若女将コラム

日々西屋と山を縦横無尽に駆け巡る湯守兼若女将の、マイペースなコラムです。好きなものは音楽・写真・自然・宇宙。

若女将コラム

2017年12月

2017.12.30

来年も楽しいコラムコーナーを目指します。


2017年もいよいよ終わりですね。
今年は皆さんにとってどんな一年でしたか?

このコラムでは、普段皆様にお見せすることがなかった「湯守シリーズ」、
間隔を空けながらも東京まで足を延ばした「いい所あれこれ」シリーズ、
趣味全開の「音のある生活」シリーズを中心にお届けしてまいりました。

湯守シリーズはひとまず終了したものの、後者2つは枚挙にいとまがありません。
ご紹介したいお店や音楽の話題がまだたくさんあるのです。
気まぐれが高じて別のシリーズまで登場するかも?!
どんな内容になるのか、どんなローテーションになるのかは書いている本人も分かりません(笑)
どうぞお楽しみに…!






ところで2017年は、私が西屋にやってきてちょうど10年目という節目の年でした。

それ以前の10年を思うと
(この時期↑も進学就職転身や引っ越しが重なり疾風怒濤でしたが)
いかに自分がそれまで予想もしなかった世界に飛び込んで、
白布という山奥に腰を据えながら数多くの経験や人との出会いに恵まれてきたか…
改めて感謝と共に思い知る次第です。

西屋の仕事で初めて県外に赴いたり、
新しい学びへ足を踏み出したのも今年からでした。
そういう意味で、ようやく白布や米沢に慣れて、
周囲を見渡す余裕ができてきたのだと自分で感じます。
まだまだ学ぶべきことも進むべき目標のハードルも多く高く存在します。
年齢的にじき無理が効かなくなってくることを慮り、
西屋を背負いこみすぎず、一日一日悔いのないように生きていきたいと思います。
(そんな私の座右の銘は「寧静至遠」)

皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年も西屋コラムをどうぞよろしくお願い致します!!




おまけ。



はな「え?来年は戌年だって?」




「イヌって何よ?」
(↑遭ったことがない)




「耳があって尻尾があって全身毛だらけ?…何それ、猫でいいじゃん猫で」

というわけで、西屋は来年は(も)猫年でまいります?!!

2017.12.22

音のある生活 5 “Ubi Caritas”



いよいよ年の瀬が迫ってきました。
子供たちも明日から冬休みです。

かたや期限の迫った仕事は山積みになる一方で焦る焦る。
今日はそんな気持ちを代弁するつもりで

「仕事(と家事育児)に追われて青筋ピンチなフルタイム人間でも
一瞬でアドレナリンMAXにしてくれるヘヴィ系」
(長っ!)

をピックアップしようかと思いましたが(笑)
クリスマス間近に(一例:M.マンソン)はさすがに躊躇…。
というわけで、180度趣向を変えて聖歌をチョイスしました。



本日は「Ubi Caritas(ウビ・カリタス)」特集です。

Ubi Caritasは、直訳するとラテン語で「(神の)慈しみのあるところ」という意味。
10世紀頃に編纂された由緒ある聖歌の一つです。

キリスト教徒ではないのであまり詳しくはありませんが、
Ubi Caritasは復活祭の直前の木曜日(聖木曜日)に歌うグレゴリオ聖歌が元になっています。

Ubi caritas et amor, Deus ibi est.

Congregavit nos in unum Christi amor.

Exsultemus, et in ipso jucundemur.

Timeamus, et amemus Deum vivum.

Et ex corde diligamus nos sincero.

