若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

米沢のいい所あれこれ 【第11回:カクリキみそ噌醸造元(花角味噌醸造)】


年明けから気温が乱高下している米沢・白布温泉界隈。
全国ニュースになるレベルの降雪があったかとおもえば、
零下15度未満の日が続いて宴会場の床暖房が凍結したりと、
年明け早々雪国の手痛い洗礼を受けまくっている西屋です。

もう5年分の厄落しにはなったんじゃないかな…(白目)

笑顔を忘れず、そして決してめげずに通い続けてくれる
スタッフのみんなには頭が下がります。
何よりもこの冬の寒さと雪の中、温泉の癒しを目指して
泊りに来て下さるお客様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
どうか幸せな笑顔が西屋に灯り続けますように。



さて、今日のいい所紹介は「カクリキみそ醸造元」さんです!




実店舗は市内中心部にほど近い大町にあります。
建物の雰囲気がとてもすてき。
カクリキみそ(花角味噌醸造)さんは1857年創業の老舗味噌醸造元。
市内始め近郊のスーパーには必ずと言っていいほどカクリキ味噌が置かれています。
米沢市民にとってなくてはならない故郷の味というわけです。
かくいう当館も朝食のお味噌汁に花角さんの味噌を採用させて頂いております。
もう長い長いお付き合いです。



今回初めてお店の中にお邪魔しました。



店内はとてもこぎれいに飾られていて、お花もいっぱい。
老舗醸造元という何となく敷居の高いイメージは全くありません。




店内は直営店ならではの多種多様な味噌が並べられています。
HPでオンライン販売もされていますが、こうして実際に手にとって
商品を見比べるのもまた楽しいものです。

この「カクリキ」というユニークな屋号。
その昔花角さんのご先祖様が力自慢大会で重い俵を見事に持ち上げ、
上杉藩の御殿様から「(□で囲んだ)力」の称号を与えられたことから
ついた名前だそうです。本名は花角さんですが、地元の人は「カクリキ」という
愛称で親しんでいるわけです。

さてその気になる商品。味噌だけでなくユニークなものもあるんです。



そのひとつがこちら。フリーズドライのインスタントみそ汁&ぞうすい。
にら玉のぞうすいやなめこのみそ汁、他にも「米沢牛入り牛肉みそ汁」も!!
私も全種試しましたが、どれも味噌のこく味が効いて本当に美味しいですよー。
ぞうすいシリーズは一人暮らしで万が一風邪を引いてしまった時にも重宝するはずです。
なにしろつや姫入りです。卵を落とせばなお美味。





そしてこちら。地元米沢市民でなければ恐らく知らないであろう菊みそ
置賜地方で採れる「香紫露(かしゅろ)菊」という、薄紫色でストロー型の
菊の花びらを米澤味噌に混ぜ込んだものです。
適量を熱湯に注ぐだけで、高貴な菊の花の香りを楽しめるみそ汁が出来上がります。




名前のモダンさから最近開発された商品と誤解されがちですが、
実は菊みそは古くから米沢で食べられている伝統食なんだそうです!
(私も今回の取材で初めて知りました。勉強不足です…(苦笑))
寒い冬、炊事場に長時間立って食事を作る手間がかからないよう、
秋のうちに摘んだ菊を味噌と共に壺に入れておき、すぐに食べられるようにと
工夫されて誕生したものです。言ってみれば古のインスタント食です。

米沢のお土産に最適!!ただし季節限定品なので、ほしい方ご注文はお早めに…!
仕込んだばかりの秋口であれば、うっすら紫色の花が浮かんで本当に綺麗ですよ。
(今ならお店とネット両方で購入可能です。)





さらにこちら。私の超イチオシ。
つや姫100%使用、
生の「甘酒」!!

可愛いパッケージにころんとした小瓶入りで、ちょうどいい大きさです。



実はこちらのお店、店内に小さな甘酒処があり↑
注文した甘酒をその場で楽しむことができるんです。
スペースは大きくありませんが、旅行中のひと休憩にぜひ。

私もこの日、いろんな甘酒を頂きましたよ。



まずはこちら。甘酒ハーフ。
瓶入り甘酒の半分量をぐい呑に差し、紅茶のミルクのように豆乳を注いで
いただくスタイルです。甘酒に豆乳というちょっと新鮮な組み合わせはもちろん、
器や出し方(あたたかいジャスミンティー付き)がとても女性的で可愛らしいです。

甘酒単体でも十分風味豊かですが、
豆乳が加わることで麹の香りがよりまろやかになります。
自分で作るほど甘酒好きな私はあっという間に頂いてしまいました(笑)




次はフローズン甘酒。
瓶入り甘酒(半分量)を冷凍させ、そこに新鮮な牛乳を注いだもの。
スプーンでざくざく崩してシャーベット状にして頂きます。

これが!
これが!!
もう見事なフローズンスイーツ!!!




凍った甘酒にプラスミルクしただけだというのに、
高級バニラアイスに勝るとも劣らないこく味と甘さの絶妙なバランス。
カロリーの低さをポイントにすれば間違いなくこの甘酒に軍配が上がるであろう!




とにかく“異次元の美味しさ”です。お店で一番人気なのもうなずけます。
麹タイプの甘酒が苦手な人にこそぜひ試して頂きたい、ステキな逸品です!

まだまだ続きますぞ。




お次はこちら。テイクアウトにちょうどいい甘酒みるく&甘酒抹茶みるく。
どちらもホットかアイスか選べます。
こちらはあっさりごくごくいける栄養ドリンクタイプです。
中身的にもまさに栄養満点。
麹やつや姫のつぶつぶがまるでタピオカのような食感で嬉しい!
そしてとても飲みやすいー。
店頭で購入して、そのまま街歩きやドライブにも行けます。
夏になったら絶対買いに行こう!!




というわけでカクリキみそさん一押しの甘酒。ぜひお土産にいかがでしょう。
何しろ添加物一切なしの生ものなので、あらかじめ購入する場合は
クーラーボックス&保冷材必須です。
でも万が一忘れてもご安心を。
ちゃんとお店には発泡スチロール箱(500円)と保冷パック(50円)があります。

熱を出して食欲が低下した小さいお子さんにもオススメです。
ぜひご家庭でフローズン甘酒を食べさせてあげて下さいね。
ちなみに甘酒もネットで購入できますが、
賞味期限がとても短いのでお早めにお召し上がりを。

他にも花角味噌さんでは自家製みその仕込みに使える生麹や
昔ながらのパンチの利いた味噌漬、醤油やめんつゆなども販売されています。
日本人の食生活になじみの深い発酵食品の良さを、ぜひ再発見してみて下さい。



最後になりますが、ゆくゆく花角味噌さんの7代目となる花角綾美さんが
「NHKきょうの料理ビギナーズ」12月号みそ育新聞No.4に載っています。
みそへの熱い思いや郷土愛が伝わってくる素晴らしい記事ですよ。
西屋もご厚意で一部本誌を頂きました。
ロビーに置いてありますので、ご自由にお手に取って下さい(持ち帰りはダメよ!)。


いかがでしたか?お店の方もとても親切で気さくな方ですので、
米沢にお出かけの際はぜひお立ち寄りになってみて下さい。
駐車場は道路を挟んで向かいにあります。

花角味噌さん、どうもありがとうございました!!


【お店の場所】
カクリキみそ醸造元(株式会社花角味噌醸造)
〒992-0031山形県米沢市大町1丁目2-23
TEL:0238-23-0641 FAX:0238-23-0683
営業時間 9:00~17:30(定休日:日曜日、祝祭日)
※甘酒処は10:00~16:00