若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

若女将コラム

若女将メッセージ

2018.01.06

今年も湯守頑張ります。

 
皆様、新年いかがお過ごしですか。
3が日を過ぎて仕事始めを経た方も多いことでしょう。
私達旅館業にとっても、年末年始は本当にあっという間に過ぎてしまいます。
今週末の連休が過ぎたらスタッフたちと共に3日間(9日~11日)お正月休みを頂きますので、
ご了承くださいませ。
(休館日明けは雪下ろしボンバー!!)



さて、大晦日のTwitterでも呟きましたが、
2018年も、女将業傍らほぼ無休で湯守に勤しんでまいる所存です。
湯守の方が休みがないかもしれません。

なぜなら…

冬季は休館日がコンスタントに入る代わり、雪との終わりなき熱い戦いが
勃発するからです。





↑これらは、ここ最近私が三十三観音や湯滝の裏山によく携帯していく武器です。
ザ・物騒(笑)
一体何をしに行くんだ?!と、自分でも笑ってしまいます(笑)

というのも、



↑沢水そのものはもちろん、大切な取水口も容赦なく降る雪と低温のために
全体が凍ってしまい、さらにそこに雪が積もり、水しぶきで凍って、再び雪(以下略)

山に入るたびに氷を割り雪の中から入口の網を取りだし、引っかかった落ち葉などを
除去しなければならないからです。



↑湯滝風呂の裏の枡に行くには、途中までお薬師様の参道だった階段を
登って行くのですが、ここも凍るわ雪が積もるわで、上り下りは細心の注意が必要です。
2年前に私も足を挫いてギブスを履く羽目になったトラウマの場所です(苦笑)

↓当時の写真(笑)


また、足元だけでなく森の中は風が吹けば梢から固い雪が落ちてくることもありますので、
場合によってはヘルメットも必要です。
雪が深く積もれば積もるほど、沢にたどりつくまでにかかる時間も多くなってきます。

それはもう防寒対策と同じくらい戦闘仕様の装備が必要になるというもの。
例え近所だろうと真冬の雪山は侮れません。




それでも、私は山が好きです。
斧をかついででも、丑の〇参りさながらの道具を背負ってでも、



誰よりも一番に、人が滅多に立ち入らないこんなきれいな景色を拝みたいと思って、
自然に心が山を目指していきます。
お客様に「気持ちいい!」と笑顔で寛いで頂ける最高の温度管理をするという
使命感と同じくらい強い思いが、冬の寒さを跳ね飛ばす勢いで胸の内に燃え続けています。

よく考えたら、去年の湯守シリーズでも殆ど同じことを書いていましたね^^;
でも、湯守である限りこの気持ちは不変です。
願うことはただ一つです。
「お客様に気持ち良く温泉につかって頂きたい!」のです。




↑温度計を突っ込んだ湯枡の奥の湯筒の向こうに湯滝風呂があります。
お風呂から聞こえてくる「うわ~、気持ちいい~」
の声を聞けるだけで、私はどんなに幸せで、疲れも寒さも吹き飛ぶことか。



雪が多く気温も低い冬のさなかであるにもかかわらず、遠方から西屋にお越しいただき
本当にありがとうございます。
今年も四季折々の気候に耳を傾け、森や水と語り合いながら湯守の勤めを頑張ってまいります。
どうかよろしくお願いします。



2017.12.30

来年も楽しいコラムコーナーを目指します。


2017年もいよいよ終わりですね。
今年は皆さんにとってどんな一年でしたか?

このコラムでは、普段皆様にお見せすることがなかった「湯守シリーズ」、
間隔を空けながらも東京まで足を延ばした「いい所あれこれ」シリーズ、
趣味全開の「音のある生活」シリーズを中心にお届けしてまいりました。

湯守シリーズはひとまず終了したものの、後者2つは枚挙にいとまがありません。
ご紹介したいお店や音楽の話題がまだたくさんあるのです。
気まぐれが高じて別のシリーズまで登場するかも?!
どんな内容になるのか、どんなローテーションになるのかは書いている本人も分かりません(笑)
どうぞお楽しみに…!






ところで2017年は、私が西屋にやってきてちょうど10年目という節目の年でした。

それ以前の10年を思うと
(この時期↑も進学就職転身や引っ越しが重なり疾風怒濤でしたが)
いかに自分がそれまで予想もしなかった世界に飛び込んで、
白布という山奥に腰を据えながら数多くの経験や人との出会いに恵まれてきたか…
改めて感謝と共に思い知る次第です。

西屋の仕事で初めて県外に赴いたり、
新しい学びへ足を踏み出したのも今年からでした。
そういう意味で、ようやく白布や米沢に慣れて、
周囲を見渡す余裕ができてきたのだと自分で感じます。
まだまだ学ぶべきことも進むべき目標のハードルも多く高く存在します。
年齢的にじき無理が効かなくなってくることを慮り、
西屋を背負いこみすぎず、一日一日悔いのないように生きていきたいと思います。
(そんな私の座右の銘は「寧静至遠」)

皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年も西屋コラムをどうぞよろしくお願い致します!!




おまけ。



はな「え?来年は戌年だって?」




「イヌって何よ?」
(↑遭ったことがない)




「耳があって尻尾があって全身毛だらけ?…何それ、猫でいいじゃん猫で」

というわけで、西屋は来年は(も)猫年でまいります?!!

