若女将コラム

日々西屋と山を駆け巡る湯守兼女将による、自由奔放すぎるコラム改めエッセーコーナーです。
人生は奇想天外に生き抜こう。趣味のことや日々思う事etc...ほぼ100%西屋に関係ない話題を思いつくまま載せています。

黒の石碑に拓本は…ない!





二十四節気は処暑。
日一日と秋らしさが感じられてくる頃です。

西屋でも館内の額etc一足早く初秋模様に切り替えました。
毎度恒例、調度で季節を先取りするの巻。



さて、こちら2階のメイン廊下の前に掛けた書です。
自由闊達な筆運びで、なかなか味わいのある短歌が綴られています。
落款は「白峰」とありますが、それ以上の情報がないため
具体的な作家名が分かりません。それ以前にそもそも

「なんて書いてあるか分からない=お客様に聞かれても答えられない」
という致命的な理由のため、実は長年飾られることがありませんでした。
かくいう私も書道学習前は最初の「秋」しか読めなかった。
なんだかんだで不遇な作品だったりします。

フッフッフッ…ならば頑張っちゃおうではないか。
何のためにこうして書道を始めたとおもっちょる。
まだまだ草書&かな文字歴2か月ちょいの初心者ですが。
今年こそはどうしてもいい場所に飾りたかったので、勉強を兼ねて
解読に取り組んでみました。

その結果… 






(↑臨書。)

練習しながら書いたんでひん曲がってます。スキャンする自信はなかった…



(↑現代かなと漢字に書き直し。)


ムスカ 「読める…読めるぞ!!」   

よもやこの歳になって、
あの大佐のヤバい歓喜にハゲ同意する日がこようとは(笑)



何はともあれ、今まで全然出来なかったことが
少しずつ出来るようになっていく過程はいくつになっても
ワクワクするよね!なんか以前にもましてヤル気が出てきたよ!!

社長「…じゃあ次のお題はこれだ。」



とばかり指し示されたのは、これ↑。

現在茶の間ミニギャラリーの一角に広げられている、
西屋十六代目清右衛門こと清秀氏の短冊集。
六双の屏風に全部で三十九首の短歌が貼り付けられています。



ふむふむ、書いた時期はだいぶバラバラのようだけど、
当時の暮らしぶりや故人の思いが偲ばれて、どれもなかなかに味わい深い
ものがありますな。比較的癖の少ない字。だがしかし、漢字の草書体と
かな変異体はしっかり混沌(まざ)っている。
というか漢字多めのせいで全体的に難易度高め。

それをサラリと読めって父ちゃんアンタ。
「今日の晩ご飯なにかな~♪」みたいな感覚で簡単に言うんじゃないよ。
買い物リストをちゃちゃっとメモる感覚で草書をスラスラ書いていた
昔の人のようにはいかないんだかんね。

でも、くそぅ。壁があると乗り越えたくなるのが今の私。
頑張る。頑張ってやる。
もしも今年中に全部読破できたら…褒めてくれ(笑)。



今日の1曲 

"One More Time" - Discovery

Daft Punk (2001)

松本零士氏の大ファンを公言しているフランスの
ハウステクノグループ:ダフトパンクの2ndアルバムから。

リンク先はもちろん同曲がBGMになっている
インターステラ5555」の冒頭シーンです。
主人公のステラ(メーテルそっくりさん)が所属するバンド
「クレッシェンド―ルズ」のライブを聴きながら、街で職場で
キラキラした照明の下でどこでもかしこでも老若男女が踊る踊る。
近未来的な自家のテラスでノリノリで腰を振るおばあちゃん家族が
なかなかシュールで草。どこの昭和だ。
ほかにもバンドメンバーとしてロン毛の鉄郎もどきが出てきます。
で、揃いも揃ってみんな肌色真っ青です。
なんせ宇宙人という設定なので。

「インターステラ5555」は無声アニメ映画で、
「ディスカバリー」に収録されている各曲のビデオクリップを
一つのストーリーにまとめた珍しい作品。2003年製作ですが、
初期の宇宙戦艦ヤマトと同時期作と言ってもいいくらいレトロ感満載。
例えばABBAのダンシングクィーンや、数々の昭和SFアニメが大好きという
方にはドツボだと思います。
もちろんストーリーもなかなか秀逸。作中ダフトパンクの2人が某受賞
会場でしれっと出演しているのもミソ。後の「トロイ・レガシー」である。

さぁワンモアタイム。

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