若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

若女将コラム

2019年03月

2019.03.15

米沢のいい所あれこれ(広域版) 【第21回:なかお 器・木炭焙煎珈琲 山形店(山形市)】


こんにちは。
先日、スタッフのみんなと調理場で新しいデザートの試作を品評しながら
私「これがクリームブリュレ。」
スタッフの皆「クリームぶちゅ…」「ブルれ?って何だ?」
「ンまいなこれ。」「くりーむブクレ」「ぶぶ漬け」
「あーめんどくさい!もうブルマでいいよ、クリームブルマ!!!」
このくだりで腹筋崩壊した若女将です(笑)

ひな祭りは一応終了しましたが、まだまだ一面銀世界の白布温泉。
1階街道沿いの部屋は、うず高く積ったままの文字通りの
“雪”景色が見放題ときた。



一方こちら↑夕食出番待ちのお雛様(前菜)。
角盆に整然と並んだ姿はまるで兵馬俑。
中には洗い過ぎて眉毛ない子やら目が点(!)の子までいたりします。
むしろホラー。
ぎゃー。こっち見ないデー(笑)

一日のうちですっかり調理場にいる時間が多くなった今日この頃です。
仕事は清潔第一、段取り第一、整理整頓第一。
普段の主婦業にも応用できることばかりです。
その他の仕事と並行して引き受けたのでけっこう疲れはしますが、
おかげさまで台所に立つのがいろんな意味で楽しくなりました?!



今回は久しぶりの「いい所あれこれ」シリーズです。山形広域版。
祝東北中央道山形上山―南陽(まだだけど)!とむりやりサブタイを
くっつけまして、山形市内のステキなセレクトショップを紹介いたします。
山形市深町にある「器・木炭焙煎珈琲NAKAO(山形店)」さんです。




場所は山形駅のやや南、東西に走る目抜き通り(国道348号線)
通りに面した平屋のお店です。。本店は宮城県富谷市にあり、山形県内では
こちらが唯一の店舗です。mの字に似たマークの看板(写真)が目印。




お店の中は、その名の通り所狭しとたくさんの商品が並んでいます。
もうすでに目がキラキラ。
入口から向かって右側が各地から取り寄せた器各種、向かって左側が
手ぬぐいや布小物、ちょっとしたインテリアになるファブリックなどの
雑貨コーナー、といった区分けになっています。




器は棚という棚に所狭しと乗っていて、




種類もマグカップから皿から小鉢から茶碗からとにかく豊富で、
(ニャン柄!!ニャン柄!!!)






目移りしてしまいます。




特に日本各地の窯元から取り寄せた作家作の器が素晴らしい。
色違いのペア物は、お祝い事のギフトにもよさそうです。




↑この花柄のマグやお茶碗、訪れるたびに「ああ…いいなぁ…」と眺めています。
値段は5000円オーバーとお高めですが、いつかこんな素敵な器で炊きたてのご飯を
味わってみたいものです。。。

とはいえ実際は色々な価格帯があるので、予算に応じて選べるのが
嬉しい。入口付近には特価のコーナーもあり、日常使いのものから
気軽に選べます。




もう一つのメインである珈琲もいろいろな種類がずらり。
以前このコラムでも紹介したことがある、
米沢市内の豆いちコーヒーによく似た雰囲気です。




喫茶店ブースはありませんが、店内で商品を購入すると
お店のオリジナルのコーヒーを試飲させてもらえます。
そのテーブルがまた素敵。ミニ盆栽が載っていて、器も
店内で販売されているもので、ほっと一息楽しめますよ。



