コラム再開・閑話休題のお知らせ
お久しぶりです。
お正月以来のコラム更新です。
本当は見どころ紹介の連載を続けるつもりだったのですが…
(2017年1月15日撮影。)
御存じの方はご存知の通り、年が明けたとたん冬の神様は仕事を思い出したのか、
それまで貯めていた分ごと一斉に大雪を降らせ、
私はPCに向かう時間がまるで確保できないまま、
2か月近く除雪や外作業でてんてこ舞いしていました。
(1月16日、三十三観音に向かって一人雪を掘り進める。この先に沢がある)
(作業中何度も地吹雪にまかれ、森の手荒い歓迎(?)を受ける。)
何かもう、緯度が地軸を廻ったような、物の考え方まで180度変えられてしまったような、
そもそも考える時間すらあったのかよく思い出せないくらい怒涛の日々でした。
(2月1日、雪おろしのため、初めて西屋の屋根に上がりました。)
斧だのダンプだの散々振り回したわりに大きな事故・けがや筋肉痛にならなかったのは、
日頃人知れず筋トレに勤しんでいたことや、見えない力が守ってくれたおかげでしょう。
年齢はこの際忘れよう(笑)
どんなに仕事が大変でも、命には代えられません。
いついかなる時も、感謝の気持ちを私は忘れてはいけない。
※
というわけで、連載は4月以降に持ち越し、今月は閑話休題として
私が毎日行っている湯守のことをお話しようと思います。
湯守とは何か、どんな仕事なのか、日々どんな思いで山に入っているのか。
もともとこの仕事の話は表には出さないつもりでした。
なぜなら、完全な裏方の作業だからです。
ただただお客様に気持ち良くお風呂に入って頂きたい一心で背負っている役目。
決して難しく考える必要のないものだと思っていました。
しかし先日、とあるお客様に声をかけられました。
「若女将。これはドキュメンタリーだよ」と。
そのお客様は、日々Twitterで私が時折写真を添えて載せている湯守作業を
ずっと見ていて下さった方でした。
この言葉に、何か突き動かされるものを感じました。
この言葉に、何か突き動かされるものを感じました。
(朝6時前に、温度調整のため本館裏の枡へ。冬の夜明けはただ美しい)
(温度を確かめる。極寒でかじかんだ手もふっと生き返る(時々熱い(苦笑))。)
湯守を引き継いだ経緯、大変でも旅館商売を諦めない思い。
こんな人里離れた山の中に住みながら、さらに山へと引きよせるもの。
この星が生きている、命が流れていると全身で強烈に感じる瞬間。
毎日自分がどう思い、何に語りかけて走っているのか、一度記録のつもりで
毎日自分がどう思い、何に語りかけて走っているのか、一度記録のつもりで
書いてみようと思い立ちました。
実際ドキュメンタリーと言えるようなものではないかもしれませんが、
実際ドキュメンタリーと言えるようなものではないかもしれませんが、
山や森や水の美しい写真を添えてお届けしてまいります。
週1回のペースで更新していく予定です。
お楽しみに。
週1回のペースで更新していく予定です。
お楽しみに。