若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

米沢のいい所あれこれ 【番外編:ゆきんこ「雪割納豆」】



初夏のような陽気から幸先よくスタートしたGW。
ところがその後半から約1週間近くにわたり、
冬の終わり逆戻りのような寒さが続きました。

どんよりした天気もさることながら、
日中の気温がたった2~3度というクレイジーさ。
やっと蕾の膨らんだ庭の草花も腰が砕けたようにうなだれていました。




今日は一転、快晴!こいのぼりもやっとぱりっと乾いてお空を泳いでいます。


ようやく日の目を見た西屋唯一の八重桜「やえ」ちゃん。
どうか長く咲いていてほしいものです。





さて、実に約2か月ぶりの「見どころシリーズ」。
今回は番外編ということで(今回だけとは言ってない)、
私の激オススメの一品をピックアップしてご紹介します。




じゃーん。こちら。ゆきんこ「雪割納豆」

雪割納豆とは、かつて「五斗(ごと)納豆」と呼ばれた
置賜地方の伝統食をルーツとする地元の特産品の一つです。
正月明けに仕込んだ引き割り納豆に、さらに米麹や塩を加え
密封し春まで発酵熟成させた保存食です。
長い冬が明けてから今くらいの時期に頂く貴重な食べ物で、
待ち遠しかった春の訪れにかけて「雪割」と名のついた故郷の名物。
諸事情で長く製造が途絶えていましたが、近年になり、
パッケージ絵もそのままに地元の企業が見事に復刻しました。

一斗は約18リットル。つまり昔は90リットルサイズの樽で
この納豆の原型が造られていたわけです。想像するだに大容量…

中身は密封された袋入り。
のっけから「出すの苦手!」と言わず、
とりあえず全部保存容器にお引っ越ししましょう。

さて気になるお味ですが、これがまた熱々のご飯にめっちゃ合う!



どっしりと濃厚な麹の香りと納豆の風味が絶妙に絡み合い、
それこそのけぞるほど美味しいのです!!

コツは少しずつ楽しむこと。何しろ“珍味”です。
昔の造り方よりも塩分はマイルドになっているそうですが、
それでもかなりしっかり塩味が効いています。
くれぐれも普通の納豆の感覚でごはんにドバーしないように。
納豆版塩辛、と表現すると分かりやすいかもしれません。
チーズで例えるならゴルゴンゾーラといったところです。
納豆が好きな方なら、敢えてご飯に乗せなくても
そのまま酒(地酒熱燗がお勧め)の肴になります。

ちなみに、ゆきんこさんのHPにもあった「雪割り納豆茶漬け」↑
私も作ってみました。これまた美味。飲み会の後のお口直しにもいけます。
お茶はやはり濃い茶が合うようです。

その他いろいろアレンジレシピもあって、
大根おろし+刻みネギとあわせたり、
ご存知納豆汁に旨み追加で投入したり、
かなり応用が利くのもこの雪割り納豆のいいところです。

我が家でも、リピート決定の私の他
昔の味を知る大女将・会長も時折買ってきては、
少しずつ楽しんでおります。
ところでこの雪割納豆、通常の天塩味と辛口の二種類あるんですが、
このパッケージに描かれたあどけない女の子がとにかく可愛いんです。




右が天塩版、左が辛口。

辛口!!

「んまい~…けどぉ~からいぅお~!!」

まるでうっかり辛いものを口にしてしまったうちの子を見ているようだ…(笑)

実際なかなかパンチ力のある辛さですので、
分量を間違えると大人でも




とはいえ、一目で違いが分かるこの芸の細かさ。
手に取るだけで思わず表情が和んでしまいます(私だけ?)。

故郷の知恵と愛情が詰まった雪割納豆。
米沢市内近郊のスーパーはもちろん、
東京銀座にある山形アンテナショップ「おいしい山形プラザ」でも手に入ります。
(天塩味は150gサイズ・300gサイズ有)
楽天他ネット販売でも扱っているようです。
気になった方ぜひぜひぜひ一度お試しください。

【参考】

ゆきんこHPー商品紹介

おいしい山形プラザ(東京・銀座)HP