Ubi caritas et amor, Deus ibi est.(wikipedia(英語)より一部抜粋)

要約すると、
「神の愛と慈しみのあるところに神様はおられる。
私達はその愛のもと一つに集まる。喜び、畏れ愛せよ、生きている神を…」
キリスト教における神の在り方を見事に結晶化したような傑作で、
人気もあったためか独立して歌われることも多く、
現代に至るまで異なる宗派や複数の音楽家によって編曲を加えられています。

そのなかでも私が特に好きなバージョンをいくつかご紹介したいと思います。

1.原典版


天使の歌声~アヴィニョンからの聖歌(2010)

まずは原典版。フランス・アヴィニョンにあるラノンシアション大聖堂の
女子修道院聖歌隊が歌う一枚です。全曲にわたり合唱隊を2つに分けて交互に歌う
古式のアンティフォナ(交誦)形式をとっており、教会らしい厳かな歌声が
何とも素晴らしい。聖歌隊にしてはわりと珍しい女声という点を除けば、
ほぼ1000年前の原曲の響きを楽しむことができます。
(余談ですが、映画「サウンドオブミュージック」の冒頭でもレアな女声聖歌が聴けますぞ!)
他にもプロの教会聖歌隊が歌う原曲版アルバムは数えきれないほど世にありますが、
どれもなぜか和音を含む華やかコーラスに編曲されているものがほとんどで、
かえって神聖さが欠けてしまっている(失礼…汗)気がします。
せっかくコーラスにするのなら原曲をいじらないほうが良かったんじゃないかなぁ…

もともとグレゴリオ聖歌は単旋律の歌なので、素朴さの中に光る神聖さこそが
その真髄といえます。約30年前のグレゴリアンチャントブームをご記憶の方、
どんな歌か気になった方は、まずはぜひ原典版を聴いてみて頂きたいと思います。


2.テゼ共同体編曲版


Laudate Omnes Gentes(2003)

宗派を超えた心の和解を目指し、第二次世界大戦のさなかに登場した
キリスト教一派、テゼ共同体による祈りの歌バージョン。

テゼ共同体…聞き慣れない方も多いと思います。
現在フランス・ブルゴーニュ地方に本拠地(?)を置く小規模の男子修道会です。
止むことのない戦争や人々の諍いに愁いを抱いた一人の若い修道士が、
せめてカトリックとプロテスタント同士だけでも手を取り合おうと始めた
小さな宗教活動が発祥といわれています。
以後、テゼ村は世界各地から若者たちが集う“聖地”となり、
毎年10万人を超える人々が集まるのだとか。

そんないきさつから、共同体を構成する修道士たちの国籍も宗派もさまざま。
彼らが歌う聖歌は「シンプルで短い旋律を繰り返す」スタイルに発展し、
知る人ぞ知る「テゼの歌」と言われるようになりました。
その中の一曲がこちらというわけです。
聴くとよく分かりますが、原曲の最初の歌詞(1行目)を繰り返し歌っているだけで、
すぐに一緒になって歌えるほど平易なメロディーです。
これがまた子守唄のような優しい温かさに満ち溢れていて、
古今東西数あるUbi Caritasの中でも「平和」オーラは最強クラス(だと個人的には思います)。
夕餉の灯りに包まれた家や教会で、
家族やお友達と手をつないで自然と輪になって歌いたくなる…そんな素晴らしいアレンジです。

他の歌も短いフレーズの繰り返しなので、ラテン語の勉強にもいいかも??



3.コニー・ドーバー版


The wishing well(1995)

コニー・ドーバー(Connie Dover)はアメリカのシンガーソングライターで、
カントリー&ケルトミュージックをメインとするアーティストです。
安定した歌唱力と伸びのある歌声が特徴で、
これまでに5枚のアルバムをリリースしています(最近は休止ぎみ?)。
ケルト音楽に長年親しんでいる私でもかなり最近になってその存在を知った
コニーさんですが、活動スタートは1990年代とかなりのキャリアがあるようです。

