若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将のかなりマイペースなコラムです。
内容はすっ飛んでいます(というかほぼ西屋に関係ない話題ばかり)。ぜひ楽しんで下さいませ。

音のある生活 35 「セカンドライフは龍砕軒希望」





早くも春の気配を幽かに感じる宵の刻の三十三観音。
ぞくぞくするような時間帯だが、こういう雰囲気が大好き。

こんにちは。
数年来使っていたメガネの柄が経年劣化でとうとう折れ(ショック)、
図らずもメガネを新調した若女将です。
もうアラレちゃんとは言わせない。

さてここで質問です。
もしもあなたがサスペンスドラマとかでよくある謎の事件の犯人で、
終盤でとうとう黒だとバレた時どういうリアクションをしますか?
…と聞かれたら…

「なんでバレたんだくそぉおおぉ!」…取り乱してそのまま捕まる
目の前で罪状が暴露される中、某犬神家のラストシーンみたいに
カッコよく?昇天する
フハハハよくぞ見破ったなそうだ私が犯人だフハハハハそしてさらばだ
(声は若本御大希望)フハハハハハ!!
あくまで余裕綽々の態度を崩さず、徹底的に悪役道を貫き(?)、
誰の説教にも耳を貸さず(むしろ一切口を挟ませず)、
そのまま怪人二十面相みたいにありえないトンズラかます

…どれを選ぶかなんて今更聞くまでもありません(笑)
だいたいそんな二次元キャラみたいなマネ出来るかどうかなんて
野暮なツッコミは必要ないのだ。
最近じゃ現実世界のほうがよっぽど色々ありえないから。
で、フハハはスピンオフでも悪の道を進み続けると思いきや、
もはや興味を失った浮世にちゃっちゃと見切りをつけて
人知れず山奥で余生を過ごしていたりするわけです。
心のどこかで罪の意識を抱きながらも、人々の前から
姿を消すことで己の全てと向き合う禅の生き方を選ぶわけです。

静かに移りゆく四季の自然に癒されながら、
やがてひっそりこの世から旅立っていくわけです。
例えば前田慶次のように。

夜ごと月を愛でては晩酌を楽しむ気ままな生き方…
うーんいいね龍砕軒。

今年はしょっぱなからメガネの他にも色々アクシデントが続いて
なかなか自分の思うように物事進まず、休日さえなんだか気忙しい日々。
こういう状況は幸先いいとはまず言わないでしょうが、
運の波は上下するので後からいいことが付いてくる、
と信じればきっとその通りになるんだろうと楽観的に考えてみています。
サウンドオブミュージックの名曲にもこんな歌詞があったではないか。

♪When I feeling sad,
I simply remember my favorite thing,
and then I don't feel so bad!


思い浮かべよう好きなもの。
そう…好きなものと言えば…支離滅裂な作文の羅列…じゃなくて、
理想的な私の休日の過ごし方。

もう去年のことですが、長いこと作りかけだった自作半幅帯を
一気に二本作ったりしていました。
着物だけでなく帯も頂き物が多い私。レトロで可愛い赤系や短めのもの…
雰囲気はすごく好きながら、コーディネートもなかなか限られてくるのが
悩みでした。そこで、今風の着こなし方を参考に、以前から手芸屋さんで
コツコツ帯用の生地を買い集めていました。



これが初の自作帯。↑両面仕様の綿100%、
そこそこ厚みのあるアイロン接着芯を使いました。アースカラー大好き。
半分は試作のつもりでしたが、思いのほかそれらしく仕上がったかも?!

組み合わせてみた。



自作×紬。うむ、ちょっとしたお出かけもいけそうだ。



自作×ウール。超が付く普段着仕様…まぁよい、室内ジャージのつもりで。

二本目は「大島紬(っぽい着物)にも合う色」を目指して生地を選びました↓





ユルい市松柄の裏は先染めの会津木綿もどきという実に地味な組み合わせ。
ひとつでも裏表共通の色が入ると意外とけばくならない(と思う)。




大島紬に合わせてみました。なかなか面白い組み合わせ…かも?
結んだて先がくたっとならないよう、この市松帯にはバイリーンの
厚手接着芯を使ってみましたが、想像以上に固めに出来上がって
しまいました。両面とも滑りにくい綿だし、締めるには少々コツが
いるかもしれない。

まだまだ試行錯誤は続きそうです。趣味と実益を兼ねるとはまさにこれ。
(最近ちっとも着物着る暇がないが!!)

ああ、真冬の引きこもり生活は裁縫と料理と読書書き物語学の勉強も
満載にするぞ(無理だ)うぉお!
…なんて去年の秋まで(←だいぶ前)意気込んでいたのに、
今年は雪がないくせに時間がないわで結局時間ばかり通り過ぎる始末。
これではマリアの魔法が解けるではないか。。




今日の一枚(今日はちゃんとおまけポジション)

"Moonlight in Empty Rooms"

Heidi Breyer(2018)

(↑サムネイルをクリックすると、
3曲目の「Moonlight in Empty Rooms」をサンプル視聴できます)




イギリス生まれの女性ピアニスト、ハイディ・アン・ブレイヤーの
通算5枚目のアルバム。
3曲目のタイトルがそのままアルバム名になっています。
静かなピアノソロから始まり、ドラマチックにストリングスが
加わって旋律が展開してく曲がメインです。激しさはなく
あくまで優しい曲調です。歌うようなメロディーがステキ。
レーベルはかのウィンダムヒル・レコーズです。
ジョージ・ウィンストン好きにはぜひお薦めしたい一枚。

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