若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

若女将コラム

大好きな着物のこと

2019.06.14

米沢のいい所あれこれ 【第24回:Edible 紅花②】




こんにちは。
とうとう今年もお留守番で源泉祭りに行けなかった若女将です。

最近虫干しを兼ねて「半日」着物生活をスタートさせました!!!…
といっても、実際はなかなか着ている場合じゃない日が多いんですが…。
気温も天気も激しく変わるので、あまり外気に左右されない綿着物
(30~60年前くらいのヴィンテージ絣)が大活躍。
幾世代にもわたって着こまれてきた着物は肌触りがよくていいわよー。
洋服感覚でいたいので、衿芯も帯板も付けず、背中が楽な矢の字や
かるた結びで済ませています。普段着物の“格”はいいとこ部屋着+αくらい。
別に外に出るわけじゃないので、気になりません。
いつかゴフクヤサン.comの可愛いニャン柄帯を買いたい♡♡



さて、前回ご紹介した「紅花」の巻。
実は…もう1品ご紹介したいものがあるんだす。

先日、紅花あいすの取材で米織会館さんを訪れた時のこと。
事務局の方に「食べられる紅花」のお話をしたところ、私がアイスを頂いて
ポケ―っとしている間にいろいろ調べてくださったようで
「こんなのがあるみたいですよ!」と、
漬物の丸昌「紅花らっきょう漬け」を紹介して下さいました。

地元米沢の漬物屋さん、しかも紅花使用!!
初めて耳にする商品名に思わず飛びつきましたが、なぜか市内の
スーパーではとんと見かけません。サイトを調べたらどうやらネット販売が
主流らしいことが判明しました。

・・・というわけで、取り寄せてみた。



こちらが紅花らっきょう↑。
味付けというよりは、色身を加えるために紅花を用いたようです。



↑ほんのり浮かんでいるのが紅花の花弁。
某ピリ辛らっきょうみたいな見た目ですが、らっきょう自体の形はずっと大きく、
鮮度の高いうちに漬け込んだのか、写真よりも透明感があります。

さて気になるお味は…

美味ではないか!!!!

いやこれ本当美味しい。
酸味は効いていますが全然ツーンとしません。
ほのかに甘みがあり、びっくりするほど品がある(やっぱり)お味。
ちょっと出会ったことない逸品です。一袋540円(税込)と、普段見かける
同じくらいのサイズのらっきょに比べてかなりお高めではありますが、
いやいやなかなか。食す価値ありですわよ。
普段食べるというよりは贈答用に向いているかもしれません。
漬物が好きな方ならきっと大満足するはず。
丸昌さんでは他にも米沢の伝統野菜丸ナスを使った各種漬物や
季節限定の雪菜ふすべ漬けなど、素材の持ち味を生かし身体に優しい製法に
こだわった商品がそろっています。
気になった方。ぜひ味わってみてください。

スイーツじゃありませんが、変わり種の紅花らっきょう漬け。GJ!

【漬物の丸昌(後藤商店)】
〒992-0003 山形県米沢市窪田町窪田413-3 
電話(フリーダイヤル)0120-37-5378 
実店舗はありません。オンラインサイトはこちら




むっふ。お待たせしました今日の一枚。

Deep Forest "Comparsa"

Deep Forest(1998)

Noonday Sun(Youtube)
Deep Weather(Youtube)


ヒーリング・ワールドミュージック界ではすっかり大御所の存在感。
日本にもファンの多いDeep Forest。3rdアルバムの本作では、
マダガスカルやキューバ、ラテンアメリカ系のミュージシャンを
ゲストに迎え、聴きごたえ抜群な1枚に仕上がっています。
Noonday SunやGreen And Blueでは、当時100歳のマダガスカル歌手
(マダム・サナだったっけ?)の明るい歌声をサンプリングし、ラテンポップな
曲が心を晴れやかにしてくれるし、Deep Weatherではあのウェザー・リポートの
故ジョー・ザビヌルがメロディックなアコーディオンで参加しています。
穏やかな夕暮れの海上のような優しい旋律がどこか懐かしくて大好き。

