若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

若女将コラム

西屋おすすめの一品

2019.03.23

米沢のいい所あれこれ 【第22回:米沢ジャックスブルワリー】


こんにちは。
他のお宿さんにお世話になる時は必ず「マイパジャマ」を持っていく若女将です。

邂逅から約1カ月経ったドロンちゃん。
西屋スタッフに愛情と餌をたっぷりもらい、
今ではすっかりニャンゴロ肥えのポチャバデーになりました。

宴会場裏の引き戸を開けて「ドロンちゃーん」と声をかけると、
シャーでなく「に”ぁー。」とひと声あげて、冬の間落雪から
硝子戸を保護する落とし板の上を器用に渡って寄ってきます。



「ごはんだよ。」「に”ぁー。



「どろんちゃん」「に”ぁー。



「太っちゃったねぇ…」「に”ぁー。



「あんまり下ぶくれになると、今度からおにぎりって呼んじゃうよ!」「に”ぁー。

…了解したんだか何なんだか。ネコ語が分からないので真意は闇の中ですが、
とりあえず警戒心はなくなったようです。
めでたしめでたし。これからも元気でいておくれ。



今日は米沢いい所あれこれシリーズ。
今回は大ヒットが期待される地元のニューフェイス、
去年から製造販売を始めたばかりの地ビール工房
Yonezawa Jacks brewary(米沢ジャックスブルワリー)」のご紹介です。

米沢ジャックスブルワリーは、米沢市李山、
さくらんぼ狩りで以前ご紹介したこともある(あったっけ?!)
鈴木農園さんのすぐ近くに工房を構えています。

10年近く前にアメリカ人のお友達に自家製クラフトビールをふるまわれ、
そのあまりの美味しさから自らビール職人になる決意をした槙山秀都さん
(米沢市出身)がすべて一人で製造販売を手掛けています。
去年初仕込み&発売するや、瞬く間に口コミで評判が広がり、
全国にファンが増えつつあるそうです。

彼の造るビールは全てがレア
なにしろたった一人で作っているわけですから。



今回は、数少ない取扱店の一つである白布温泉のかもしかさんで、
現在販売中(そして間もなく終了)のIPA(India Pale Ale)Pale Aleをゲット。
かもしかの店主さんが特にイチオシといううIPAから味わってみました。



(あんまりいいグラスじゃなくてすみません(汗))
…これが素晴らしく濃厚。濃厚です。
オレンジピールの爽やかな香りと風味がほどよく乗って、
ザ・クラフトビール!の醍醐味を隅々まで味わえる!!
苦みと旨みのバランスも絶妙で、ビール好きにはたまらない
美味しさです!
もう一つのPale Aleは同じくオレンジピールが配合されていますが、
香り高いながらも苦みがしっかりと効いていて、飲みごたえは抜群。
スローペースでまったりと味わいたい逸品です。

値段はそれぞれ330ml入りでIPAが918円、Pale Aleが864円と
かなり高価(その他のシリーズもほぼこの価格帯)ですが、
生産数がもともと少ないことや、槙山さんの苦労と情熱の結晶である
クラフトビールの素晴らしさを思えば納得できます。

一人しかいない自分へのエール(まさに!)、
故郷を思い出したい時、
誰かと大事な時間を過ごしたい時…
とっておきのひと時に米沢生まれの極上クラフトビールはいかがでしょう。

米沢ジャックスブルワリーのビールは通年ものではありませんので、
新しい品名が出るたびに新しい出会いが待っています。
なかなか手に入りません!!ぜひかもしかやさんのサイト(下記参照)や
ラインアカウントをチェックして、米沢生まれの地ビールを楽しんで下さいね^^

【Yonezawa Jacks Brewely(米沢ジャックスブルワリー)】
〒992-1461 山形県米沢市李山5471 
電話0238-33-9558 
お薦めの取扱店
【太田酒店(かもしかや)】※通販サイトはこちら 
※実店舗は西屋から歩いて徒歩1分です。
〒992-1472 山形県米沢市大字関1514-3 
電話0238-55-2255
営業時間 8:30~18:00 
定休日 不定休

