若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

閑話休題 ~ほろ苦いチャイコフスキー。~



久々の閑話休題。

今朝、ロビーに連れてきた猫達の写真を撮っていて
なぜか独身時代の通学・通勤ラッシュを思い出しました(元都内在住)。



(通勤ラッシュ時の扉付近(イメージ)。)


(夜の女性専用車両(イメージ)。)
(京王線ではしょっちゅうお世話になりました。)

あの頃は若かった。

最近、懐かしのス〇ッフサー〇スのCMをやたら見かけます。
なぜ今頃リニューアル放映?と単純に疑問に思いググってみたところ、
実は去年がCM20周年だったそうで。
なるほど納得。

しかし正直なところ、私にはあまりいい印象が持てません。
だって、あの頃はまるで明るい時代じゃなかったんだもの。

忘れもしない就職超氷河期ど真ん中。
大学の卒業式で(私はオーケストラサークルに所属していたので、
式典の楽曲演奏のため在学生のころから卒業式に毎年参加していました)、
華やかな袴でなくリクルートスーツで参列し、
「これから面接だよ…
もしこれでだめなら新卒派遣に登録してとりあえず形だけでも働く」と
切なげに語っていた先輩、卒業後も在学生と一緒に何社も回る友人を
目の当たりにしてきました。
かくいう私も就活の波に乗り遅れ、最終的に院進学を選んだ一人ですが…。

当時は「とりあえず就職できれば勝ち」みたいな風潮で、
自分たちはただの使い捨ての駒。
社会は世知辛いというイメージしかありませんでした。
一見手取りはいいけれど先々の保証がまったく見えない「派遣社員」は
まさにその“使い捨て”の象徴(少なくとも私にはそうとしか思えなかった)。

ところが今は立場がまるで逆転し、むしろ“売り手市場”だと聞いています。
働く人と職場とのミスマッチから互いに適材適所を求めてフレキシブルに
社会に順応していこうという時代と言われています。
同じCMでも伝えんとする意味や背景がまるで違う。

あの針の筵のような日々は何だったのだろう。
今でも冷遇を刷り込みされたまま辛酸なめている同世代がいるかもしれないと思うと、
何ともやりきれなくなります。

そうさ弦楽セレナーデ。
それまでエレジー含め大好きな曲だったのに、CM放送後はすっかりトラウマになり
何がオ~ジンジ♪だバ〇ヤロー!!!
と心の中で叫びながらホントにCDを売ってしまったのはほろ苦い思い出です(苦笑)。

ごめんねチャイコフスキー。


(今日は定時(チェックアウト時間)より早く家に帰れたよ!!)