そんな彼女が歌うUbi Caritasは、
例えるなら暮れなずむ大草原で一番星を見上げながら祈りを込めて歌っているイメージ。
あるいはオーロラや流星が降り注ぐ北の雪原をどこまでも駆けてゆくような感じ。
なんとも透き通るような美しさです。
時折バックに入るティンホイッスルやバグパイプがまたノスタルジックでいい。
風に吹かれて舞う草や雪のさやさやという音や匂いすら醸し出すような、
それでいて原曲の荘厳さを損ねることがない稀有なアレンジバージョンです。


4.オードリー・アサド版



Inheritance(2016)

こちらはオードリー・アサド(Audrey Assad)によるアレンジバージョンです。
オードリーはアメリカ人の母とシリア人の父の間に生まれ、
宗教色の強い家庭で育った若手のコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックアーティストです。

オードリー版Ubi Caritasはいい意味でかなりの変化球。
歌声はどこか甘酸っぱく、旋律もポップとわらべ歌を足して2で割ったような
(表現が難しいのですが)いつの間に口ずさんでしまうほど親しみのある旋律で、
そもそも宗教曲だということを完全に忘れるほどドラマチック。
RPGの金字塔:FFの挿入歌(中盤の大事な仲間との別れや物語の分岐点、
クライマックス直前の決意の場面(?)など)に採用されても違和感ありません。
FFアレンジアルバムの一つ「まほろば」や幻想水滸伝のサントラにも似た、
無国籍系民族音楽を思わせる不思議な曲に仕上がっています。
瑞々しい歌声もとても素敵。
植松さーん、ぜひ彼女をゲストアーティストに迎えて下さい―(笑)


5.オラ・イェイロ版


Ola Gheilo(2016)(digital music)

コンテンポラリー色を少し巻き戻して、オラ・イェイロ版をご紹介します。
オラ・イェイロはノルウェー出身で現在アメリカ・NY在住の若手宗教音楽作曲家です。
おそらく彼のアレンジしたUbi Caritasが世界的にも一番有名でしょう。
ヴォ―チェス8というイギリスの8人組アカペラ・グループが歌ったものが
広く知られていますが、彼らのアルバム(Lux)内のソロバージョンよりも、
オラ・イェイロ自身がピアノ伴奏しているこちらのアルバムのバージョンのほうが
個人的には好きです。彼の上品でどこか艶のあるピアノが好きすぎる(笑)。

因みにこのアルバムの他の曲もとてもいい曲ばかりです。
管弦楽曲やアカペラもあり、聴いていて飽きません。アルバム自体もオススメです。


5.ポール・ミーラー版


Jubilate: 500 Years of Cathedr(2017)

声楽界のグスタフ・マーラー(と私が勝手に呼んでいる)ことイギリスの作曲家、
ポール・ミーラーがアレンジしたUbi Caritas。
数あるUbi Caritasの編曲の中でも私が最も好きな“神曲”です。
彼のアレンジ版は、2011年に行われたイギリス王室のウィリアム王子と
キャサリン妃のロイヤルウェディングでも採用され、世界的に有名になりました。
ご存知の方もいらっしゃると思います。
会場となったウェストミンスター寺院にその荘厳な歌が響き渡った当日の様子は
Youtube(高画質)でいつでも観られますので、
よろしければ↓のリンクからご覧になってみて下さい。


Paul Mealor's Ubi Caritas - Royal Wedding Choral Motet

この名誉ある採用から一躍有名になったポール版。
ウェストミンスターしかり各地の教会合唱団やテネブレ
(イギリスの声楽アンサンブル)などもこぞって歌っていますので、
その微妙な違いを聴き分けてみるのもまた良いかと思います。
しかし個人的にイチオシなのは上記のブルーの1枚。
こちらはセイント・ポール大聖堂少年合唱団による古今の聖歌を収録したアルバムです。

このアルバムに収められているUbi Caritasは、一言で言うと「宇宙」
なにそれ?!と思われるかもしれませんが、
ほんとに他に言い表しようがありません(笑)

