若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

若女将コラム

2018年05月

2018.05.17

米沢ラーメン巡り 【第2回:吾妻軒】


晴れたかと思えば雨が降り、涼しいかと思えばやたら暑くなるという
めまぐるしいお天気が続いていますが、皆様お元気ですか。

先日ご紹介したとおり、西屋では茶の間をフリースペースとして
広く地域に活用してもらおうと、中をきれいにしたり
チラシを作って配布したりと、さまざまなPRを行っています。

つい先日は、5月14日には河北新報でもご紹介いただきました!



そして今日、茶の間に新しい照明が取り付けられました(まだ未完ですが)。




ギャラリーにもイベント会場にもなれそうないい雰囲気。
灯り一つでこんなにも印象が変わるのかと大女将も感心しきり。

しかしこの照明、実は凄い仕掛けが。





なんとスマホ操作(Bluetooth)で色味を自在に変えることができるのです。
神秘的な空間にもけしからん(?)雰囲気にも化けられます(笑)
まぁ、実際はこんな極端な色味を出すことはまずありませんのでご安心ください(笑)

6月30日(土)にはシエスタという音楽グループの皆さんによる
イベントコンサートが予定されており(後日詳細UPします)、
7月1日~30日までは画家:福崎翼さんの個展も開かれます。

これからどんなふうに茶の間が多くの皆さんの交流の場になっていくのか、とても楽しみです。



さて、今日は久しぶりの「ラーメン巡り」シリーズ。

なんとご近所、白布温泉吾妻軒のご紹介がまだでした!!!
というわけで今日は吾妻軒のご紹介です。



西屋から街道を100メートルほど下った山側にある吾妻軒。
実は近すぎてなかなか足を運べません。
写真がトンデモ季節はずれなのはご了承ください。





吾妻軒の店内はアットホームな食堂そのもの。
座卓とテーブル席がありますが、
冬は座卓の一つがこたつになるので競争率は高め。

さて、吾妻軒はもともとそばがメインですが、
とにかくラーメンが美味しいのです。





写真はスタンダードな中華(しょうゆ)。濃すぎずあっさり系。
食べ応えのあるチャーシューがポイントです。
他にも通年メニューでみそラーメンがありますが、
季節ごとに異なる期間限定ラーメン…実は私はそちらがお気に入りです。



今時期は「山菜ラーメン」。その時々に手に入った旬の山菜が添えられた、
塩味のあっさりラーメンです。



つい先日初めて食べましたが、
こってりタイプが苦手な私好みの素朴な美味しさでした!



しかし私一番お勧めなのは、冬にしか食べられない「白布ラーメン」↑。
鍋焼きうどん風の器に、アツアツの鶏塩だしスープ、
そして米沢ラーメン独特の縮れ麺。
冬の寒さをふきとばす温かさ、そしてやさしい味わいは
一度食べたら忘れられない美味しさです。とにかく美味しい!

お店の方はとても気さくで、いろんな地域の情報を教えて下さいます。
お酒もあるので、温泉滞在中のそぞろ歩きで立ち寄っても楽しいですよ。
ぜひ皆様吾妻軒にお立ち寄りくださいね。


※ちなみに西屋では、主に連泊のお客様の昼食用として
吾妻軒の出前代理注文も承っています。
(但し白布ラーメンなど一部のメニューを除きます)
お部屋で召し上がることも可能です。ご希望の方は当館にお問い合わせください。

【場所】

吾妻軒(米沢麺業組合HPより)
〒992-1472
山形県米沢市関1522-5(白布温泉内)
TEL:0238-55-2241営業時間 11:00~17:00
※定休日 不定休