もちろん、珈琲と併せて楽しみたいお菓子、珈琲を淹れるのに必要な
グッズも沢山揃っています。こだわって珈琲を淹れたい方には必須アイテムばかりです。




そして雑貨コーナー!
飾りになる手ぬぐいや可愛い柄のハンカチ・タオルがとにかく沢山。
猫好きの心を鷲掴みにするような小物も沢山あります。



民芸調の布袋やエプロン、




素敵な写真立てなど、自分の部屋のインテリアに参考になりそうな
ものがたくさん。店内は広々していますし、ゆっくり見て回れます。



星型やランタン型のキャンドルホルダーや傘、グラスや置物やetc…
ひゃー。挙げたらキリがありません。
きっとお気に入りの商品が見つかるはずです。

珈琲と器、そして可愛い雑貨が満載のなかおさん。
高速道路も開通すればかなり時短で山形市まで行けますので、
お近くにお出かけの際はぜひ足を運んでみて下さい。

【なかお 器・木炭焙煎珈琲 山形店】
〒990-2462 山形県山形市深町1-3-24 
電話023-645-0704 
営業時間10:00~19:00 
なんと年中無休 
駐車場 お店のとなりに10台分ほどの駐車場があります。



というわけで今日の一枚!

いろのみ"Ubusuna"

いろのみ(2011

(↑画像をクリックすると、公式サイトで楽曲を試聴できます。)

なかおさんのご紹介に因んで、
「珈琲を飲みながらまったり聴くのにお薦め」の一枚をチョイスしました。
ピアニスト柳平淳哉氏とプログラマー磯辺優氏の
邦人男性二人組によるグループ:いろのみプロデュースのアルバム。
名前の由来は「季節の様々な“色の実”を鳴らす」から来ているそうです。
なんてロマンチックなの(うっとり)。
全体にさらさら流れるようなピアノをベースに、まるで木の葉が
浮かぶように電子音がやさしく寄り添う心地よい音色がちりばめられていて、
水や風、目に見えない自然の深さを思い起こさせます。
それぞれのタイトルも、曲のイメージとぴったり合っていてとても素敵。
疲れた時に聴いてみて下さい。

2019.03.08

音のある生活 21 「桃とペンギン?!」


こんにちは。
洋服をあまりにも持っていなくて、せっかく休みが取れても
出かけるたびに「服ない2971~♪」と騒ぐ若女将です。



この間のひな祭りの日のこと。
娘「菱餅を食べてみたい!」
ひな祭りといえば蛤、ちらし寿司、そして菱餅!!

…というわけで日曜日、送迎担当を交代してもらい、
家族連れでごった返す麓のスーパーを訪ねました。
迎えの予定まで時間があまりなかったので、
寄り道しないよう娘の手をがっつり引き、
寿司ネタだのオードブルだの白酒を模した甘酒だの、
ひときわ買い物客で賑う桃の造花に囲まれたひな祭り特設コーナーへ一直線。
菱餅その他必要な材料をゲットしてすぐ店を後にするつもりでした。

が!いくら探し回っても目当てのブツがない!
念のため店員さんに尋ねましたが、なんと「今は扱っていない」
というショッキングな回答が。うそーん。ひなあられはあったのになんで〜。

地元のお菓子屋さんがテナントで入っている銘店コーナーにも、
途中で立ち寄ったお菓子屋さんでさえも、とうとう見つけられませんでした。

今時流行らないの菱餅?あのほのかに甘く柔らかい、
クチナシ、白、ヨモギカラ―のソリッドな形がオシャレな菱餅。
だめじゃん日本人。和食は今や無形文化遺産よ。
食生活がボーダレスに多様化している今こそ和食の何たるかを見直し、
歴史に育まれた四季の行事と食文化を同時に見て味わうことができる
数少ない年中行事なのに。
島国日本の希少な文化が失われていく様を、
よりによってひな祭りその日に目の当たりにしてしまうとは…。
私は一人、特設コーナーの最上段を陣取るアンパンマンの男雛
(必ずといっていいほど女雛がメロンパンナちゃんなのも解せぬ。

たまにはドキンちゃんを持ってきて呉越同舟すればよかろうに(爆))
を凝視しながら、漠然と未来が窄まっていくような妙な焦りを
感じてしまいました。

え?考えすぎ?
そうかもしれない。しかし構うこたない。
こんなバカみたいに深読みしちゃう人間一人くらいいたっていいじゃないか。
別段世の中はもっとシンプルでいいのよ。人間だもの。
よくも悪しくも自由が保障された現代、そして短い人生。
健康管理は自己責任だとしても、食べたいもの・美味しいものを
自由に食べて幸せに過ごす方がはるかに有意義だものね。