2017.09.03

【【号外】】西ニャンに新しい子が加わりました。

8月中はずっと忙しく、子供たちの夏休みと重なって
座る暇もよくよくないまま働いてかじって、気が付いたら夜になり朝が来ていた日々でした。
今月は月曜日・火曜日が基本休館日です。
どうか休ませて~(心の声/笑)。
2学期は学校行事もたくさんあるし、少しセーブをかけて、
子供たちのペースになるべく合わせてゆっくり歩いていきたいと考えています。
さて、タイトルの通りです。
今回は“号外”です。
実は先月27日、南陽市に住む義弟家族から子猫を引き取ってほしいとの連絡があり、
以来ずっと家で面倒を見ていた8月1日生まれのちびニャン子(メス♀)がいました。


直前までお母さん猫のそばにいたので、急に親元を離れ人に慣れてくれるのか?
持病がなく順調な成長が見込めるか?
なにより我が家にはおんでんとかぐらがいます。
互いにとって初めて接する他所のニャンコですが、この3匹の距離は縮まるか?


それが見極められるまではうちで引き取ると決めていなかったため、
ご報告が遅くなってしまいました。
一週間のお試し期間を経て、どの条件も無事にほぼクリア(したと判断)!!
無事に家族の一員として迎えることになりました。



前置きが長くなりました。

名前は「はな」です。
一見ノーマルな名前ですが、おんでんたちと同じくサメ繋がりで
1992年に新種として登録されたばかりの小型の深海ザメ「イズハナトラザメ」↓


アクアワールド茨城県大洗水族館HPより)

こちらのサメから名前をとりました。全身に広がる美しい模様は、まるで花吹雪のよう。
はなも白い毛にところどころ茶色のブチが入っているので、いろいろとあやかりました。


我が家に来た当初は350g未満だった体重ですが、
一週間たって400gを軽く超え、離乳食をムチャムチャ食べ、すくすく成長しています。
トイレトレーニングも順調!


性格はとにかくやんちゃで、甘えん坊です。
最初は特におんでんがシャーシャー騒いではなを拒否していましたが、
数日一緒に過ごすうちに、自分から近寄ってくんくん匂いを嗅ぐようになりました。

(おんでんもかぐらも、今では不意打ちで顔パンチ食らっても動じなくなってきました)
はな「ママ―」
かぐら「(…ち、違う………(焦))」
かぐらはもともと温厚な性格の持ち主なので、
しばらくかぐらの懐ではなが暴れても、一瞬見守ってくれます。一瞬ですが(笑)


(お客様のいない隙にロビーでツー(実はスリー)ショット。)
もう少し成長して人慣れしたら、看板猫としてデビューさせてたいと考えております。
ニューフェース:はなをどうぞよろしくお願いします☆!!!

☆おまけ☆



























2017.03.01

コラム再開・閑話休題のお知らせ

 お久しぶりです。

お正月以来のコラム更新です。
本当は見どころ紹介の連載を続けるつもりだったのですが…



(2017年1月15日撮影。)

御存じの方はご存知の通り、年が明けたとたん冬の神様は仕事を思い出したのか、
それまで貯めていた分ごと一斉に大雪を降らせ、
私はPCに向かう時間がまるで確保できないまま、
2か月近く除雪や外作業でてんてこ舞いしていました。


(1月16日、三十三観音に向かって一人雪を掘り進める。この先に沢がある)


(作業中何度も地吹雪にまかれ、森の手荒い歓迎(?)を受ける。)

何かもう、緯度が地軸を廻ったような、物の考え方まで180度変えられてしまったような、
そもそも考える時間すらあったのかよく思い出せないくらい怒涛の日々でした。



(2月1日、雪おろしのため、初めて西屋の屋根に上がりました。)


斧だのダンプだの散々振り回したわりに大きな事故・けがや筋肉痛にならなかったのは、
日頃人知れず筋トレに勤しんでいたことや、見えない力が守ってくれたおかげでしょう。
年齢はこの際忘れよう(笑)

どんなに仕事が大変でも、命には代えられません。
いついかなる時も、感謝の気持ちを私は忘れてはいけない。




というわけで、連載は4月以降に持ち越し、今月は閑話休題として
私が毎日行っている湯守のことをお話しようと思います。
湯守とは何か、どんな仕事なのか、日々どんな思いで山に入っているのか。

もともとこの仕事の話は表には出さないつもりでした。
なぜなら、完全な裏方の作業だからです。
ただただお客様に気持ち良くお風呂に入って頂きたい一心で背負っている役目。
決して難しく考える必要のないものだと思っていました。

しかし先日、とあるお客様に声をかけられました。
「若女将。これはドキュメンタリーだよ」と。
そのお客様は、日々Twitterで私が時折写真を添えて載せている湯守作業を
ずっと見ていて下さった方でした。



この言葉に、何か突き動かされるものを感じました。



(朝6時前に、温度調整のため本館裏の枡へ。冬の夜明けはただ美しい)


(温度を確かめる。極寒でかじかんだ手もふっと生き返る(時々熱い(苦笑))。)

湯守を引き継いだ経緯、大変でも旅館商売を諦めない思い。
こんな人里離れた山の中に住みながら、さらに山へと引きよせるもの。
この星が生きている、命が流れていると全身で強烈に感じる瞬間。

毎日自分がどう思い、何に語りかけて走っているのか、一度記録のつもりで
書いてみようと思い立ちました。

実際ドキュメンタリーと言えるようなものではないかもしれませんが、
山や森や水の美しい写真を添えてお届けしてまいります。

週1回のペースで更新していく予定です。
お楽しみに。

2017.01.02

本年もよろしくお願いいたします!

 2017年明けましておめでとうございます。

今年も頑張って若女将業や勉学(英語…何度めのリベンジ?!)や
個人的に取り組みたかったこともろもろ!に精力的にはげみ、
家族やスタッフの笑顔と実りある日々を築いていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!