ちなみにComparsaとはスペイン語でカーニバルのアマチュアバンド
(一般名詞)を意味する言葉です。楽しそうに談笑をしたり、くつろいだ
様子で料理をするアルバム参加メンバーの写真がブックレットに紹介されて
いて、見ているだけでもいい雰囲気が伝わってきます。
ほかにも「地球上で地震が起きるのは、人知れず月と地球が戦っているから」という
ラテンアメリカの古い伝説を、ミュージシャンの一人が静かに、しかし壮大に語る
EarthquakeとLa Lune se bat avec les etoilesなどなど、まぁ盛りだくさん。
日本版ボーナストラックでは、前作Bohemeからホンダ「シビック」のCMに
起用され大人気を博したFreedam Cryが収録されています。
全体に明るい曲調なので、大変おススメ。らっきょうもおススメ。
今日も美味しい音楽と漬物をいただきます♪

2019.05.24

米沢のいい所あれこれ 【第23回:カフェ和庭】


こんにちは。
先日、とある事情で一時的に8児(四つ足含む)の母になり、
マジお母ちゃんしていた若女将です。捨て猫ダメ、絶対。
(保護したちびニャンコ達はその後全員無事に里親さん宅へ行きました。)



気が付けば、夏来にけらし西吾妻。
1か月前まで雪降ってたのに。シンジラレナーイ。

今月、知人さんの披露宴があり、かなり久しぶりにフォーマル着物を着て
出席させて頂きました。新郎さんは笹野一刀彫の若手後継者として現在
誠意修行中の方なので、伝統工芸にあやかり古典柄の色留袖をチョイス。
控えめな金銀の重ね襟と扇子も身に着けました。



↑とっくに面が割れているというのに、今更顔を晒したくないという
くだらん理由からモザイク代わりに過去制作のTwitterアイコンを
無造作にべたり。誰だあんた状態(笑)

招かれた身としてはやや大仰な着物装備に思われますが、色留袖が一つ紋だから
準礼装でイケるだろうと判断しました。
まー今時そこまで堅苦しく意識する必要もないのでしょうが。
着物が好きだからこそ、礼装時くらいは“格”を大切にしたいと思うのでした。
やっぱり着物はいいね!



今日はジャックスブルワリー以来の「米沢いい所」シリーズ。
第23回目の今日は、着物姿でお出かけしたくなるような
ステキなお店をご紹介します。
上杉伯爵邸となりのカフェ「和庭(なごみてい)」さんです。



もともと米沢観光物産協会の事務局があった建物をそのまま利用して、
和スイーツが楽しめるカフェとなって先月オープンしたばかり。
地元住民、遠方から米沢エリアへの観光でお越しになった方はもちろん、
近年増加が著しい海外のお客様にも親しんでもらおうと、
カフェのほか着物のレンタルも行なっているそうです。

着物レンタルとくりゃ黙っちゃいられませんわ。さっそく行きましたとも。



場所は伝国の杜(上杉博物館)隣の上杉伯爵亭入り口側。
重厚な門の片隅にあるユニークなお店です。



↑意匠化された上杉家家紋が超ラブリー。

道路側から中に入ると、すぐ左手にカウンターが見えます。



まるでファーストフード店のようなモダンさと、
和の設えが一体化したような独特の雰囲気です。



また、カフェの一角には米織のセレクトショップコーナーもあります。
上杉城史苑にも米織のコーナーがありますが、こちらはさらに小物を
セレクトした感じ。かなりおしゃれな雑貨がありました。




カウンターの反対側には毛氈敷きのテーブル席、さらに奥には座敷があり、
着物レンタルを希望する人にはこちらで衝立を立てて着付けしてもらえるのだとか。
お店の方に頼んで、しょっぱなからさっそく着物&帯を見せてもらいました。