2018.12.17

米沢のいい所あれこれ 【第20回:おたまや(秋葉醸造味噌さん)】


こんにちは。フライの衣は執拗に剥いて食べる若女将です。

この間、実家から家庭菜園のさつまいもをたくさん送ってもらいました。
おいも大好き。
焼き芋にするにはでかすぎてオーブンに入らなかったので、
代わりにHM(ホットケーキミックス)を使って例のごとく
パウンドケーキを作ってみました。




大 爆 発。

名付けて惨事のおやつ(笑)

ちょっと欲張ってさつまいもを増量しただけでこれです。
まぁ、焦げてはいないし味もまずまず、何より子供達が
喜んで食べてくれたから良しとしよう。
手作りの醍醐味を存分に味わった先週の休日でした。



さて、今回はこれまた久しぶりの米沢いい所シリーズ(まだ終わっていないよ!)。
キリ番となる20回目は秋葉醸造味噌さんプロデュースの「おたまやさんです。



おたまやさんは米沢市木場町、上杉家代々の当主が祀られている
御廟所の近くにあります。



建物のシルエットは今風にも見えますが、



中は実にレトロ。
まるで古き良き昭和(のさらに戦前)にタイムスリップしたような
ユニークな雰囲気です。





未だに現役の大きな味噌の樽と秤は、味噌屋さんならでは。
普通にスーパーで買うよりも美味しいに違いない。




店内では素材や味によって色々な種類のお味噌が売られていて、
お薦めの用途も親切に記載されています。




他にも、ピーナッツ味噌や田楽味噌、お茶受けになるゆべしや
珍しいイチジクの甘露煮、おなじみ三五八(いわゆる塩麹)に、
味噌を使ったスイーツ、セレクト日本酒など、
目移りするほどいろいろな商品が並んでいます。





(こちらの九平次は愛知県にある新進気鋭の酒蔵が製造したお酒。気になる。)




こちらは味噌を練りこんだバタークッキー。
ピーナッツが入っていて分厚くて、食べ応え満点。
味噌のコクがクッキーの生地に沁みわたってとても美味です!
例えるなら味噌味カロリーメ〇ト。




また、こちらは珍しい赤い甘酒。
天然の赤い麹を仕込んだもので、200ml入り380円と少々値段はお高め。
しかし味は正統派の甘酒。とにかく濃いめ。
一口飲むごとに栄養たっぷり感がすごく、効用は栄養ドリンクそのものです。
かなり麹の香りが強く、独特のくせはありますが、
麹系の甘酒が好きな人はぜひ一度試してみてほしいと思います。




ところで、私のイチオシ逸品はこちら。




味噌の粉末を練りこんだその名も「味噌ソフト」!!!
色もまんま味噌色(笑)!!

他ではなかなか味わえないソフトクリームです。
肝心のお味は…思ったほどみそ味噌していません。
味噌の芳醇な風味とクリームが絶妙にからんで、
キャラメルともなんともつかない魅惑的な美味しさです。
値段は税込み200円と、ソフトクリームにしては破格。
年中販売しているようで、これからの季節でもチャレンジ(?)できます。
暖房で頭がのぼせたらぜひおたまやさんへGO!

因みのこの味噌ソフトに使っている(と思しき)味噌の粉末は
おたまやさんで直接買うことができます。
可愛い瓶入りで、お味噌汁や料理にさっと使えてとても便利。




そしてもう一つのイチオシはこちら。




粉末上に加工した甘酒の素、「かんたん甘酒」。
小さじ2~3杯分を湯呑に入れ、お湯を入れて溶かすだけ。




これがまた美味しい。味は酒粕ベースのあっさりした甘酒味です。
お好みで砂糖を加えても良いとパッケージには書いてありますが、
何も入れない方が甘酒本来の味を楽しめます。
賞味期限は約1年と長く、チャックは付いていませんが
持ち運びするのにもかさばらないのでお土産にもお勧めです。

いかがでしたでしょう?今流行りの発酵食品が盛りだくさん!
ぜひ一度足を運んでみて下さい。


【おたまや ~昭和本樽仕込み館~】(←オンラインショップ有)
〒992-0054 山形県米沢市城西4-7-33 
電話0238-23-1850 
FAX 0238-23-1851
営業時間9:00~18:00 
定休日 毎週水曜日/第1・第3日曜日