録音環境がよほど秀でていたのか、少年合唱という透明度も深度もあるピュアな音色が
素晴らしいのか、とにかく他のどのアーティストにも似て非なるパワーを秘めています。
そのパワーたるや、もはや天国を通り過ぎてやたら高次元のどこかにアセンションできそうな
(ホントにできたら大変)気合いひとつで重力波さえキャッチできそうな(LIGOも苦笑い?)
神々しすぎる響きなのです。
今宵運よく超新星爆発を見つけたらぜひBGMで聴きたい(錯乱)。
皆さんもアルバムに触れる機会があったらぜひ聴いてみて下さい。
因みにポール・ミーラーは他にもコーラスを中心とするアルバムをリリースしていますが、
テネブレと共演した「A Tener Light」というアルバムでは、このUbi Caritasと同じ
旋律で違う歌詞を歌った曲があります。眩さは控えめですが、清らかな夜明けのような響きです。
こちらもオススメよ♪


というわけで、クリスマスにぴったりのUbi Caritas特集いかがでしたか?
今回もマニアック炸裂ですみません!
誕生から1000年もたってこうして様々な形で歌い継がれるUbi Caritasは
つくづく人々に愛されている歌だな、と思います。

人類の歴史がどこまでこの先続いていくかは分かりませんが、
(ドレイク方程式の"L"が保たれる限り、目に見えない神様を信じる心が失われない限り)
末永く歌い継がれてほしい聖歌の一つです。

2017.12.16

米沢のいい所あれこれ 【第10回:日乃本帆布 牛や 米沢本店】


12月も後半戦に入りました。
今年はゴタゴタしていて年賀状がまだ仕上がっていません。
私にとってはクリスマスもお正月も「気が付けば終了」してしまう儚いイベント(笑)
ただ子供たちには忘れられない楽しい思い出にしてあげようと考えています。

皆さんも身体に気をつけてよいお年をお迎え下さいね。
(冒頭から〆てる)





さて、今日は「日乃本帆布(ひのもとはんぷ)」で全国に名を知られる
牛(ぎゅう)やさんのご紹介です。

(実際にお店に伺ったのは10月でしたが、こうしてご紹介に至るまでなんと
2カ月近くもブランクが空いてしまいましたことをお詫びいたします。)

牛やさんは東京を中心にいくつも支店をお持ちですが、本店は米沢市にあります。
場所は上杉神社参道を東に少し行った蔵造りの建物。



こちら↑が入口の様子。軒先の「帆布」の暖簾がとてもウェルカムな雰囲気!




お店の中には所狭しと沢山の種類の商品が並んでいます。
渋めのダークカラーからポップなデザインまで色々あり、見ているだけで飽きません。
直営のオンラインショップもありますが、実店舗の品揃えは実にバリエーション豊か!
(オンラインショップは人気商品を中心に取り扱っていらっしゃいます。)



牛やさんのかばん・服飾品の特徴はなんといってもその頑丈さ。
写真ではなかなか質感が伝えきれませんが、触ってみると「これ、布?!」と
見まごうほどとにかく頑丈なのです。
それでいて使いこんでくるとだんだんやわらかさが出てきます。
今私が使っているトートはネルのような優しいさわり心地になりつつあります。
すべすべ…(笑)



表面には防水加工が施されているため、雪深い米沢で持ち歩いても安心。

道路を挟んで向かいにある工房では、毎日職人さん達が指紋さえ消えるような
力のいる作業でこのかたい帆布を一生懸命鞄に仕立てています。
因みに…





こちらの工房、スタッフさんにお声がけすればなんと見学自由
実際に私もお邪魔しました。
工房の中はミシンの音と、帆布や革をカットする機会の音が静かに響いています。
スタッフの皆さんの表情は真剣そのもの。






