティッシュ、
そして…



女性側の脱衣場にアメニティセットのコーナーを設置しました。
他にも、女風呂内にはメイク落としと洗顔フォームも備え、
思い立って日帰り入浴でご来館になった女性の方でも安心して
ご利用頂けるようにしました!(お風呂上がりのメイクは…?!素肌美人でOK!)

2.湯滝風呂の入り方

風呂の使い方が分からなかった」
お風呂の入り方案内など事前に詳しくあるとありがたいかも」
(※アンケート自由記述欄より抜粋)

西屋の湯滝風呂にはシャワーや個別の蛇口などが一切ないので、
初めて西屋のお風呂に入られた方の殆どが
「どうやって身体を洗うの?!」
と疑問に思われたはず。

というわけで入り方解説図を作り、各客室と脱衣場に掲示いたしました。
湯船から桶でお湯をすくうこと、
湯滝はシャワーではなくマッサージするためのものであること…
矢印を付けて案内しています。英語版もいずれ作らなければ(汗)

ちなみにお風呂場の入り方図解(板版)はフリーハンド描き。







写真からあたりをとって線画を起こし、男女で反転させて原画を作り、
それをトレースしました。個人的には力作です(笑)


「お風呂の洗い場もっと広く
「洗い場が狭い
(※アンケート自由記述欄より抜粋)

ここも頭の悩ませどころでした。
皆様のおっしゃること、よく分かります。もう何年も前から、
昔々から言われてきたことでした。
しかし大変申し訳ありません。
お風呂はすぐに拡張することはできません。

では、なぜ湯滝風呂なのか?
なぜこんなに不便なままなのか?

そこには決して怠慢ではなく理由があることをぜひお伝えしようと思い、
図解のそばに直筆のメッセージも添えました。





プリント版は各客室にも備えてありますので、
ご入浴の前にぜひご一読いただければと思います。


「お風呂までの矢印看板などあると迷わずに行けそう」
「お風呂までの案内があるとありがたい」
(※アンケート自由記述欄より抜粋)





というわけで、館内各所に案内看板を複数設置しました。
どうか目印にしてお進み下さい。

メッセージをひも解いてみたら
お風呂周りのご要望が実に多数…本当に色々考えさせられました。
ご意見をお寄せ下さった皆様、本当にありがとうございます。


3お布団について

「温泉を楽しみに来たので、朝食後も布団があるとありがたかった。」
「朝食後横になりたかったが布団が上がっていた」
(※アンケート自由記述欄より抜粋)

この点につきましても、現在朝食会場にいらしたお客様に
それぞれお布団を上げるか否か尋ねており、ご希望の方はお帰りの時まで
お布団をそのままにし、チェックアウト時までゆっくり
お休みいただけるように対応を変更いたしております。

他にも、館内の寒さ対応、朝食の内容改善などなど、
まだまだ追いついていない課題もあります。
特に本館のお部屋に手洗いを完備することはさすがに構造上不可能ですが
(本当に申し訳ありません。築100年近いので多分改修に耐えられません)、
できるところから一つ一つ改善していこうと考えています。

幸いこの諸課題をスタッフ同士で話し合ううちに、現場での
結束力が強まった気がします。まだまだ頑張れる。
そんな力が不思議と漲(みなぎ)ってきたと私は感じています。

全ては未来のために。

歴史と共に西屋の「残すべきもの」「変えてゆくべきもの」を
日々問い続けながら、今日も湯守作業をもくもく続ける若女将でした。


(↑4月5日朝、白布では久しぶりに雪が降りました。
心が洗われるような白と青のコントラストでした。)

2018.02.19

閑話休題 ~ほろ苦いチャイコフスキー。~



久々の閑話休題。

今朝、ロビーに連れてきた猫達の写真を撮っていて
なぜか独身時代の通学・通勤ラッシュを思い出しました(元都内在住)。



(通勤ラッシュ時の扉付近(イメージ)。)


(夜の女性専用車両(イメージ)。)
(京王線ではしょっちゅうお世話になりました。)

あの頃は若かった。

最近、懐かしのス〇ッフサー〇スのCMをやたら見かけます。
なぜ今頃リニューアル放映?と単純に疑問に思いググってみたところ、
実は去年がCM20周年だったそうで。
なるほど納得。

しかし正直なところ、私にはあまりいい印象が持てません。
だって、あの頃はまるで明るい時代じゃなかったんだもの。

忘れもしない就職超氷河期ど真ん中。
大学の卒業式で(私はオーケストラサークルに所属していたので、
式典の楽曲演奏のため在学生のころから卒業式に毎年参加していました)、
華やかな袴でなくリクルートスーツで参列し、
「これから面接だよ…
もしこれでだめなら新卒派遣に登録してとりあえず形だけでも働く」と
切なげに語っていた先輩、卒業後も在学生と一緒に何社も回る友人を
目の当たりにしてきました。
かくいう私も就活の波に乗り遅れ、最終的に院進学を選んだ一人ですが…。

