若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

米沢のいい所あれこれ 【第29回:「おしどりミルクケーキ」他】

こんにちは。
年賀状そろそろ刷らなきゃいけない若女将です。

20日水曜日、とうとう白布温泉は雪景色に変わりました。
まぁ一度は溶けるとは思いますが。
さらに凍てつくような景色をこれから半年近くは拝み倒すのよ。レディゴー!

閑散期に入り、商売的には悩ましいながらも漸く自分の時間を持つゆとりが
出てきました。
というわけでこの間の休日、さっそく作ったのがいつものアップルパイ…





冷凍パイシートをまんまと買い忘れたので、思い切って生地から手作り。
食塩不使用バターを常備していて大正解!
出来上がるまでに時間はかかりましたが、スローペースならではの
達成感に満たされました(笑)
もうすぐクリスマスだし、今度はミンスミートパイに挑戦してみるかなぁ…。



さて今回は、
私の子供時代の思い出が詰まった山形のロングセラー銘菓のご紹介です。
米沢いい所あれこれシリーズ第29回。
タイトルは「まほろばのスウィートメモリー」(笑)



皆さん、このお菓子↑を見たことはありますか?
まず右が「おしどりミルクケーキ」。
創業100年近い歴史を持つ高畠町の日本製乳株式会社のロングセラー商品です。



ケーキと名前はついていますが、
要は棒状にスライスしたウルトラソリッドな練乳バー。
食べるとパリッカリッとした食感と共に、濃厚で甘いミルク味が広がります。
私が物心ついた頃からお隣福島のスーパーにも売られていて、
遠足のお供には必ずこれを買っていました。
もともとミルクだから栄養価は高いし、糖分もあるので疲れにも効くし、
何よりも日持ちするから携帯食におススメ!(個包装なのがなお優秀)
子供時代、これを食べながら「山形・高畠ってどんなところだろう…」と
思いをはせたものでした。
まさかそのン十年後、目と鼻の隣町(といっても最南端の山奥だが…)に
住む羽目になろうとは。

ミルクケーキは西屋近所のかもしか屋さんでも常時手に入ります。
忙しくて麓への買い物もままならなかった10月は糖分補給を兼ねて
しょっちゅうお世話になりました。
近年は商品開発が進んで、コーヒーやイチゴなどのフレーバーものや、
話題のシールド乳酸菌入りタイプのものも販売されています。
が、私はやっぱりオーソドックスなプレーン味が一番好きです。
米沢市内のではギフト用に各種フレーバーがセットになったミルクケーキが
販売されています。遠方からお越しの皆様、お土産におひとついかが?



続きましてご案内するのは高級和菓子
(そしてこちらもかなり日持ちする)のし梅でございます↓



同じくかもしか屋さんで常時手に入る玉屋総本店(山形市)ののし梅。
このパッケージも私の子供時代から変わりません。





↑そして同じく玉屋総本店の姉妹商品「のし山ぶどう」。
希少なヤマブドウを使用した美しいアメジスト色の和菓子!
(娘が持っているので大きめに見えますが、のし梅の4/5くらいの大きさです)

のし梅ものし山ぶどうも一枚一枚丁寧に竹皮に伸されています。
竹皮を開けると、美しいべっ甲色をしたのし梅が姿を現します。
写真なくてすみません。
梅の味と香りがしっかり感じられ、心を清らかにしてくれる高貴なお味。
寒天ベースなので食感は少し硬めのゼリーに近いかも。
かつて山形藩のお医者さんだった人が長崎で梅を使った中国伝来の
薬の製造法を教わり、それを地元に持ち帰ったのが原型だとか。
山形では、古くから紅花を加工して染料の紅を抽出するために酸が
必要で、さかんに梅が栽培されていたそうです。
紅花にのし梅、まさに副産物大活躍の巻。
値段はいずれも5枚入りで500~600円と結構お高めですが、
何かの機会で子供時代に2~3回口にしたことがあり、
あまりの美味しさに鮮烈な記憶として残っていました。

のし梅はオンライン通販でも扱っていて、贈り物にも最適!
個人的な感想ですが、特に女性、月のものやつわりで酸っぱいものが
食べたい時などにおススメしたい逸品です。
一方ののし山ぶどうはネット販売もほとんどない模様。
イッツ・レア☆
山ぶどうの甘酸っぱい味がぎゅっと濃縮されています。こちらもおすすめです。
どちらもかもしか屋さんで売っています!!



さぁて~今夜のおかず(一枚)何かな~?
今回は「思い出」つながりでこちらの一枚。

"Out of Noise"

坂本龍一(2009)

(サムネイル↑をクリックすると、Youtubeで3曲
ダイジェスト視聴できます)

ご存じ坂本龍一氏のわりと近年のオリジナルアルバム。
さまざまな音をサンプリングし、自然現象や各地の事物から
インスピレーションを得た音楽で、北極圏で収録した氷の音、
犬ぞりの犬たちの鳴き声、雅楽器の笙(しょう)の音、
そして坂本氏本人が奏でるピアノが不思議な世界を作り出しています。
最初と最後のトラックがスティーブ・ライヒっぽいのも面白い。
右脳というか海馬を意識してぜひ聴きたい(?)。
「現代の騒音」を忘れられるような気がします。
hibariやstill life、tama、nostalgia…挙げたらキリがありません
どの曲もイイね!中でも、コトリンゴが作曲したオリジナルを2台分の
ピアノでアレンジしたto stanfordは少し異色ですが、これがまた沁みる名曲。
原曲と違って歌詞がない分、ぼんやり濁っていくような様な美しい和音の
重なりが、徐々に移り行く季節、遠ざかってゆく大切な記憶を
今一度思い出させるような、なんともいえない余韻が残ります。

山形土産と一緒にどうぞ…♪

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