↑こちらは取っ手などのパーツになる革のカット部分。
かなり分厚く、素材からして頑丈そう。



↑こちらは仕上がった製品を積んでおく棚。
型番が貼ってあります。



↑どこのパーツでしょう…
この「折り目」をつけるだけでもとても力が要るのだそう。
奥の女性スタッフさんが手際よく伸ばし方をされているのが印象的でした。

はてさて、この工房で生み出された数々の製品にはどんなものがあるのかしら。



↑店舗内の左側にはやや男性向けの、質実剛健そうなトートやショルダーが
並びます。かなり人気のシリーズだそうです。



↑小銭入れやキーホルダーのシリーズ。大きさも値段もお手頃です。
品のあるカラーも魅力的!まずはこちらから手にしてみるのもいいかも。



↑このショルダーはオンラインショップで一番人気のタイプ。
どこにでも持ち歩けそうなシンプルなデザインで、男女問わず身に付けられます。




↑こちらは黒地に赤の牛革パーツを組み合わせたハイファッションなシリーズ。
男性にも非常に人気があるそうです。
他にもネイビー、緑系などアクセントカラーが異なる商品もあります。
(上の方の写真に写っています)




↑ペットボトル入れやリュックもあります!!!
かわいいフォルムとレトロなカラーが絶妙なバランス。
旅行に連れて行きたくなります。




↑なんと、上着やベスト、帽子もあるんです!!



↑組み合わせ一例はこのとおり。シックで落ち着いた大人の雰囲気です。



↑他にも、こんな可愛い柄のバッグも見つけました。
こちらは肌触りもよく、キルティングのような質感と革の組み合わせがとても可愛い。
しかもニャン柄ときた(ツボ)。他のシリーズに比べて安めなので、個人的に
オススメです。



↑そしてこちらは、お相撲さんのまわしのデザインを取り入れたモダンなバッグ。
東京グランスタ店のオープンに合わせ登場したもので、
海外の方にも評判だそうです。帆布の無限の可能性を垣間見れる逸品です。



余談ですが、今回のご縁で私が購入したのはこちら↑
価格は…アイエェェ!!(笑)ですがデザインも機能性も申し分なし!
ベルトの部分は緩められる上、底には鋲も打ってあるので床に置いてもちゃんと立ちます。
革でパイピングが施されていて、ガツガツ物を入れてもびくともしません。
地元にこんな立派なメーカーさんがあることを嬉しく思いつつ、
大切に使わせてもらっています。

ちなみに牛やさんの鞄は、傷んだりした部分はちゃんと工房で修理もしてくれます



↑こちらは工房内の一角にあった修繕コーナー。
全国から送られてきた鞄が山のように積まれていました。皆さんとても
愛着を持って使用されていて、新品に変えた方が安いのにも関わらず、
敢えて修理の道を選んで工房に託すのだそうです。長く使えるからこそ、
使うほどに味わいが出てくるからこそ大切にされている証拠ですね。

お店の方もとても気さくで、どれを選んだらいいか迷った時など素朴な
質問にも丁寧に答えて下さいます。
ぜひ米沢にお越しの際は、足を延ばしてみて下さい。



上杉神社からとにかく歩いていける距離なので、工房の駐車場が満車でも安心です。
↑本店の入り口では、帆布生地も売っています(しかも安!!)。
クラフト好きさんも鞄好きさんもぜひ、牛やさんにどうぞー!
(そして隣の隣にある米織会館にもレアな米織生地がありますので、併せてお薦め。)

【お店の場所】
日乃本帆布 牛や(三香堂)
(米沢本店(&工房))
〒992-0039
山形県米沢市門東町1-5-29
TEL&FAX:0238-22-6174
9:30~17:00/(不定休)
その他、東京都内に4店舗(2017年11月現在)、埼玉川越店があります。

2017.12.08

実走!西吾妻スカイバレー~東北中央自動車道

前回の更新から丸1カ月がたってしまいました。 
先月から麓より一足早く雪化粧をした白布温泉。

日中の気温が0度を下回る日が続いており、
道端の雪も「ここに住む!」と言いたげに今日もきらきら輝いています。
荒々しく吹雪くときもありますが、人の気配が失せた山や森は驚くほどの静けさに包まれます。
日々温泉と水の管理のために山へ入る私にとって、
吾妻の冬は恐ろしくも神秘的で、心洗われるような季節です。