当時は「とりあえず就職できれば勝ち」みたいな風潮で、
自分たちはただの使い捨ての駒。
社会は世知辛いというイメージしかありませんでした。
一見手取りはいいけれど先々の保証がまったく見えない「派遣社員」は
まさにその“使い捨て”の象徴(少なくとも私にはそうとしか思えなかった)。

ところが今は立場がまるで逆転し、むしろ“売り手市場”だと聞いています。
働く人と職場とのミスマッチから互いに適材適所を求めてフレキシブルに
社会に順応していこうという時代と言われています。
同じCMでも伝えんとする意味や背景がまるで違う。

あの針の筵のような日々は何だったのだろう。
今でも冷遇を刷り込みされたまま辛酸なめている同世代がいるかもしれないと思うと、
何ともやりきれなくなります。

そうさ弦楽セレナーデ。
それまでエレジー含め大好きな曲だったのに、CM放送後はすっかりトラウマになり
何がオ~ジンジ♪だバ〇ヤロー!!!
と心の中で叫びながらホントにCDを売ってしまったのはほろ苦い思い出です(苦笑)。

ごめんねチャイコフスキー。


(今日は定時(チェックアウト時間)より早く家に帰れたよ!!)

2017.07.13

閑話休題 ~気がつくとそこにある(あった)もの~

今日は堅苦しくタイトルを決めず、思いついたことや最近あったことなど
自由に書いてみようと思います。







ここのところ暑い日が続いていますね。
皆さんも毎日「暑い」を数えきれないほど口にされていることでしょう。
数日前は白布でも夜の気温が25度前後という蒸し暑い日がありました。
いつもなら20度を切るのですが、さすがに寝苦しかった…(苦笑)
しかし隣の福島市は同じ日に最高気温37.7度を記録したそうで、
山奥住まいは迂闊に「暑い」などと連発してはいけないと改めて肝に銘じたのでした。



↑そんな暑いさなかに、TwitterのTLに投下した三十三観音の小滝の写真。
けっこうなリアクションがあり、やっぱりどこも暑かったんだなぁ…と
改めて実感。

山の水は本当に冷たくて気持ちよいよ~
白布大滝などにお出かけになる際は、
よろしければ吾妻山に一度手を合わせてお入り下さい。
神様や自然の生き物たちも数多く棲まう水辺です。
安全のためにもぜひ。




最近息子がどこから情報を仕入れてきたのか、しきりに
「今巷でね、ハンドスピナーが流行ってるんだって!」

要は「買ってくれ」という話です(笑)

しかし私は日頃テレビもようつべも全く観ない人。
名前を聞いただけではどんな代物なのかまるで見当がつかない。
というわけで、たまたまお店で見つけて買ってみたのがこれ↓



全身ステンレスで軽量、置いておくだけでもオブジェになる手のひらサイズ。
まるで手裏剣ですな…
さらに言うと誰かさんの装飾品みたいにカッコいい。
真ん中のくぼみを持って羽根を回すだけの道具ですが、これがヒーリング効果を
発揮するそうで、世の中にはいろいろなバリエーションがあるようです。

何度も回していると、やがて高速の走馬燈か輪廻に見えてくる(かもしれない)。
物思いにふけるのにはいいかもしれません。

因みに子供たちは大喜びですが、
おんでんとかぐらはまっっっっっっったく反応しません(笑)
猫達は今この瞬間を全力で生きているから、人生(猫生)にいちいち悩むような
煩悩など持ち合わせていないということでしょう。それはそれで羨ましい。
むしろ電飾やネコジャラシの付いているものの方が食いつくかも(そんなのある!?)。




ところで、皆さん普段音楽は聴きますか?
私は自他共に認めるApple Musicのヘビーユーザーです。

iCloudのストレージをガツーンと増やしたのをいいことに、
日々更新されるプレイリストをあさっては第六感に響く音楽を片っぱしから
ライブラリに突っ込んでいるので、もうジャンルも曲数も収拾がつきません。

ざっくり区切って、演歌とPOP以外はほぼ網羅しているような気がします。



たとえば…↑Bonoboとか…
彼のアルバムはどの曲もいける。
特にReturn to Airが好きです。




↑Harold Buddとか…
彼はブライアン・イーノやエクトル・ザズーの影響で以前から
知っていたアーティストですが、最近ピアノを再び弾くようになって
マイブームが戻ってきました。