そもそも餅好きの娘にぜひ、と思いスタートした菱餅クエストですが
そんなこんなであえなく手柄なしで終わりました。
よかろう。ないならしかたない。来年は自分で作る(宣言)。

とりあえず買ってきた材料をもとに、出来る範囲のひな祭り料理を
こしらえた次第でした。



↑こちらお吸い物。蛤本来の味を損なわないよう、
板前さんに分けてもらった白だしだけをベースにつくった
シンプルかつシンプルな一品。こういう味が私は好きです。
しかし肝心の子供達は「貝殻は好きだけど中身はちょっと…(汗)」
などとのたまう始末。まぁ仕方がありません。普段なかなか食べない素材だから。
というわけでウケはイマイチでしたが、見た目と味の記憶は残るはず。
今後も時間の許す限り、こういう機会を作っていきたいと思う私です。

言葉では表現しきれない日本のアイデンティティが
日々の暮らしの中で失われていかないように。
親から子へたくさんの物事や愛情を直接伝えていきながら、
共に過ごす時間がいつも幸せであるように。

※ 

というわけでやってまいりました今日の1枚。

”Penguin Cafe Orchestra”

Penguin Cafe Orchestra(1982)

ペンギンカフェオーケストラは、イギリスのギタリスト、
サイモン・ジェフズ氏が率いていた1976年デビューのグループです。
プログレやらアンビエントやら、とんがった最先端ミュージックが
持て囃されていた1980年代に、敢えてアコースティック楽器を
メインにゆるくほんわかした作品を発信し続け、好評を博しました。
グループ名よろしく、どのジャケットもペンギンとペンギン…の
かぶり物をしてなぜかあとはほぼ全裸(!)の人間が語り合う図という、
ユーモアなのかジョークなのか分からないインパクト抜群のジャケット。
何を話しているんだ君達(笑)
曲調もどこかコミカルでありながら、ウクレレやバイオリン、ギターなどが
奏でるメロディーは人間味のある温かさに満ちていて、聴いていて癒されます。
こちらの2ndアルバムは私が初めて聴いたペンギンカフェでした。
電話のプッシュ音をサンプリングしたTelephone and Rubber Bandが特に好きです。
1枚目のアルバムもオススメ。特にThe Sound Of Someone You Love Who's
Going Away And It Doesn't Matterが秀逸。
「彼女にフラれたけど大したことじゃないよ(ふふん)」と余裕のはずが、
だんだんメンタル崩壊していって「未練タラタラだよこんちくしょうぅぉおお」みたいに
錯乱していく様子(?)がバイオリンやチェロだけで見事に表現されています。

サイモン・ジェフズ氏は1997年に惜しくもこの世を去りましたが、現在は息子さんが
後を継いでいるようです。まだこちらは未開拓なので、これから聴いていくのが
楽しみ。

2019.03.01

音のある生活 20 「荒野を走れ、どこまでも」


こんにちは。
子供たちが読んでいる「おしりたんてい」にすっかりハマってしまい、
ページをめくるたびに夢中でおしりを探している(笑)若女将です。


(本日撮影。スイセンの芽吹き。過去最速かもしれない!!)

雪が少なかったこの冬、
西吾妻山麓は既に地面がところどころ見えてきています。
見た目4月初頭くらいの白布。
しかしまだ風は寒く雪も時々舞っています。現実は早春賦の空の下。
人間の利己的な詮索をよそに、季節の移り変わりを僅かにでもずらしてみたり、
時々何の前触れもなく不思議な景色を見せてくれたりする自然の、
なんと素晴らしい気まぐれぶり!
毎年同じにみえる春夏秋冬だけど、実は同じではないということだ。


(去年1月撮影。この頃より数cmほど月は地球から遠ざかっている。)

月が少しずつ地球から遠ざかるように、
星が螺旋を描きながら銀河と共に音もなく移動しているように、
つまり宇宙全てが加速膨張しているように、
私達は常に未知の場所へ旅をしている…だから毎日が新鮮なのね(なんだこの飛躍)。

