米沢のいい所あれこれ 【第25回:杵屋本店(林泉寺店)】
おんでん&はな「オイラはニャンコ、なんか妖怪?」
こんにちは。
ここ最近の過剰なディズニーアニメ実写化ラッシュに( ゚д゚)ポカーンの若女将です。
まさかall人外の「ライオンキング」まで参戦するとは思わなかったよ。
まぁ、CG技術は一昔前に比べてあり得ないほど進化しているので、ライオンやら
ピカチュウにヒト族おっちゃん声のセリフを言わせるくらい今や朝飯前でしょうが。
人間の技術に対する飽くなき情熱と英知は素晴らしいものがあります。
しかし、よくも悪しくも行き先が見えないなのが少々気がかりです。
迫りくるリアルさがいや増すほど、いつの間に現実から魂魄が引き剥がされるような、
そのうちテレビ画面の向こうから冗談抜きで“彼ら”が飛び出してきそうな、
奇妙な不安が頭をよぎってしまいます。それでいいのかホモサピエンス。
そんな一見あり得ない展開も全部まとめて「現実」だとしたら何とも皮肉な話。
でも私が今言いたいのはそこじゃない。
VRの世界もいいけれどネ、たまには山に自然に還っておいでー(爆)
※
さて、今日は久しぶりの米沢いい所あれこれシリーズ。
第25回目は「杵屋本店(林泉寺店)」さんのご紹介です。
場所は、山形大学工学部前の通りを少し西に向かった、ラーメンやまとやさんの隣です。
今年の3月末に現在の場所に移転したばかりで、建物は素晴らしくきれい。
立派な木彫りの看板が老舗の貫録を醸しています。
さっそくお邪魔して店内を見回すと、向かって左側が洋菓子コーナー、
右手が和菓子コーナーになっています。
洋菓子コーナーのショーケースには、洒落た飾りのケーキが盛りだくさん。
鮮度重視のためか小ロットですっきりディスプレイされていて、
なかなか好感が持てます。
我が家では折々「ご褒美」と題し、杵屋さんと梅花堂さんで交互に洋菓子を
買い求めては、気分に合わせてお茶時間を楽しんでいます。
(…“ティータイム”と敢えて言わないところがポイント(笑))
どれも一見ボリュームがありそうですが、ふわっと空気を含んだような
仕上がりなので重くありません。軽い食感で気軽に楽しめるのが杵屋ケーキの良い所。
そして和菓子コーナー。売り場面積も内容も充実していて、
どれがいいか思わず迷ってしまうほど。現在は水菓子の季節で、
落ち着いた色合いの水ようかんがたくさん並んでいるのが印象的でした。
実はこちらの杵屋さんは、現在西屋で夕食時のデザートにお出ししている
「祥雲」という品のある和菓子を仕入れているお店でもあります。
道明寺と自家製あんこを渦巻き状に巻いて、和のロールケーキのように
仕上げたお洒落な和菓子。甘すぎず飽きの来ない味で私も大好きです。
形崩れもしないので、長らく採用させていただいています。
隣の淡栗は文字通り栗がゴロンゴロン入った羊羹。
これも見た目よりくどくなく、少し濃いめのお茶にぴったり。
金平糖や米菓などなど、日持ちする昔懐かしのお茶菓子も揃っています。
さて、
せっかくお店に来たのはいいけれど、どれをお土産に選んだらいいか分からん!
という方のために、杵屋さんの定番のお菓子で特におすすめのものを3つ
ピックアップしました。↓
また、こちらは遠方からお越しになったお客様のお土産にぴったりの
山形県型サブレ。写真の通り受賞歴もあり、その味は折り紙付きです。
長年地元民に親しまれているリップルパイは、クルミの香ばしさと
しっとりしたパイそしてあんこのハーモニーがなんとも絶妙。
解凍して食べるユニークなオリジナルマシュマロ「雪まろ」は
味のバリエーションが豊富で、季節問わず楽しめる!
解凍具合によって雪〇だいふくっぽくもなるし、ふわふわのマシュマロにも
なるし、どんな食感で楽しむかはお好みでどうぞ。移動距離が長いときは
クーラーボックスがあるといいかもしれません。
☆★☆ここで素晴らしいお知らせ。
杵屋さんの夏の水菓子である「旬香菓(しゅんこうか)」という
ゼリーのラ・フランスver.と、最上小石(もがみこいし)という
小豆を寒天で寄せたお菓子が、この度、
なんとあのJAL国際線ファーストクラスの機内食に採用されたそうです!
今年9-11月の期間中ロンドン・パリ・サンフランシスコ・シカゴ・
ロサンゼルス⇔日本を航行する便に、米沢杵屋さんのお菓子が登場するそうです。
高度10,000mで堪能する夢のような米沢産スイーツ。
同時期にイギリスかフランスかアメリカ方面にお出かけ予定の
(そしてファーストクラスに搭乗予定の)方。旬香菓と最上小石を見かけたら、
ぜひみちのく米沢を思い出してくださいね~。
もちろん2商品をセットにして箱入りで購入することも可!
今が旬の杵屋さんのお土産と言えばズバリこれでShow!
最後に、お菓子ではありませんがユニークなコーナーをご紹介します。
こちら、かつて和菓子作りに使ったという珍しい木型の数々。
お魚の型はかなり大きめで、結婚式の引物の定番だった干菓子(ひがし)や
落雁をこの型で成形したのだというのがよく分かります。
昔の職人さんの巧みな手仕事は本当に憧れるなぁ…
まるで一つの芸術品のようです。
社長さん自らがディスプレイしたそうです。
ぜひ皆様の目と足でお店にお出かけください。
一休みコーナーもありますし、お気に入りのお菓子がきっと見つかりますよ~^^
【杵屋本店(林泉寺店)】便利なオンラインショップはこちら
〒992-0038 山形県米沢市城南3-4-71
電話 0238-22-1911
営業時間 9:00-19:00
駐車場 お店の前に7~8台分のスペースがあります。