若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将のかなりマイペースなコラムです。
内容はすっ飛んでいます(というかほぼ西屋に関係ない話題ばかり)。ぜひ楽しんで下さいませ。

音のある生活 38 「Have a good sleep」




何年も前、かなりリアルにこんな景色を夢に見たデジャヴ。

こんにちは。
腸内フローラ改善のための献立作りに(今更ですが家族分も)
取り組みはじめた若女将です。



でもって、こっちは何の変哲もない手作りのフルーツ白玉(笑)
シロップ漬けにこっそりブランデーをひとったれ。

休みの日はスローフードモードです(なんせ時間が…)
巷には優秀なサプリメントもいろいろあるようですが、
健康について長い目で改めて考えた時、手軽さよりも日頃の食生活を
根本的に見直すほうがずっと堅実的で継続可能だと
思い直すようになりました。

料理研究家の故城戸崎愛さんは″生きることは食べること”という名言を
遺しましたが、まさに正鵠を射たりです。
どんな災難にまみれようとも、生きとし生けるもの生きなければならない。
そして生きるためには食べ続けなければいけない。

"減量"
は重荷(物理)を負いて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。
(あの遺訓…実は徳川家康公の言葉じゃなかったんだそうで。
事実を知ったときはショックでしたわ…)

かたやコロナウイルス。
事態が収束する兆しが未だに見えませんね。
感染そのものの危険性もさることながら、今は人口密集地も過疎地も
巻き込んで社会全体が過剰な”アレルギー反応”…不安が不安を呼ぶ
集団パニックに似た渦中にあるように見えます。
それが結果的にすべての経済活動をマイナスに陥れている矛盾
というか悪循環。
似たようなことを指摘する専門家もいますが、それこそがこの度の
問題の根幹なんじゃないかと考えています。
海外からの観光客が激減する中、日本中の高級食材の価格が急降下
しているというニュースを何日か前に耳にしました。西屋も米沢牛を
提供させて頂いている旅館。”非日常”が否が応でも敬遠される今、
生産や仕入れに関わる知り合いの業者さんの顔が思い浮かび胸が
痛くなりました。辛い。


だからって、この混乱時に和牛商品券給付なんて論外だよ論外。大反対。
今国民が必要としているのは贅沢ではなく平和な日々の暮らしなんだ。

政治家の皆さんはだな、利権を抱えていつまでもくだらない
議論しているヒマがあったら、一刻も早く現金を給付してくれ。
(昨日の安倍首相の記者会見で具体的な話がほぼ出なかったのは狂気でした)
いつ収まるのか見当もつないけれど、早く救済措置を発動させないと
ようやく自粛が解除されるであろう頃には私達ほぼ間違いなく干からびてる。

日本の企業・事業所の99.7%を占めるという中小零細は、どっかの誰かが
言うように確かに日本経済の足を引っ張る存在かもしれない。でもね、
その事業所に従事する人数が一体どれくらいいるのかも考えてほしいのだ。

願わくば、人々が足元を見つめ直し、身近なところから小さな幸せが、
そして内需が復活していきますように。

そんな淡い期待を心のどこかに抱いて、
身近な食事や家族と過ごす何気ない日々、
当たり前のように流れていた「日常」のありがたみを再認識する
今いい機会だと気を取り直し、久しくできなかったおやつ作りを
楽しんだりしている今日この頃です。



今日の一枚

"Asleep Versions - EP"

Jon Hopkins(2014)


(↑サムネイルクリックでImmunityが視聴できます。)



イギリスのミュージシャン、ジョン・ホプキンスが2014年に
リリースしたミニアルバム。
自身の人気曲を抜粋し、全体にヒーリング・アンビエントっぽい
穏やかな曲調にアレンジした私のお気に入りの一枚です。
特にImmunityがおススメ。邦訳すると「免疫」。まさにそれ。
寝しなに雑音を避け、ボリュームを落として聴くと、
個人的に一番星が輝く澄んだ夕空が脳裏に浮かびます。
まさにAsleep Version。今宵の安眠は間違いなし。

Open Eye SIgnalsは逆に瞑想向けかな?
シャープめなアレンジもありますが、どの曲も不思議に落ち着きます。

こんな時だからこそ、安心して眠れるひと時、
大切な人と過ごす穏やかな時間、
心の波を鎮めるつとめは大事だと思います。
(多分自分が一番そう言い聞かせてる(汗))

Have a good sleep everyone.

コラム内検索