たまたまライブラリに入れて日が浅いもののSSを載せましたが、
他にも好きな曲や、いろいろな意味でインパクトの強い曲など挙げたら
キリがありません。気がつけば朝も夜も常に何かしらの音が流れています。
(聴かないなら聴かないで大樽川のせせらぎや森の音、鳥の声等など…)
暑さも、凹んだ気分も、家族と共に過ごす嵐のような時間も、いつも音楽が元気づけたり
癒したりしてくれていると感じます。

これは独立したタイトルを立てて別の機会に書いてみようと思います。
笑っちゃうほどマニアでマイナーな好みなので、はてさて続くかどうか…(苦笑)


(7/14加筆修正)

2017.04.29

閑話休題 ~山奥から独り言~

 

今朝、Twitterでしだれ桜の様子をUPしました。
去年の今頃はもうかなり開花が進んでいて、ライトアップも始めていました。



今年はまだこんな蕾。雪が多く寒い日が続いたためですね。
麓や北東北ではもう花盛りを迎えています。
白布の桜はそのあとですので、花見のチャンスがないままGWになっちゃうー!
という方!ぜひ白布の桜を愛でにいらして下さいね☆


(↑西屋の夜桜ライトアップはこんな感じです。きれいですよ~。)



さて、Twitterについて最初に触れましたが、今日は個人的なネット考です。
インターネットがどこもかしこも普及し、自宅に必ずトイレや台所があるがごとく、
各種端末が人々の生活の一部に定着した今、
世の中もだいぶ様変わりしたとつくづく感じています。

とにかく便利になりました。

私のように巷の流行りにとことん疎く、山奥住まいで買い物にも難儀している人間でも、
見たことのない素晴らしい景色や音楽にたっぷりに触れたり、
地球の反対側から珍しい商品を買ったりできてしまえます。
いろんな方とも交流や情報交換ができる。
ほんの数十年前なら考えられなかったようなことがあたりまえに可能になったわけです。

冒頭での「北東北の桜が云々…」も、SNSでどなたかが写真を
UPしたのを見たおかげで状況が分かった次第です。
しかし、ネットには底知れない危険性も常に潜んでいます。
それが近年急速に、影のように人間社会を席捲しつつあることに
正直私は強い危惧を抱いています。
今まで点と点だった遠くの人同士が、ネットを通して無限に繋がっていける現代。
例えばその中の誰かが強い意図を持って、ほんの小さな石を投げ込んただけで
時に異様な集団心理が生まれ、やがて一人ではなしえなかったような暴動に
発展する可能性が生じてきます。
最近、長野県の諏訪大社で、毎年お正月に行われるとある神事に対して
あらぬ抗議が展開されているというショッキングなニュースをオンライン上で読みました。
元々何百年も昔から、深い信仰と自然への畏敬の念のもとで伝統的に継承されてきた神事で、
地元の方々にとっても恒例のものであったはずですが…突如降って湧いたように
「時代にそぐわない」と訴え、(もっと昔から抗議はあったかもしれませんが)
聖域さえ侵す異常な集団行動が生まれた背景にはインターネットの存在が
大きかったと個人的に推測しています。抗議活動の参加者の一人は
「自分はアルバイトだ」と語ったそうです。
普通の求人情報誌でこんなアルバイトを募集するとはまず考えられません。
SNS上で呼びかけたのでしょう。
また、こうした刺激的な話題をネットで取り上げれば
たちまち世間の知るところとなり、注目が集まります。
主催者が意図的にパフォーマンスを上げれば賛同者も比例して増えるでしょう。
賛同者が増えれば、その中心にいる人物は、やがて自らが世の中の代弁者
=正義だという曲解に至る…なんて事態にもなりうると思います。
世の中人の数だけいろんな考え方があるとはいえ、イメージ(画像)と
言葉で強い誘導をかけ続ければ、人の心を掴むのも難しくはありません。
ましてネットの世界は匿名が可能ですから、一度も出会うことがないまま、
お互い本名も知らないまま運命共同体になれてしまうわけです。
諏訪大社の神事に限らず、こういう現象(当事者たちは扇動の自覚はなかったかもしれない)は
ここ数年の間に何度かネット上で目の当たりにしました。
問題なのはこれらの伝え方です。リアルさでいけばリンクされた画像や
映像のほうが目に物言わせますが、都合の悪い部分をカットできてしまう
理不尽さはあってもこれらはあくまで“事実”しか伝えていません。
そこに添えられている言葉(テレビでいえば解説や字幕)の
影響力のほうがはるかに重要です。

