若女将コラム

日々西屋と山を駆け巡る湯守兼女将による、自由奔放すぎるコラム改めエッセーコーナーです。
人生は奇想天外に生き抜こう。趣味のことや日々思う事etc...ほぼ100%西屋に関係ない話題を思いつくまま載せています。

衣替えするヒーローとヴィランが実は双子だった話(?)





前略 親愛なるK先輩、ご無沙汰しております。
ここ最近白布は肌寒いほどの涼しい日が続いていますが、そちらは
お変わりありませんか。暦に従えば間もなく衣替えの季節ですね。
私はといえば、相も変わらずあるがままの一日一生を謳歌しております。
(以下略…)

かれこれ20年近く会っていない大学の先輩。お住まいは遥か鹿児島県。
そう簡単には遊びに行けません。コロナだし。
うーん、久しぶりに手紙でも書こうかな…。

そう。もうすぐ衣替えです。
大人の身体は基本的に成長しないので、右から左へ衣装ケースの中身を
移し替えればいいだけの話ですが、時が経つのが早ければ子等の成長も
早いもの。成長期真っ盛りの子を持つ親は、必然的に我が子の服の
選別作業も必要になってくるわけです。

というわけで、見事に去年の服がほぼ入らなくなった娘の新しい夏服を
買いに、久しぶりに娘と二人で子供用服売り場を目指しました。

しかしまぁ最近の子達が着る服ったらお洒落なことオシャレなこと。
売り場に置かれたかわゆいマネキンに着せられているのは、丈の長さが
どう見てもホットパンツに、肩がちょっと開いたドッキリ大人っぽい
デザインのプルオーバー、裾にシースルーの入ったワンピース、
ふわっとしたデニムのガウチョに大きなフリルのついたブラウス…
えー、これホント小学生が着ていいヤツ?

昔から肌を露出するのが嫌いで、まして今は着物(しかも昭和ばb(略))
しか興味がない母のファッションセンスなど推して知るべし。太刀打ちできん。
仕方がないから、色デザインが被らない程度にほんのりアドバイスするに留め、
あとはほぼ本人に着たい服を選ばせる作戦をとりました。
そうでなきゃ、今やどこの店内放送でも耳にタコができるくらい聞かされる
「短時間のお買い物」なんてできないから!
また洗剤と間違えて外見クリソツな柔軟剤の詰め替えばっか無駄に買う
凡ドジ踏みたくないかんね!!

…と、いろいろ割り切って颯爽と用事を済ませたはずなのに。

服を物色する娘を尻目に、一人某売り場を行き来した挙句、気が付けば
その手に"伏魔御厨子"を握っていました。
まごうことなきThe king of curse...

オイオイ全然颯爽としていないよ?!
まるでカバオ君バグみたいな軽ーいノリで誰かさんの領域展開を
あっさり買っちまうとかどこのいい歳した大人?
なんて。ただのキーホルダーだから(笑)



もちろん逕庭拳と一緒に。本誌では実に犬猿の仲ですが、
来世はぜひお互い兄弟愛溢れる一卵性双生児になってくれ…たらいいな。
スー坊とユー坊。二人合わせてロケットエンジン。

※カバオ君バグ…今はもう売っていないであろうアンパンマンの
お買い物シミュレーション付き知育玩具で発見された、その筋では
有名な初期エラー。たくさんのキャラクターがその場にいるにも
かかわらず、なぜかカバオ君だけ売り物の「食品」と一緒に
お買い上げできてしまう
という世にも恐ろしい( ?)怪現象を、
とあるニコ主さんがupした動画がそのネタ度に拍車をかけました。
リンクを貼るのはちょっと恥ずかしい~わ~(何を今更)。
腹筋崩壊必至の元ネタ動画が観たい方はぜひ
アンパンマン カバオ 買える」でググってみて下さい(笑)

・・・いや、ここまで引っ張っておいてなんだけど、
私が書きたかったのはホントは双子ネタでもカバオネタでもないんだ。
ストラヴィンスキーの「春の祭典」の話がしたかったのだ。

(「はァ、どこが?!」というツッコミはナシよ!)

でも無駄に前置きが長すぎたからここで切り上げちゃえ。
本題は次回にぶん投げます(爆)




今日の一枚。今日は一枚。

Philip Glass ”Heroes Symphony”

Gidon Markusovich Kremer, Wiener Philharmoniker (1997)


(紹介したアルバムの視聴サイトがなかったので今回は
リンクナシです。Youtubeにいくつか他オケの演奏動画が
ありますので、気になる方はぜひ聴いてみて。)

故デヴィッド・ボウイのアルバム「Heroes」から数曲をピックアップし、
フィリップ・グラスが交響曲としてタイトルそのままに
オーケストレーション化した作品。
私はこれを最初に聴いてからデヴィッド・ボウイを”逆輸入”したから、
元ネタがデヴィッドの方だったと知って大層驚いたのはいい思い出です。
ちなみにグラスの交響曲作品としては第4番にあたります。
なんかすごい。原曲があまりにも有名なので、ボウイファンの方には
いまいちアレンジらしく聴こえないかも(特にHeroes)。
もちろん要所要所のモチーフはちゃんと取り入れています。
フィリップ・グラスその人も傑出した作曲家なので、
独立した音楽として聴いてもいいと思います。
なかなか味わい深いオーケストレーションなのでおススメです。
同じく「Low」をアレンジしたLow Symphony(交響曲第1番)も
ありますが、個人的におススメなのはHeroesの方かなぁ。

へっへ。ヴィランズ一辺倒のはずの私が敢えて「ヒーロー」を選びました。
怪しいでしょう。


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