2018.05.11

米沢のいい所あれこれ 【番外編:ゆきんこ「雪割納豆」】



初夏のような陽気から幸先よくスタートしたGW。
ところがその後半から約1週間近くにわたり、
冬の終わり逆戻りのような寒さが続きました。

どんよりした天気もさることながら、
日中の気温がたった2~3度というクレイジーさ。
やっと蕾の膨らんだ庭の草花も腰が砕けたようにうなだれていました。




今日は一転、快晴!こいのぼりもやっとぱりっと乾いてお空を泳いでいます。


ようやく日の目を見た西屋唯一の八重桜「やえ」ちゃん。
どうか長く咲いていてほしいものです。





さて、実に約2か月ぶりの「見どころシリーズ」。
今回は番外編ということで(今回だけとは言ってない)、
私の激オススメの一品をピックアップしてご紹介します。




じゃーん。こちら。ゆきんこ「雪割納豆」

雪割納豆とは、かつて「五斗(ごと)納豆」と呼ばれた
置賜地方の伝統食をルーツとする地元の特産品の一つです。
正月明けに仕込んだ引き割り納豆に、さらに米麹や塩を加え
密封し春まで発酵熟成させた保存食です。
長い冬が明けてから今くらいの時期に頂く貴重な食べ物で、
待ち遠しかった春の訪れにかけて「雪割」と名のついた故郷の名物。
諸事情で長く製造が途絶えていましたが、近年になり、
パッケージ絵もそのままに地元の企業が見事に復刻しました。

一斗は約18リットル。つまり昔は90リットルサイズの樽で
この納豆の原型が造られていたわけです。想像するだに大容量…

中身は密封された袋入り。
のっけから「出すの苦手!」と言わず、
とりあえず全部保存容器にお引っ越ししましょう。

さて気になるお味ですが、これがまた熱々のご飯にめっちゃ合う!



どっしりと濃厚な麹の香りと納豆の風味が絶妙に絡み合い、
それこそのけぞるほど美味しいのです!!

コツは少しずつ楽しむこと。何しろ“珍味”です。
昔の造り方よりも塩分はマイルドになっているそうですが、
それでもかなりしっかり塩味が効いています。
くれぐれも普通の納豆の感覚でごはんにドバーしないように。
納豆版塩辛、と表現すると分かりやすいかもしれません。
チーズで例えるならゴルゴンゾーラといったところです。
納豆が好きな方なら、敢えてご飯に乗せなくても
そのまま酒(地酒熱燗がお勧め)の肴になります。

ちなみに、ゆきんこさんのHPにもあった「雪割り納豆茶漬け」↑
私も作ってみました。これまた美味。飲み会の後のお口直しにもいけます。
お茶はやはり濃い茶が合うようです。

その他いろいろアレンジレシピもあって、
大根おろし+刻みネギとあわせたり、
ご存知納豆汁に旨み追加で投入したり、
かなり応用が利くのもこの雪割り納豆のいいところです。

我が家でも、リピート決定の私の他
昔の味を知る大女将・会長も時折買ってきては、
少しずつ楽しんでおります。
ところでこの雪割納豆、通常の天塩味と辛口の二種類あるんですが、
このパッケージに描かれたあどけない女の子がとにかく可愛いんです。




右が天塩版、左が辛口。

辛口!!

「んまい~…けどぉ~からいぅお~!!」

まるでうっかり辛いものを口にしてしまったうちの子を見ているようだ…(笑)

実際なかなかパンチ力のある辛さですので、
分量を間違えると大人でも




とはいえ、一目で違いが分かるこの芸の細かさ。
手に取るだけで思わず表情が和んでしまいます(私だけ?)。

故郷の知恵と愛情が詰まった雪割納豆。
米沢市内近郊のスーパーはもちろん、
東京銀座にある山形アンテナショップ「おいしい山形プラザ」でも手に入ります。
(天塩味は150gサイズ・300gサイズ有)
楽天他ネット販売でも扱っているようです。
気になった方ぜひぜひぜひ一度お試しください。

【参考】

ゆきんこHPー商品紹介

おいしい山形プラザ(東京・銀座)HP



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