LINEでは若い子たちの間でいじめも生じていると聞きます。
SNSの場合だとフォロワーの数やグループの規模がそれなりに
影響力を持ちますが、対面上の人間関係の強さには当然及びません。
にもかかわらず、見えない相手同士との曖昧な繋がり程度で個人の尊厳や存在自体、
簡単に否定できてしまうのです。感情が読み取れない平坦な文字のやりとり、
そのほんのわずかな解釈の違いだけで、敵だの味方だの仲間外れだのと、
昨日まで親しかった者同士があっさり決裂する。
よしんば良好な関係が幾年も維持できたとしても、
オフ会かリアル文通でもしない限り、相手の本当の名を知る機会もない…



私がアナログ志向なだけかもしれませんが、
なんて不安定な人間関係だろうと思ってしまいます。


実は私もかつてTwitterの個人アカウントを所有しており、愛着もあったのですが
上記のようなやむを得ない理由もあって思い切って削除したことがあります。

共に暮らす家族や今自分がなすべきことに真摯に向き合っていこう、
何よりも目の前にいる人を大事にしていこう。

終始仲の良い方も少なくありませんでしたが、後悔はなく、
寂しさを感じたのもほんの一瞬でした。
色々と考え直すいい経験になりました。



幸い私は物ではなく宿泊「体験」を提供する商売なので、対面なしでは
仕事できません。今でも必要な時以外はなるべく覗き込まないよう
ネットからは常に一定の距離を置くようにしています。
テレビにいたっては、もう何年も前から全く観ていません。
これは単にテレビが苦手という理由ですが(苦笑)
ネット上の言葉の暴力で傷ついている人がいたら、ぜひ伝えたい。
たまにゃ端末を閉じて、気持ちもスイッチオフにして、外に出て思いっきり深呼吸してみて、と。


ネットの世界は人間によって作られました。全知全能ではありません。
むしろ、なんと狭い世界だろうと思ってしまいます。
雄大な山並みや夜空いっぱいの星空…本当の世界はもっともっと広く、
端末の向こう側の小さな悩みなんてかるく吹き飛んでしまいます。

そう、世界は広いのですから…。
胸を張って、もっと自由に生きていきましょう。

2017.03.01

コラム再開・閑話休題のお知らせ

 お久しぶりです。

お正月以来のコラム更新です。
本当は見どころ紹介の連載を続けるつもりだったのですが…



(2017年1月15日撮影。)

御存じの方はご存知の通り、年が明けたとたん冬の神様は仕事を思い出したのか、
それまで貯めていた分ごと一斉に大雪を降らせ、
私はPCに向かう時間がまるで確保できないまま、
2か月近く除雪や外作業でてんてこ舞いしていました。


(1月16日、三十三観音に向かって一人雪を掘り進める。この先に沢がある)


(作業中何度も地吹雪にまかれ、森の手荒い歓迎(?)を受ける。)

何かもう、緯度が地軸を廻ったような、物の考え方まで180度変えられてしまったような、
そもそも考える時間すらあったのかよく思い出せないくらい怒涛の日々でした。



(2月1日、雪おろしのため、初めて西屋の屋根に上がりました。)


斧だのダンプだの散々振り回したわりに大きな事故・けがや筋肉痛にならなかったのは、
日頃人知れず筋トレに勤しんでいたことや、見えない力が守ってくれたおかげでしょう。
年齢はこの際忘れよう(笑)

どんなに仕事が大変でも、命には代えられません。
いついかなる時も、感謝の気持ちを私は忘れてはいけない。




というわけで、連載は4月以降に持ち越し、今月は閑話休題として
私が毎日行っている湯守のことをお話しようと思います。
湯守とは何か、どんな仕事なのか、日々どんな思いで山に入っているのか。

もともとこの仕事の話は表には出さないつもりでした。
なぜなら、完全な裏方の作業だからです。
ただただお客様に気持ち良くお風呂に入って頂きたい一心で背負っている役目。
決して難しく考える必要のないものだと思っていました。

しかし先日、とあるお客様に声をかけられました。
「若女将。これはドキュメンタリーだよ」と。
そのお客様は、日々Twitterで私が時折写真を添えて載せている湯守作業を
ずっと見ていて下さった方でした。



この言葉に、何か突き動かされるものを感じました。



(朝6時前に、温度調整のため本館裏の枡へ。冬の夜明けはただ美しい)


(温度を確かめる。極寒でかじかんだ手もふっと生き返る(時々熱い(苦笑))。)

湯守を引き継いだ経緯、大変でも旅館商売を諦めない思い。
こんな人里離れた山の中に住みながら、さらに山へと引きよせるもの。
この星が生きている、命が流れていると全身で強烈に感じる瞬間。

毎日自分がどう思い、何に語りかけて走っているのか、一度記録のつもりで
書いてみようと思い立ちました。

実際ドキュメンタリーと言えるようなものではないかもしれませんが、
山や森や水の美しい写真を添えてお届けしてまいります。

週1回のペースで更新していく予定です。
お楽しみに。

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