さて本日は、(だいぶ前に)ツイッターでもお知らせしましたとおり
西吾妻スカイバレーから東北自動車道~東北中央自動車道の実走記録です。
11月初旬に白布温泉からスカイバレー猪苗代経由で福島
(郡山〜福島飯坂IC〜米沢八幡原IC)へのアクセスルートを実際に走って、
どのくらいスムーズに行き来できるのかを検証しましたので、そのご報告です。


スカイバレーは現在思いっきり冬季閉鎖期間なのにこの話題を投下するKYっぷり(笑)
ぜひ来年の春(4月下旬)以降のご参考にお読みください・・・!






(1)白布温泉~裏磐梯剣ヶ峯交差点

白布温泉を出発後、スカイバレーに入るとすぐに傾斜のあるきつめのカーブに差し掛かります。



とても見晴らしの良い錦平展望台(駐車場のスペースは10台以上の余裕あり)までは、
およそ10分少々で行くことができます。
ここからの西吾妻山〜米沢市街地方面の眺めはとっても素敵ですよ。



夜間も走れる季節(5月中旬〜10月下旬)は星空を見に来るのもいいかもしれません。

さらに10分ほど走るともうそこは白布峠。福島県との県境です。
この白布峠にも駐車場があり、トイレ休憩ができます。
福島県方面は、天気が良ければ磐梯山〜桧原湖〜猪苗代湖まで望めます。

スカイバレーはおよそ40分弱で抜けられます。

その後桧原湖の東側を走り、猪苗代町の交差点(国道459号)のある
裏磐梯剣ヶ峰交差点まで到達。



ここまでの所要時間は約50分です。
すぐ近くにはセブンイレブンもあり、休憩地点にはもってこい。



街の条例のため看板の色がセピア色になっているのもご当地ならではです↑。
(子供たちからは、なんでこここのセブンは昔の看板を使っているの?と
面白い質問をされました。昔=白黒写真の世界だと思っているみたいです)

この交差点から東に向かえば、かの有名な五色沼や、
サルバドール・ダリの作品収蔵数では世界的規模を誇る諸橋近代美術館が目と鼻の先です。

冬場はお休みですのでくれぐれもご注意を。

(2)裏磐梯~郡山中心部

さて、猪苗代町からさらに県道2号を南下し
(小野川湖沿いのレークラインから115号線に出てお好みで土湯方面にも)
磐越自動車道猪苗代ICを目指しますと、
白布温泉からトータル1時間ちょっとで猪苗代ICに着きます

猪苗代ICから郡山ICまでは磐梯山を背におよそ30分。
スカイバレーが開通している時期には、約1時間半で郡山まで行けるというアクセスの良さです。




(3)郡山~米沢

さて今度は復路です。東北自動車道から東北中央道経由で米沢を目指しました。

いやー早い早い。郡山ICから米沢八幡原ICまで50分かからずに到達してしまいました。

赤い字でも表示した通り、これらの時間はあくまで目安です。
あんまり早いので「まさか猛スピードでぶっ飛ばしたのでは…?!」と
思われるかもしれませんが、本当に安全運転で行き来してこの時間でした。

ずっとハンドル持ちだったので要所要所の写真をほとんど撮れませんでしたが、
ドライブがこんなに楽しいと久々に実感した一日でした。

というわけで、スカイバレーが冬季閉鎖で通れないこの時期に
季節はずれも甚だしい話題で本当にすみません(苦笑)

春になってポカポカ陽気が戻ってきたら、ぜひ皆さんものどかな西吾妻ドライブを楽しんでみて下さい。

東北中央自動車道いいですよ~♪