・・・・あれ、風邪は治ったはずだが?!
いかんね、まだ熱があるかもしれない…ちよびた飲んで明日もつつましく頑張ろう。




今日はニャンコ(まさかの新入り!)ネタです。

かれこれ10日ほど前の夜のこと。
白布温泉に突如やってきた風来坊:通称ドロンちゃん(♂)。


(↑鼻の頭に怪我をしています。ピー助との戦いで出来たもの。)

しっぽを振ってニャ~ン、しおらしく餌をねだるだけかと思いきや、
翌朝には写真↑の通り、あっという間に宴会場脇のピー助小屋を乗っ取り、
老翁ピー助を力づくで追い出し、まるで昔から俺の家だったと言わんばかりに
シャーシャー威嚇し散らす事態に。

スタッフも「可愛い。」「めんごくない(可愛くない)!」
「可哀想。」「ピー助の方が可哀想だ!」と賛否両論。

そんな私達の喧騒をよそに、ドロンはすっかり小屋に居ついてしまいました。
というわけで、仕方なく(?)カリカリをあげて少しずつ慣らすことに
なりましたとさ。因みに名前の由来は“泥棒猫”のドロンちゃん(苦笑)

チャームポイントは臆病さの裏返しのようなシャー顔と、くっきりとした靴下模様。
そして、餌を食べる時はなぜかこちらにお尻を向けてきます。これがまた可愛い。



ところがよほど欠食ドラ猫なせいか、ご飯の最中に呼びかけるとこの通り。



顔wwwww

ニャンだ、このくそ忙しい時に呼びかけんじゃニャー!」みたいな(笑)




さらに見て下さいなこのビビりな姿。




何見てんだシャー!」(すぐ逃げるので写真ぶれぶれ)




ニャンだよぉやんのかおミャー!シャーッてのかゴニャー(しかし壁チラw)

イイ男が情けないにゃぁ…マルやピー助はもっと堂々と構えていたのに…。
最近何かあったのか、いっとう周囲を怖がっておどおどしているので、
なんだか本当に可哀想に思えてきます。

見た目は逞しいけれど、とにかく気が小さく出身地も年齢も不詳の
ブサかわドロンちゃん。
運が良ければ会えますので、ぜひ「ドロンちゃ~ん」と声をかけてあげて下さい。
高確率でビビって「シャー!」と返事してくれます(笑)



はい、というわけで今日の一枚。

B'z "Run"(1992)

B'z/RUN LIVE-GYM-Pleasure 2008 -GLORY DAYS-(Youtube)
↑ライブの様子から。Runを熱唱しています。

私にしては珍しい(すぎる)ピックアップです。1992年リリース。
もう27年も前(!)になりますが、かなり有名なアルバムなので
ご記憶の方も多いでしょう。
当時、女子らしい流行には目もくれずFFやDQに傾倒し、ホーキング博士の本に
かぶりついては空想にふけり、ルネ・マグリットやアルフォンス・ミュシャ、
クリスチャン・ラッセンに憧れて孤独に絵ばかり描いていたザ・奇人変人の私。
とある友人が「そんな性格じゃ今に友達なくしちゃうぞ!」と心配し、
わざわざ流行りの曲を何個ものカセットに詰め込んで「とりあえず聴け!」と
手渡してくれたのでした。(あやちゃんあの時はありがとう。元気にしているかなぁ…)
リンドバーグや原由子さん、ユーミン、バラエティ豊かなPOPソングが溢れる中、
カセットのひとつにこのRunがまるごと入っていたわけです。

それまで認識したことがなかった男性目線による世界観、人間模様、愛情…
力強く優しい歌に、他のどのアーティストよりも目からうろこが落ちる思いで
擦り切れるまで聴き込みました。特にアルバムタイトルになったRunは、
自分を鼓舞したい時、散々凹んで再起を図りたい時に高頻度で脳内再生される一曲。
いろいろな意味で思い出が深いアルバムです。
なかなかないよ、どの瞬間も!!

そうだ、ドロンちゃんもRun聴いて逞しく生きろ。
(でも猫だから、荒野は走らなくてよい(笑))

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