おお…
ちょっと待て…



これはなんと…米織ファブリックではありませんか!!
見たことのない複雑な膨れ織り、繊細な糸使い。
市内各所の織元さんが提供されたものでしょう。



あら素敵☆
しわになりにくく二部式で着やすい素敵な生地ばかり。



しかも帯までオリジナル米織ときた。
全部作り帯に加工済みなのが親切ですねぇ。
なんと鷹山堂(山口織物)さんの帯↑もありました。豆絞り柄!
これは選ぶのが楽しくなります。

これからの時期にはちょいと暑いかもしれませんが、素敵な着物姿に
なれること間違いなしです。



↑お茶と着付けのセットで4000円なり。
茶の席のような素敵なカフェでお茶を楽しんだり、伝統ある上杉伯爵亭の
庭園を散歩したり、記念写真の撮影には素晴らしいロケーションですよ~。

…すみません、着物のコーナーだけで目がハートでした。

本題の和庭特製スイーツ各種!
この日は中屋不動閣若女将さんと一緒にプチ女子会だったので、
それぞれ違うものを注文してみました。



↑中屋の美幸ちゃんオーダー、殿様のおやつ(680円)。
ザ・ビッグサイズ。さすが殿様。ネーミングがグッド(笑)
あんこに抹茶のシフォンケーキに桜ゼリー、アイスも載っています。
中の台は西屋でもお世話になっている梅花堂さんのオリジナルシフォンケーキ。
トップのアイスは、お店で販売しているアイスの中から好きな一品が選べるそう。
選べるんですって奥さん!!



こちらのアイスラインナップは非常にユニークで、
「しょうゆ味・みそ味(市内老舗の内藤醸造さん)」「つや姫味」
「山形そば味(!)」なんていう珍しいフレーバーが用意されています。
どれを殿様パフェにオンするかはお好みで。



ちなみに私は今回「自家製そばがきぜんざい(540円)」↑をオーダーしました。
西屋で毎朝提供している粟餅ぜんざいによく似ていますが、
中身はそばがきです。
これがめちゃくちゃ美味しい。



材料のそば粉はもちろん近郊で採れたもの。そばの香ばしい香りが
ぜんざいの餡とよく合います。お茶請けの漬物も美味しいいい。

次回はぜひドリンクを頂いてみたい!!



オープンカフェ形式で、晴れた日は外にも席が用意されています。
基本的にフードメニュー以外はテイクアウトOKなので、
上杉神社周辺を散策がてらぜひ立ち寄ってみてください。
美味しくてホッとするひと時が楽しめますよ。

【米織・茶寮 カフェ和庭】(←HPは上杉伯爵亭公式サイトの中にあります)
〒992-0052 山形県米沢市丸の内1-3-60(上杉伯爵亭正門脇) 
電話 0238-21-5121 
営業時間 10:00~16:00 
定休日 第二・第四水曜日 
※但し12~3月の間は休業





★★おまけ★★

ちなみにこの日の私の着物姿↓



(帽子が見えるように写真を差し替えました!↑)

またしてもわざとらしいモザイクもどき。
余計に怪しさ倍増(笑)
ちなみに|д゚)しているのは西ニャンの故マルでした。

紫のよろけ縞単衣着物の下はブラウスとロングスカート、
さらに麦わら帽子&パンプスという和洋折衷型。
暑い日だったので日傘をさして大正っぽく?揃えてみました。
年齢?なんのことかね??こういうものは着たもん勝ちだYo!
米織のおひざ元だし、どこからともなく着物警察がやってくるかと
予想していましたが(私は「かかってこいやー!」の意気込みだった)、
実際真っ先にイエローカードを持って飛んできたのはうちの大女将だった件。

皆さんもぜひ着物を着て城下町米沢を闊歩しましょう☆☆

コラム内検索