駐車場 建物の前に数台分スペースがあります。

2018.05.11

米沢のいい所あれこれ 【番外編:ゆきんこ「雪割納豆」】



初夏のような陽気から幸先よくスタートしたGW。
ところがその後半から約1週間近くにわたり、
冬の終わり逆戻りのような寒さが続きました。

どんよりした天気もさることながら、
日中の気温がたった2~3度というクレイジーさ。
やっと蕾の膨らんだ庭の草花も腰が砕けたようにうなだれていました。




今日は一転、快晴!こいのぼりもやっとぱりっと乾いてお空を泳いでいます。



ようやく日の目を見た西屋唯一の八重桜「やえ」ちゃん。
どうか長く咲いていてほしいものです。





さて、実に約2か月ぶりの「見どころシリーズ」。
今回は番外編ということで(今回だけとは言ってない)、
私の激オススメの一品をピックアップしてご紹介します。




じゃーん。こちら。ゆきんこ「雪割納豆」

雪割納豆とは、かつて「五斗(ごと)納豆」と呼ばれた
置賜地方の伝統食をルーツとする地元の特産品の一つです。
正月明けに仕込んだ引き割り納豆に、さらに米麹や塩を加え
密封し春まで発酵熟成させた保存食です。
長い冬が明けてから今くらいの時期に頂く貴重な食べ物で、
待ち遠しかった春の訪れにかけて「雪割」と名のついた故郷の名物。
諸事情で長く製造が途絶えていましたが、近年になり、
パッケージ絵もそのままに地元の企業が見事に復刻しました。

一斗は約18リットル。つまり昔は90リットルサイズの樽で
この納豆の原型が造られていたわけです。想像するだに大容量…

中身は密封された袋入り。
のっけから「出すの苦手!」と言わず、
とりあえず全部保存容器にお引っ越ししましょう。

さて気になるお味ですが、これがまた熱々のご飯にめっちゃ合う!



どっしりと濃厚な麹の香りと納豆の風味が絶妙に絡み合い、
それこそのけぞるほど美味しいのです!!

コツは少しずつ楽しむこと。何しろ“珍味”です。
昔の造り方よりも塩分はマイルドになっているそうですが、
それでもかなりしっかり塩味が効いています。
くれぐれも普通の納豆の感覚でごはんにドバーしないように。
納豆版塩辛、と表現すると分かりやすいかもしれません。
チーズで例えるならゴルゴンゾーラといったところです。
納豆が好きな方なら、敢えてご飯に乗せなくても
そのまま酒(地酒熱燗がお勧め)の肴になります。

ちなみに、ゆきんこさんのHPにもあった「雪割り納豆茶漬け」↑
私も作ってみました。これまた美味。飲み会の後のお口直しにもいけます。
お茶はやはり濃い茶が合うようです。

その他いろいろアレンジレシピもあって、
大根おろし+刻みネギとあわせたり、
ご存知納豆汁に旨み追加で投入したり、
かなり応用が利くのもこの雪割り納豆のいいところです。

我が家でも、リピート決定の私の他
昔の味を知る大女将・会長も時折買ってきては、
少しずつ楽しんでおります。
ところでこの雪割納豆、通常の天塩味と辛口の二種類あるんですが、
このパッケージに描かれたあどけない女の子がとにかく可愛いんです。




右が天塩版、左が辛口。

辛口!!

「んまい~…けどぉ~からいぅお~!!」

まるでうっかり辛いものを口にしてしまったうちの子を見ているようだ…(笑)

実際なかなかパンチ力のある辛さですので、
分量を間違えると大人でも




とはいえ、一目で違いが分かるこの芸の細かさ。
手に取るだけで思わず表情が和んでしまいます(私だけ?)。

故郷の知恵と愛情が詰まった雪割納豆。
米沢市内近郊のスーパーはもちろん、
東京銀座にある山形アンテナショップ「おいしい山形プラザ」でも手に入ります。
(天塩味は150gサイズ・300gサイズ有)
楽天他ネット販売でも扱っているようです。
気になった方ぜひぜひぜひ一度お試しください。

【参考】

ゆきんこHPー商品紹介

おいしい山形プラザ(東京・銀座)HP